17.3 電子メールを書式設定する

メッセージの作成時に利用できる書式オプションは、選択した構成ビューに応じて変わります。この項で説明するオプションは、作成中のメッセージに適用されます。

メモ:受信者がHTML読み込みビューを使用している場合、電子メールは設定したとおりの書式で表示されます。受信者は、HTML形式の項目のフォントを変更することはできません。受信者がプレーンテキスト読み込みビューを使用している場合、HTMLの書式は失われます。ただし、表示]>[HTMLの順にクリックすると、自分が設定したとおりの書式でメッセージを表示できます。

17.3.1 テキストエディタを選択する

GroupWiseでメッセージを作成する場合、GroupWiseのネイティブエディタを使用するか、以下のサードパーティ製エディタを使用するかを選択できます。

  • LibreOffice 3.6以降

  • Microsoft Word 2007以降

    Microsoft Word 2019はGroupWise 18.1以降でサポートされています。

LibreOfficeまたはWordを使用するには、そのアプリケーションがワークステーションに適切にインストールされている必要があります。

LibreOfficeまたはWordをデフォルトのエディタとして選択した場合、それぞれのアプリケーションの機能および書式設定をGroupWiseの作成ウィンドウ内で使用できます。初期設定のヘルプについては、各アプリケーションのマニュアルを参照してください。

  1. ツール>オプションの順にクリックし、使用環境をダブルクリックします。

  2. エディタ/ビューアタブをクリックします。

  3. プレーンテキストの作成に使用で、使用するエディタを選択します。

  4. HTMLの作成に使用で、使用するエディタを選択します。

  5. OKをクリックします。

17.3.2 GroupWiseのテキストエディタを使用して、HTMLの電子メールを書式設定する

GroupWiseで利用できるHTMLツールを使用すれば、メッセージに付加的な書式を設定することができます。フォント、下線、斜体などの標準的なテキスト機能、および位置合わせ、インデント、イメージやテーブルの追加などの機能は、すべて、ツールバーから利用できます。

HTMLツールバー

項目ビューの横方向のサイズを変更しないと、HTMLツールバーのすべてのボタンを表示できないことがあります。

HTMLメッセージのフォントの変更

開いているHTMLメッセージのフォントを変更する:

HTMLツールバーで、必要に応じてフォント、フォントサイズ、および他のフォント属性を変更します。

HTML項目にはデフォルトフォントを設定することもできます。詳細については、デフォルトの読み込み/構成ビューおよびフォントを設定するを参照してください。

HTMLメッセージへの絵文字の追加

次のいずれかのオプションを使用して、絵文字をHTMLメッセージに挿入します。

メモ:絵文字を含むメッセージをHTML形式からプレーンテキスト形式に変更する場合、絵文字は白黒イメージに変換されます。GroupWiseは、プレーンテキストの絵文字をサポートしていますが、白黒イメージのみです。

  • ツールバーの絵文字を挿入 HTMLツールバーをクリックして、使用可能な絵文字から選択します。

  • Windowsキー+ . (ピリオド)ショートカットを使用して、絵文字メニューを開きます。

  • 右クリックメニューから絵文字を挿入を選択し、絵文字メニューを開きます。

  • 絵文字をテキスト行に直接挿入するには、一般的な絵文字文字列を入力します。次に例を示します。

    スマイリーフェイスの場合、キー:)または:-)です。

    <Ctrl>+<Z>を押して絵文字を入力した文字に変更するか、<Ctrl>+<Y>を押して元に戻すアクションをやり直します。

    GroupWiseでの絵文字のマッピング:

HTMLメッセージに横線を追加する

開いているHTMLメッセージに横線を追加する:

  1. 電子メール内で線を表示する場所を選択します。

  2. 横線のアイコンをクリックします。

HTMLメッセージに黒丸リストまたは番号付きリストを追加する

開いているHTMLメッセージに黒丸リストまたは番号付きリストを追加する:

  1. HTMLツールバーを使用して、黒丸リストまたは番号付きリストを挿入します。

  2. リスト項目を入力し、<Enter>キーを押してリスト内に次の項目を作成します。

  3. リストの書式をオフにするには、<Enter>キーを押してから、最後の項目の後で<Backspace>キーを押します。

HTMLメッセージにテーブルを追加する

開いているHTMLメッセージにテーブルを追加する:

  1. HTMLツールバーで、テーブルオプションアイコンをクリックします。

  2. ドロップダウンメニューから、テーブルのサイズを選択するか、その他を選択して、独自のサイズを指定します。

    テーブルが電子メール内に表示され、テキストに合うように調整されます。

HTMLメッセージにイメージを追加する

開いているHTMLメッセージにイメージを追加する:

  1. イメージを表示するエリアで、図の挿入アイコンをクリックします。

  2. 追加するグラフィックの名前を指定するか、または参照して選択し、OKをクリックします。

HTMLメッセージに背景イメージを追加する

開いているHTMLメッセージに背景を追加する:

