第8章

Webサービスページフローウィザード

この章では、Webサービスページフローウィザードの使い方を説明します。この章の節は次のとおりです。

 
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Webサービスページフローウィザードについて

exteNd Directorには、Webサービスページフローウィザードがあり、Webサービスを実行するページフローを簡単に作成できます。

ウィザード使用後に、生成されたページフローをすぐに実行できます。 また、ページフローモデラーを使用して、他のページフローと同様に、ページフローを変更できます。

Webサービスページフローウィザードでは、WSDL (Web Service Description Language)ファイルを入力に使用します。 情報がWSDLファイルで提供されていると、ウィザードにより、フォーム(XFormsテクノロジを採用しているXHTMLページ)のセットだけでなく、ページフロープロセスも生成されます。このプロセスにより、Webサービスとフォームが1つに融合され、シンプルなアプリケーションになります。 このアプリケーションは、Webサービスを起動するための、便利で使いやすいインタフェースになります。

注記:   Webサービスページフローウィザードでは、スキーマを持つ、ドキュメントスタイルのWSDLファイルをサポートしています。 ただし、Javaアクティビティを使用して、RPCスタイルのWebサービスを使用するページフローを作成できます。

For more information    ページフローでRPCスタイルのWebサービスを使用する方法の詳細については、を参照してください。

例   次の例は、引数を取るサービスの、典型的なWebサービスページフローを示したものです。

WebServicePageFlow

これには、ユーザがパラメータをサービスに渡せる入力フォームがあります。 ユーザがフォームを送信すると、サービスが実行されます。 いったんサービスが処理を完了すると、サービスから返されたデータを提示する出力がページフローにより表示されます。

生成されたページフローには、チェックポイントアクティビティもあります。これはフロー内でWebサービスの直前に配置されます。 ユーザが[更新]ボタンをクリックするか、または同じポータルページ上で実行されている別のポートレットに対して何か行動を起こして、ページが更新されると、エンジンはフローに、チェックポイントアクティビティに戻ってからWebサービスを再度実行するように命じます。

注記:   ポートレットがいくつかあるページでパフォーマンスを向上させるには、チェックポイントアクティビティを削除して、ユーザがページを更新するかまたはページ内の別のポートレットに対して行動を起こすたびに、Webサービスが実行されないようにする必要があります。

ランタイム時に起きること   ランタイム時にこのページフローには、ユーザがパラメータをサービスに渡せる入力フォームが表示されます。

WebServicePageFlowRuntime1

ユーザがフォームを送信すると、サービスが実行されます。 いったんサービスが処理を完了すると、サービスから返されたデータを提示する出力がページフローにより表示されます。

WebServicePageFlowRuntime2

注記:   パラメータを取らないWebサービスを実行するページフローを作成すると、フローには入力フォームが組み込まれません。 ランタイム時には、サービスが実行され、出力フォームでの操作の結果がすぐに表示されます。

典型的なWebサービスページフローには、共通のヘルプページと例外ハンドラもあります。

For more information    Webサービスに関するバックグラウンド情報については、『ユーティリティツール』のWebサービスの基本事項に関する章を参照してください。

 
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Webサービスページフローウィザードの使用

Procedure Webサービスページフローのプロセスを作成する

  1. exteNd Directorでプロジェクトが開いている状態で、[ファイル]>[新規]の順に選択します。

  2. [ポートレット]タブをクリックします。

  3. [Webサービスページフロー]を選択して、[OK]をクリックします。

    WebServicePageFlowWizard1

  4. [ベース名]フィールドにページフローのベース名を入力します。 この名前は、生成されるファイルのプレフィックスになります。

  5. [WSDLファイル]フィールドで、サービスを記述するWSDLファイルのパスを指定します。

    ファイルがリソースセット内にある場合、[リソースセット]ボタンをクリックして、ファイルに移動できます。 ファイルがファイルシステムにある場合は、[参照]ボタンをクリックして見つけることができます。

    WebServicePageFlowWizard2

  6. [次へ]をクリックします。

  7. Webサービス、ポート、および操作を選択したら、[次へ]をクリックします。

    WebServicePageFlowWizard3

  8. [リソースセットを選択する]ドロップダウンリストから、ターゲットリソースセットを選択して、[次へ]をクリックします。

    ComposerPageFlowWizard3

  9. 生成されたフォーム上のコントロールをフォーマットする方法を次のように指定します。

    ComposerPageFlowWizard4

  10. [完了]をクリックします。



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