17.4 メッセージをスペルチェックする

送信する項目をスペルチェックする方法は2つあります。どちらの機能でも、作成している項目内のスペルミスした単語、重複している単語、および不正な大文字使用がチェックされます。各機能にはそれぞれ異なる状況で利点があります。

17.4.1 クイックスペラーを使用する

クイックスペラーでは、入力につれてスペルがチェックされ、スペルが間違っている単語には下線が付きます。クイックスペラーでスペルミスのある単語が検出された場合は、その単語をクイックスペラーから表示される修正候補の単語で置き換えるか、またはスペルミスの単語がメッセージ内に現れるたびに、その単語をスキップすることができます。単語をユーザ単語リストに追加することもできます。

デフォルトでクイックスペラーを有効にする

クイックスペラーをデフォルトとして設定する:

  1. ツール>オプションの順にクリックします。

  2. 使用環境をダブルクリックし、一般タブをクリックします。

  3. 入力時にスペルをチェックするを選択して、OKをクリックします。

    クイックスペラーを無効にするには、このオプションを選択解除します。

クイックスペラーを使用してスペルチェックする

赤い波線のある単語を修正またはスペルチェックする:

  1. 件名またはメッセージフィールドで、スペルミスのある単語を右クリックします。

  2. 正しいスペルの単語をクリックします。

    または

    常に無視をクリックして、メッセージの残りにあるその単語を無視します。

    または

    単語リストへの追加をクリックして、単語を単語リストに追加します。

電子メールを作成する際にクイックスペラーを無効にする

電子メールを作成する際にクイックスペラーを無効にする:

  1. 件名またはメッセージフィールドで右クリックします。

  2. クイックスペラーを無効にするをクリックします。

    クイックスペラーを再度有効にするには、件名またはメッセージフィールドで右クリックして、クイックスペラーを有効にするをクリックします。

ヒント:クイックスペラーは、[作成オプション]スライドアウトでいつでも有効/無効にすることもできます。

17.4.2 スペルチェックを使用する

スペルチェックは単独で実行でき、手動で実行するか、送信をクリックしたときに実行するよう選択することができます。スペルチェックでスペルミスのある単語が検出されたときは、表示される修正候補の単語で置き換えるか、手動で編集するか、または単語をスキップすることができます。また、単語の自動置換を定義したり、単語をユーザ単語リストに追加することもできます。メッセージを送信する前にスペルチェックを自動的に実行するように、スペルチェッカーを設定するには、[使用環境オプション]または[作成オプション]スライドアウトを使用します。

スペルチェッカーを使用して項目をスペルチェックする

GroupWise以外のエディタを使用している場合、スペルチェックはそのエディタのスペルチェッカーで実行されます。スペルチェックの詳細については、使用しているアプリケーションのヘルプを参照してください。

  1. 件名またはメッセージフィールドをクリックします。

    または

    スペルチェックするテキストを選択します。

  2. ツール>スペルチェックの順にクリックします。

  3. チェックするテキストの範囲を指定するには、チェックドロップダウンリストをクリックして、オプションを選択します。

  4. ある単語で停止したら、使用できるオプションのいずれかをクリックするか、単語を手動で編集します。

    次のようなオプションから選択できます。

    一覧内の項目を置換する手順: スペルミスがある単語をスペルチェックが候補に挙げた単語で置き換えます。スペルミスがある単語を置き換えるには、単語をダブルクリックするか、単語を選択して、置換をクリックします。自分で修正するには、置換文字列フィールドで単語を編集して、置換をクリックします。

    一度無視: 単語を一度だけ無視します。次に該当の単語を検出すると、スペルチェックは停止します。

    常に無視: ドキュメントの最初から最後まで該当の単語を無視します。その単語は、次にスペルチェックを実行するまで無視されます。

    追加: 単語を現在のユーザの単語リストに追加します。単語リストには補足の単語が保存されるので、以後のスペルチェック時にはその単語はスペルチェックで認識されるようになります。

    クイック修正: 単語または語句の自動置換を定義します。ある単語でスペルチェッカーが停止したら、クイック修正をクリックして、置換フィールド内のテキストで単語を置換し、その置換単語をクイック修正で使用するユーザ単語リストに追加します。次回この単語を入力すると、クイック修正によって自動的に置換されます。

  5. スペルチェックが完了したら、はいをクリックします。

スペルチェックを使用して項目を自動的にスペルチェックする

送信をクリックするたびに項目が自動的にスペルチェックされるようにGroupWiseを設定できます。

  1. ツール>オプションの順にクリックします。

  2. 使用環境をダブルクリックし、一般タブをクリックします。

  3. 入力時にスペルをチェックするおよび送信前にスペルをチェックするのチェックボックスを選択して、OKをクリックします。

スペルチェックを設定する

スペルチェッカーがスペルミスであると判断する単語のタイプは、変更することができます。

  1. スペルチェッカーがスペルミスの単語で停止したら、オプションをクリックします。

  2. 以下のオプションを選択または選択解除します:

    • 数字を含む単語をチェックする

    • 単語の重複をチェックする

    • 自動置換の前に確認のメッセージを表示する

  3. 通常通りにスペルチェックを継続する.

スペルチェック言語を選択する

スペルチェック言語を設定する:

  1. 件名フィールドまたはメッセージフィールドをクリックします。

    または

    スペルチェックするテキストを選択します。

  2. ツール>スペラー言語の順にクリックします。

  3. 使用する言語を選択して、OKをクリックします。

スペルチェッカーに新しい言語を追加する

GroupWiseクライアントのインストール時に、複数のスペルチェッカー辞書を追加できます。追加できるスペルチェッカーの言語辞書のリストを参照するには、『GroupWise 18 Administration Guide』のGroupWise User Languagesを参照してください。

場合によっては、インストールしたGroupWiseクライアントに含まれていない言語のスペルチェッカー辞書を追加しなければならないことがあります。GroupWiseのスペルチェッカーは、Hunspell/Myspell互換の言語辞書をサポートしています。各言語辞書は、ファイル名が同じ2つのファイルで構成されます。一方の拡張子は.affで、もう一方の拡張子は.dicです。

GroupWiseスペルチェッカーに新しい言語辞書を追加する:

  1. 言語辞書ファイルをダウンロードします。

    たとえば、次のWebサイトで言語辞書を見つけることができます。

  2. .affおよび.dicファイルを、次の場所にあるGroupWiseのdictionariesディレクトリにコピーします。

    64ビット版Windowsの場合: C:\Program Files (x86)\Novell\GroupWise\dictionaries

    32ビット版Windowsの場合: C:\Program Files\Novell\GroupWise\dictionaries

  3. (オプション) dictionariesディレクトリに、新しい辞書ファイルと同じ名前の.txtファイルを作成します。

    .txtファイルを開いて、新しい辞書を[スペルチェッカー]メニューに表示する際に使用する名前を入力し、ファイルを保存します。

  4. GroupWiseクライアントを再起動します。

  5. GroupWiseクライアントが再起動したら、メインウィンドウで新規メールをクリックします。

  6. メッセージ本文を選択し、ツール]>[スペラー言語の順にクリックします。

  7. ドロップダウンメニューから新しいスペラー言語を選択します。

    ステップ 3で新しい言語のカスタム名を作成しなかった場合、新しい辞書名は国/言語コードの形式で表示されます。

  8. OKをクリックします。