第16章
展開記述子エディタでは、素早く簡単にJ2EE互換の展開記述子を作成および入力できます。 この章では、展開記述子エディタについて説明しており、次のトピックが含まれています。
「展開記述子」とは、J2EEのモジュール(WARやEJB JARなど)やアプリケーション(EAR)のコンポーネントについての情報を提供するXMLドキュメントです。 展開記述子は、次の両方で必要になるデータを提供します。
各J2EEアーカイブに対する展開記述子のコンテンツや構造は、Sunによって定義されています。詳細については、を参照してください。
展開記述子の作成方法 exteNd Directorによって、プロジェクト内の適切な場所にJ2EE互換展開記述子ファイルが自動的に作成され、追加されます。
J2EEアーカイブ |
展開記述子ファイル |
ディレクトリの場所 |
---|---|---|
アプリケーションクライアント |
application-client.xml |
/META-INF |
EAR |
application.xml |
|
EJB JAR |
ejb-jar.xml |
|
RAR |
ra.xml |
|
WAR |
web.xml |
/WEB-INF |
exteNd Directorに十分な情報がある場合は、プロジェクトにJ2EEコンポーネントを追加すると、対応する要素が展開記述子に追加されます。
展開記述子エディタでは、exteNd Directorで自動的に入力できないエントリを修正または入力して、展開記述子を微調整することができます。
展開記述子エディタでは、展開記述子の要素が展開可能なノードとして表示されます。 ノードは展開記述子のDTDの要素に対応しています。 使用可能な展開記述子のエントリがすべてグラフィカルに表されるため、このインタフェースを使用すれば、DTDを覚えなくても適切なエントリを追加することができます。
次に、EARプロジェクトの展開記述子エディタの例を示します。
ヒント: [XML]タブを選択すると、展開記述子を、加工されていないXMLで表示したり編 集したりできます。 展開記述子エディタは、前回の保存時に使用されていたモード(加工されて いないXMLまたはツリービュー)で開きます。
モジュールや役割など「太字」で表示されているノードには、チャイルドノードを追加したり削除したりできます。 チャイルドノードを追加または削除するには、右クリックしてポップアップメニューからチャイルドノードを選択します。
ほとんどのノードには追加情報が必要です。情報を追加するには、プロパティシートに入力します。 ノードのプロパティインスペクタを表示するには、そのノードをハイライト表示して右クリックし、[プロパティ]を選択します。
アーカイブ内の展開記述子ファイルに変更を保存するには、[ファイル]>[保存]の順に選択します(または[保存]アイコンをクリックします)。
展開記述子エディタを使用して、exteNd Directorで作成されたデフォルトの展開記述子を微調整するか、または新しい展開記述子を作成できます。
注記: exteNd Directorの開発環境の外部で展開記述子を作成した場合でも、次の手順に従えばプロジェクトで使用できます。
記述子を現在のプロジェクトまたは別のプロジェクト(選択可能)に関連付けるか、あるいはXMLモードで展開記述子を編集するように求められます。
プロジェクト(SPF)ファイルをハイライト表示して右クリックし、ポップアップメニューから[展開記述子を開く]を選択します。
作成初期設定を指定するように求められます。 作成初期設定を指定すると、展開記述子エディタによってファイルが開かれ、編集できるようになります。
新しい要素をハイライト表示して右クリックし、ポップアップメニューから[プロパティ]を選択します。プロパティインスペクタが起動し、必要な値を定義できます。
展開記述子の検証 展開記述子エディタでは、次のように作業が自動的に確認されます。
実行した作業 |
展開記述子エディタによる確認 |
---|---|
モードの切り替え(グラフィカルからXMLへの切り替え、およびその逆) |
展開記述子の構文が確認されます。 |
展開記述子の保存 |
対応するDTDに照らして展開記述子が検証されます。 |
ただし、検証は、いつでも強制的に実行することができます。
Copyright © 2004 Novell, Inc. All rights reserved. Copyright © 1997, 1998, 1999, 2000, 2001, 2002, 2003 SilverStream Software, LLC. All rights reserved. more ...