  1. 背景イメージアイコンをクリックします。

  2. 背景として使用するグラフィックの名前を指定するか、または参照して選択します。

  3. OKをクリックします。

HTMLメッセージにハイパーリンクを追加する

ハイパーリンクは、特定の単語、語句、またはイメージを特定のWebサイトに直接接続します。

開いているHTMLメッセージにハイパーリンクを追加する:

  1. 使用する単語、語句、またはイメージを選択し、ハイパーリンクの挿入アイコンをクリックします。

  2. リンク先にするWebアドレスを指定します。

  3. OKをクリックします。

    テキストの色は変化し、下線が付けられて、リンクであることを示します。イメージの場合には色は変化しませんが、やはりリンクとして機能します。

HTMLメッセージでの直前のテキスト操作を元に戻す、またはやり直す

作成中のメッセージの件名フィールドまたはメッセージフィールドで、テキストに対する前回の操作を元に戻すことができます。

編集>元に戻すの順にクリックします。

または

操作をやり押すには、編集]>[やり直すをクリックします。

元に戻す場合には<Ctrl>+<Z>、やり直す場合には<Ctrl>+<Y>を使用することもできます。他のショートカットキーについての詳細は、ショートカットキーを参照してください。

17.3.3 GroupWiseのテキストエディタを使用して、プレーンテキストの電子メールを書式設定する

プレーンテキストメッセージで、フォント、サイズ、および色を変更することができます。太字、斜体、および下線を使用できます。ただし、プレーンテキスト構成ビューでは、テキストをインデントしたり、ハイパーリンクや水平線を挿入したりすることはできません。

プレーンテキストメッセージでフォントを変更する

プレーンテキストビューで作成している開いている項目のフォントを変更する:

  1. メッセージフィールドをクリックします。

  2. 編集>フォント>フォントの順にクリックします。

  3. フォントとフォントスタイルを選択します。

  4. サイズを選択します。

  5. 変更したいオプションが他にもあれば選択し、OKをクリックします。

また、ツールバーのボタンを使用して、テキストの一部に太字、斜体、または下線を設定することができます。

プレーンテキストメッセージのリストの書式設定

プレーンテキストビューで作成している開いている項目のリストをフォーマットする:

  1. <Ctrl>+<Shift>+<L>を押して、黒丸リストを挿入します。

  2. <Ctrl>+<Shift>+<L>をもう一度押して、黒丸リストを番号付きリストに変更します。

  3. <Ctrl>+<Shift>+<L>を押し続けて、使用可能なリストされている6つのフォーマットから選択します。

  4. リスト項目を入力し、<Enter>キーを押してリスト内に次の項目を作成します。

  5. リストの書式設定をオフにするには、最後のリスト項目の後で<Enter>キーを2回押します。

プレーンテキストメッセージの直前のテキスト操作を元に戻す

作成中のメッセージの件名フィールドまたはメッセージフィールドで、テキストに対する前回の操作を元に戻すことができます。

これを行うには、編集>元に戻すをクリックします。

元に戻すためにCtrl+Zを使用することもできます。他のショートカットキーについての詳細は、ショートカットキーを参照してください。

17.3.4 GroupWiseのテキストエディタでカスタムビューを使用する

カスタムビューを使用すると、電子メールテンプレートを作成および保存して再利用することができます。これは、一定のテキストや一定の表示スタイルを持つ電子メールを頻繁に送信する場合に役立ちます。希望する外観で電子メールメッセージを作成し、それをカスタムビューとして保存できます。

メモ:HTMLメッセージをビューとして保存した場合、一部のHTML書式設定は保存されないことがあります。カスタムビューでは、プレーンテキストメッセージを使用することを推奨します。

カスタムビューを保存する

カスタムビューを保存する:

  1. New Mail (新規メール)をクリックして、電子メールメッセージを新規作成します。

  2. (オプション)件名フィールドに電子メールメッセージの件名を入力します。

  3. メッセージフィールドに電子メールのメッセージを入力します。

  4. ファイル>ビュー保存の順にクリックします。

    デフォルトでは、カスタムビューはC:\Novell\Groupwiseディレクトリに保存されます。カスタムビューファイルの拡張子は.ghvです。

  5. ビューの名前を入力して、保存をクリックします。

カスタムビューを開く

カスタムビューを開く:

  1. 新規メールアイコンの横にある下矢印をクリックします。

  2. 以前保存したカスタムビューを選択します。

    カスタムビューが開き、そのカスタムビューファイルを保存したときに入力した情報が表示されます。

  3. 必要に応じて情報を追加し、送信をクリックします。

カスタムビューが保存される場所を定義する

カスタムビューの場所を設定する:

  1. ツール>オプションの順にクリックし、使用環境をダブルクリックします。

  2. ファイルディレクトリタブをクリックします。

  3. カスタムビューフィールドで、カスタムビューを保存する場所を入力するか、その場所を参照して選択します。

  4. OKをクリックします。