第8章
この章では、インストールしたコンテンツライフサイクルワークフローを実行する方法、およびアプリケーションソースにアクセスする方法について説明します。この章は、次の節から構成されています。
コンテンツライフサイクルは、ワークフローポートレットアプリケーションで、これを使用することによって異なるユーザがドキュメントのライフサイクルを表すアクティビティを完了できます。 ワークフローモデラーでのプロセスは次のようになります。
各ユーザアクティビティは、それぞれ異なるユーザに関連付けられています。 次に示すユーザを想定します。
アプリケーションは、次のように機能します。
ユーザ「サンプル」では、新しいプロセスを作成してドキュメントの作成を要求するフォームを完成します。 その後、サンプルはワークアイテムを転送します。
サンプル2では、ドキュメントを作成してそれをContent Managementサブシステムに追加します。 その後、サンプル2はワークアイテムを転送します。
サンプル3では、ドキュメントを確認してドキュメントを発行する権限があるかどうかを示し、ワークアイテムを次のアクティビティに転送します。
コンテンツ認証アクティビティの2つのリンクは、Flowスコープパスを使用して認証済みというワークアイテムドキュメントプロパティの値をテストします。 値がtrueの場合は、コンテンツ発行Javaアクティビティにリンクします。 値がfalseの場合は、コンテンツ作成アクティビティのリンクに戻ります。
コンテンツが認証されると、コンテンツ発行アクティビティ(Javaアクティビティ)は、CMサブシステムAPIを使用してドキュメントを発行します。
コンテンツライフサイクルアプリケーションを実行するまえに、サーバディレクトリ領域にいくつかのサンプルユーザを追加する必要があります。
アプリケーションサーバツールまたはDAC (Director管理コンソール)を使用して次のサンプルユーザを追加します。
これは、ワークフロープロセス記述子で指定されているユーザです。 ほかの2人のユーザは任意の名前を持つことができます。例:
「サンプル」ユーザには、「ワークフロー」というパーソナルページを作成してインストールされているポートレットをコンテンツに追加します。
ほかの2人のユーザにも手順1と2を繰り返しますが、パーソナルページにはWorkflowQueueポートレットのみを追加します。
各ブラウザでポータルパーソナルページを実行します。 「サンプル」ユーザのブラウザで、[ワークフロー開始プロセス]に進み、ドロップダウンリストからプロセスを選択して、[開始]をクリックします。
これにより、WorkflowQueueポートレットにワークアイテムが作成されます。
注記: インスタンスはいくつでも作成できます。
ワークアイテムを選択して、[項目の表示]をクリックします。 これにより、ドキュメントを割り当てるワークアイテムのフォームが表示されます。
コンテンツライフサイクルアプリケーションでは、ユーザはランタイム時に次のアクティビティの宛先を指定することができます。 プロセス定義では、ユーザアクティビティの[宛先]フィールドはFlowスコープパスを使用してtarget_addresseeと呼ばれるワークフロープロパティを範囲選択します。
このプロパティの値は、ユーザアクティビティのポートレットソースによって設定されます。 アクティビティが転送される時点の値が宛先を決定します。 ポートレットは新規宛先を設定する際に、EbiWorkitemDelegateにワークアイテムプロパティを設定します。
EbiProperty addrProp = new EboProperty( WORKITEM_ADDRESSEE, m_addressee, EboConstants.ATT_STRING, false ); delegate.setProperty( addrProp, WFcontext );
ヒント: Rulesサブシステムのワークアイテム値の設定アクションを使用してダイナミックに ワークアイテムのプロパティを設定することもできます。 詳細については、『ルールガイド』の インストールされるアクションに関する章を参照してください。
アプリケーションソースファイルおよび生成物は、JARファイルの次の場所にあります。
install_dir/Director/templates/Director/TemplateResources/
要約は次のとおりです。
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