第5章

XSLエディタ

この章では、Novell exteNd Director 開発環境のXSLファイル操作機能について解説します。この章は、次のトピックから構成されています。

 
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XSLについて

XSL (Extensible Stylesheet Language)は、スタイルシートを表現するための標準言語です。「XSLスタイルシート」を開発および使用することにより、XMLドキュメントの内容の表示方法を制御できます。

XSLには次のような機能があります。

For more information    XML標準の詳細については、www.w3.org/Style/XSLにアクセスしてください。

XSLTの機能   XSLの最も重要な機能は、ドキュメント変換です。XSLT言語は、当初は複雑なスタイル設定操作を行うためのものでしたが、現在では汎用的なXML処理言語として使用されています。XSLTは、XMLドキュメントを別のXMLドキュメントに変換する場合や、XHTMLおよびHTMLなど他の形式のドキュメントに変換する場合に特に便利です。

XSLTは、XML入力ドキュメント(「ソースツリー」として表されます)を出力ドキュメント(「結果ツリー」として表されます)に変換します。次の処理を実行する「テンプレート」を定義します。

 
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開発環境でのXSL

exteNd Director 開発環境には、XSLの操作用に次のツールがあります。

必要なファイル   どちらのツールを使う場合も、次のファイルが必要です(XSLTコードを手動で記述する場合は必要ではありません)。

ファイル

目的

XMLソースドキュメント

変換対象となるXMLを提供します。

XML結果ドキュメント

生成されるXMLのサンプルを提供します。必要なXSLTコードを生成するには、ソースドキュメントのXMLツリーを結果ドキュメントのXMLツリーにマップします。

 
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XSLファイルを作成および開く

新しいXSLファイルを作成するか、既存のファイルで作業できます。

Procedure 新しいXSLファイルを作成する

  1. [ファイル]>[新規作成]>[ファイル]の順に選択します。

  2. [XML]タブで[XSLファイル]を選択します。

  3. 空のXSLファイルを作成するには、[ウィザードの使用]の選択を解除して[OK]をクリックします。空のXSLファイルが作成され、XSLエディタに表示されます。

    XSLファイルウィザードを使用するには、[ウィザードの使用]を選択して[OK]をクリックします。XSLファイルウィザードが表示されます。次の手順に従ってウィザードを使用します。

  4. XSLファイルの[名前]を指定して、[次へ]をクリックします。

  5. XSLファイルの[場所]を指定して、[次へ]をクリックします。

  6. [XMLソースドキュメント]を指定して[次へ]をクリックします。

  7. [XML結果ドキュメント]を指定して[完了]をクリックします。

    XSLエディタに、新しいXSLファイルが開きます。

Procedure XSLファイルを開く

  1. [ファイル]>[開く]の順に選択します。

  2. [開く]ダイアログボックスでXSLファイルを選択して、[開く]をクリックします。

    ファイルの拡張子は「.XSL」である必要があります。選択したファイルがXSLエディタに開き、メニューバーに[XSLエディタ]メニューが表示されます。

 
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XSLエディタの使用

XSLエディタでは、次の2つのビューでXSLファイルを操作します。

次の図には、XSLエディタの[デザイナ]ペインを使用して、鳥に関する情報が含まれているXMLファイルを異なるフォーマットの別のXMLファイルに変換するスタイルシートを開発している例が示されています。

XSLeditor




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