次のセクションでは、Filrのさまざまな操作について説明します。
操作 |
フォルダ |
ファイル |
---|---|---|
コメント |
|
✓ |
ファイルリンクの取得 |
|
✓ |
Filr情報の取得 |
✓ |
✓ |
オフラインで使用できるようにする |
✓ |
✓ |
オンラインでのみ使用できるようにする |
✓ |
✓ |
共有 |
*✓ |
✓ |
いますぐ同期化 |
**✓ |
**✓ |
ローカル変更を取り消す |
***✓ |
***✓ |
* ネットフォルダ内からフォルダを共有することはできません。 ** オフラインのファイルおよびフォルダのみを同期できます。 *** オフラインファイルに行った変更がまだサーバと同期されていない場合にのみ、ローカルの変更を取り消すことができます。 |
Filrは選択されたファイルまたは選択されたフォルダとその中身をローカルディスクにダウンロードします。
オフラインで使用可能なファイルおよびフォルダは周期的にFilrと同期されるので、Filrにログインしていないときでも、ローカルディスクにあるそれらのファイルにアクセスできます。
ファイルまたはフォルダをオフラインで使用できるようにするには:
該当するファイルまたはフォルダを右クリックします。
[他のFilrオプション]>[オフラインで使用できるようにする]をクリックします。
Filrはファイルまたはフォルダのコピーをローカルディスクから削除しますが、ファイルまたはフォルダはオンラインに保持されます。
メモ:ファイルとフォルダは個別にオンラインにすることができます。ただし、オフラインのフォルダ内にあるファイルを直接オンラインで使用可能にすることはできません。そのようなファイルをオンラインにするには、そのフォルダをオンラインにする必要があります。
ファイルまたはフォルダをオンラインでのみ使用できるようにするには:
該当するファイルまたはフォルダを右クリックします。
[他のFilrオプション]>[オンラインでのみ使用できるようにする]をクリックします。
オンラインファイルが、まだオフラインで使用できるようになっていない場合、アプリケーションから、またはダブルクリックしてアクセスすると、そのファイルのコピーがローカルにキャッシュされます。ローカルにキャッシュされたファイルを、最後にアクセスしてからどれほどの期間保持するかを指定することができます。詳細については、キャッシュファイルの削除を参照してください。
オフラインで利用可能な選択したファイルとフォルダをFilrサーバに対して同期します
特定のオフラインのファイルまたはフォルダを同期するには、該当するファイルまたはフォルダを右クリックして、[他のFilrオプション]>[今すぐ同期]をクリックします。
すべてのオフラインのファイルおよびフォルダを同期するには、WindowsシステムトレイのFilrアイコンを右クリックして、[今すぐ同期]をクリックします。
Filrサーバに同期できないファイルまたはフォルダに対して行った変更を元に戻すには、以下の手順を行います。
該当するファイルまたはフォルダを右クリックします。
[他のFilrオプション]>[ローカル変更の取り消し]をクリックします。
スケジュール設定された同期まで待たずに、Filrとコンピュータとの間のファイルおよびフォルダの同期を手動で取ることができます。同期するファイルは事前に閉じられている必要があります。
すべてのファイルを手動で同期するには:
通知エリアのFilrアイコン を右クリックして、[今すぐ同期]をクリックします。
ファイルまたはフォルダを個別に手動で同期するには:
同期するファイルまたはフォルダに移動します。
該当するファイルまたはフォルダを右クリックしてから、[他のFilrオプション]>[今すぐ同期]をクリックします。
Filr Desktopアプリケーションを使用してブラウザ内でFilrを起動することができます。
通知エリアのFilrアイコン を右クリックしてから、[Web上のFilrにアクセス]をクリックします。
ファイルにコメントを追加したり、コメントを表示したりできるユーザは、Filr管理者からそれらの操作を許可されたユーザだけです。
コメントを追加する、またはコメントを表示するファイルに移動します。
該当するファイルを右クリックして、[コメント]をクリックします。
[Filrコメント]ダイアログボックスが表示され、ファイルに関連する既存のコメントを確認できます。
[コメント]フィールドにコメントを入力し、[送信]をクリックします。
または
既存のコメントに返信するには、返信するコメントの隣にある[返信]アイコン をクリックしてから、[送信]をクリックします。
Filrでは、さまざまな方法でほかの人がファイルとフォルダにアクセスできるようにすることが可能です。ファイルを共有する方法は、共有する情報の機密性や特定の個人との関連性など、さまざまな要因によって決まります。
個々のユーザおよびグループとの共有:
共有によって、組織内の特定のユーザやグループまたは組織外の特定のユーザと、ファイルおよびフォルダを共有することができます。ファイルまたはフォルダを共有するときには、『Filr 3.4: ユーザアクセスガイド』の「共有アクセス権の理解
」で定義されている共有アクセス権のいずれかを割り当てることもします。
特定のユーザやグループと共有することで、ファイルおよびフォルダに対するセキュリティレベルの強度を最大化することができます。ユーザは共有を受けた項目に関する通知を受け取り、その項目は[自分が共有相手]エリアに表示されます。
詳細については、『Filr 3.4: ユーザアクセスガイド』の「ファイルおよびフォルダの共有
」を参照してください。
ファイルリンクの配布: ファイルへのリンク(URL)を配布することができます。ファイルへのリンクを配布すると、リンクを持つすべてのユーザがファイルにアクセスできるようになります。ただし、ファイルは[パブリック]エリアに表示されないため、ユーザがファイルを見るにはリンクに直接アクセスしなければなりません。
ファイルリンクを配布する方法については、『Filr 3.4: ユーザアクセスガイド』の「ファイルへのリンクの配布
」を参照してください。
パブリックとの共有: 項目をパブリックと共有すると、FilrサイトへのURLを持つすべてのユーザが[パブリック]エリアでそのファイルを見ることができます。
ファイルおよびフォルダをパブリックと共有する方法については、『Filr 3.4: ユーザアクセスガイド』の「ファイルおよびフォルダの共有
」を参照してください。
ファイルとフォルダはFilr Desktopアプリケーションから直接共有できます。
共有するファイルまたはフォルダに移動します。
該当するファイルまたはフォルダを右クリックし、[共有]をクリックします。
[Filr共有]ダイアログボックスが表示されます。
[ユーザ、グループ、電子メールを追加]オプションに、共有相手のユーザ名またはグループ名を入力し始めて、ドロップダウンリストに名前が表示されたらクリックします。
または
共有相手となる外部ユーザの完全なメールアドレスを指定し、<Enter>キーを押します。
(オプション)共有相手のユーザを追加するには、ステップ 3を繰り返します。
(設定による)個々のユーザのアクセス設定の変更方法
[共有相手]セクションで、アクセス設定を変更するユーザを選択します。
次のアクセス設定から変更するものを選択します。
アクセス権: ビューアアクセス権、編集者アクセス権、または寄稿者アクセス権を付与します。(寄稿者はフォルダのみに適用されます。)
有効期限: 共有の有効期限を指定します。
共有の有効期限は、指定した日数(1日は24時間で数え、有効期限を設定した時刻から数えます)、または特定の日付(権限の有効期限は、選択した日の開始時に切れます)のいずれかで設定できます。
内部ユーザ: 共有受信者に、項目を内部ユーザと再共有することを許可します。
外部ユーザ: 共有受信者に、項目を外部ユーザと再共有することを許可します。
すべてのパブリック: 共有受信者に、項目をパブリックと再共有することを許可します。
ファイルリンク: 共有受信者に、項目をファイルリンク経由で再共有することを許可します。
ファイルリンクの詳細については、ファイルへのリンクの配布を参照してください。
メモ: 共有受信者に対する個人メモを含めます。共有受信者のみがメモを読むことができます。
(設定による)複数ユーザのアクセス設定を同時に変更するには、次の手順を実行します。
Ctrlキーを押しながら、[共有相手]セクションで、アクセス設定を変更するユーザを選択します。
次のアクセス設定から変更するものを選択します。
定義しないアクセス設定は、所定のユーザの個々のアクセス設定が保持されます。定義するアクセス設定は、現在選択されている各ユーザのアクセス設定に反映されます。
アクセス権: 次のいずれかのアクセス役割をユーザまたはグループに付与します。
ビューア: ユーザは以下のことを実行できます。
共用フォルダ: 表示
共有サブフォルダ: 表示
フォルダおよびサブフォルダ内のファイル: 表示および読み込み
編集者: ユーザは以下のことを実行できます。
共用フォルダ: 表示
共有サブフォルダ: 表示
フォルダおよびサブフォルダ内のファイル: 表示、読み込み、および書き込み
寄稿権限(マイファイル内のフォルダにのみ適用): ユーザは以下のことを実行できます。
共用フォルダ: 表示、名前変更、削除、またはコピー
重要:前述のように、自分のマイファイルエリアのフォルダの共有を受けた人も名前変更、コピー、および削除さえできるので、寄稿権限の共有アクセス権の付与は十分注意して行ってください。
共有サブフォルダ: 表示、名前変更、削除、コピー、および移動
フォルダおよびサブフォルダ内のファイル: 表示、名前変更、削除、コピー、移動、読み込み、および書き込み
有効期限: 共有が期限切れになる日付を設定します。デフォルトの共有の有効期限は30日に設定されます。
共有の有効期限は、指定した日数(1日は24時間で数え、有効期限を設定した時刻から数えます)、特定の日付(権限の有効期限は、選択した日の開始時に切れます)、または無期限のいずれかで設定できます。
内部ユーザ: 共有受信者に、項目を内部ユーザと再共有することを許可します。
外部ユーザ: 共有受信者に、項目を外部ユーザと再共有することを許可します。
すべてのパブリック: 共有受信者に、項目をパブリックと再共有することを許可します。
ファイルリンク: 共有受信者に、項目をファイルリンク経由で再共有することを許可します。
ファイルリンクの詳細については、ファイルへのリンクの配布を参照してください。
メモ: 共有受信者に対する個人メモを含めます。共有受信者のみがメモを読むことができます。
(オプション)[パブリックにする ] をクリックして、項目をパブリックで使用できるようにします。次に、[共有相手]セクションで、追加したばかりの[すべてのユーザ]ユーザをタップし、パブリック用のアクセス制御設定を設定します。
(オプション)[通知]セクションで、ドロップダウンリストをクリックして、次の通知オプションから選択します。
なし: 通知を送信しません。
すべての受信者: 共用者リスト内のすべての受信者に通知します。
新規に追加された受信者のみ: 共用者リストに追加された受信者にのみ通知します。
新規および変更された受信者: 新規受信者および共有権限を変更している受信者にのみ通知します。
(オプション)[アクセスレポートを共有]をクリックして、共有相手の共有アクセスの詳細を表示します。
アクセスレポートには次の情報が表示されます。
ユーザ: 共有にアクセスしたユーザの名前
IPアドレス: 共有へのアクセスに使用したデバイスのIPアドレス
最初のアクセス時間: 共有が最初にアクセスされた日付、時刻、およびタイムゾーン。共有が再びアクセスされても、情報を受け取ることはありません。
グループ: ユーザがグループと共有している場合は、ユーザが所属しているグループの名前が表示されます。
共有が共有相手によってアクセスされると、共有元は電子メール通知とアクセス詳細を受信します。次の条件が満たされていると、共有ごとにレポートが生成されます。
ユーザがFilr 3.4 Advanced Editionライセンスを持っている
ファイルまたはフォルダがFilr 3.4以降と共有される
[保存]をクリックします。
ファイルへのリンク(URL)を配布することができます。ファイルへのリンクを配布すると、リンクを持つすべてのユーザがファイルにアクセスできるようになります。ただし、ファイルは[パブリック]エリアに表示されないため、ユーザがファイルにアクセスするにはリンクに直接アクセスしなければなりません。
リンクを配布するファイルまたはフォルダに移動します。
ファイルまたはフォルダを右クリックし、[ファイルリンクを取得]をクリックします。
[ファイルリンク]ダイアログボックスが表示されます。
そのファイルのファイルリンクがまだ生成されていない場合、[ファイルリンクを取得]をクリックします。
ファイルにアクセスするための次のURLが作成されます。
ダウンロードファイルリンク: ブラウザ設定に応じて、ファイルをダウンロードするか開くよう求めるプロンプトがユーザに出されます。あるいは、ファイルがブラウザに自動的に表示されます。このリンクからユーザは直接ファイルにアクセスできます。
表示ファイルリンク: このリンクは、ファイルをWebブラウザのHTMLビューで表示します。Webブラウザで表示できないファイルタイプの場合、このリンクは使用できません。
これでファイルリンクが[共有]ダイアログに表示されます。リンクに関連付けられている有効期限やメモを変更できます。または、ファイルまたはフォルダの共有で説明されているように、[共有]ダイアログにアクセスして、リンクを持つユーザがファイルにアクセスできなくなるようにリンクを削除することもできます。
(オプション) [有効期限]の隣にあるドロップダウン矢印をクリックして、共有の有効期限が切れる日付を設定します。
共有の有効期限は、指定した日数(1日は24時間で数え、有効期限を設定した時刻から数えます)、または特定の日付(権限の有効期限は、選択した日の開始時に切れます)のいずれかで設定できます。
ファイルリンクの配布に関して以下のアクションから選択してください。
コピー: コピーするダウンロードリンクか表示リンクを選択できるようにし、クリップボードにリンクをコピーします。その後、リンクを別のアプリケーションに貼り付けることができます。
電子メール: ワークステーションのデフォルト電子メールアプリケーションを使用して、リンクを電子メールで送信します。ダウンロードリンクと表示リンクのどちらも電子メールに含まれます。
Filr電子メール: Filrの組み込み電子メールシステムを使用して、リンクを電子メールで送信します。ダウンロードリンクと表示リンクのどちらも電子メールに含まれます。
削除: ユーザが現在のリンクを使用してファイルにアクセスできないようにするために、ファイルリンクを削除します。
(オプション)ファイルリンクを作成した後、ファイルまたはフォルダの共有の説明にしたがって、[共有]ダイアログにアクセスし、ファイルリンクのユーザアクセス権を変更したり他の管理機能を実行したりすることができます。
ファイルとフォルダに関連する次のFilrプロパティを表示します。
ファイル名
ファイルパス(Filrシステムのファイルまたはフォルダへのパスを示しています)
ファイルサイズ(該当するのはファイルのみで、フォルダは該当しません)
ファイルまたはフォルダを作成したユーザ
ファイルまたはフォルダを作成した日
ファイルまたはフォルダを変更した日
ファイル共有元のユーザ
ファイル共有先のユーザ
ファイルまたはフォルダのFilrプロパティを表示するには:
Filrプロパティを表示するファイルまたはフォルダを右クリックします。
[プロパティ]をクリックして、ネイティブの[Windowsプロパティ]ダイアログを起動します。
[Micro Focus Filr]タブをクリックします。
ファイルまたはフォルダのFilrプロパティが表示されます。
(オプション)ファイルまたはフォルダを共有する権限がある場合、[共有]をクリックして、[Filr共有]ダイアログボックスを起動できます。