GroupWiseでは、オンラインモード、キャッシングモード、リモートモード、およびリモート(オフライン)モードという4つの方法でGroupWiseクライアントを実行できます。
これら4つのうち任意のモードでGroupWiseを実行できる場合と、特定のモードのみを使用するようにGroupWise管理者によって求められる場合があります。
ほとんどのGroupWise機能は4つのGroupWiseモードすべてで使用できますが、いくつかの例外があります。キャッシングモードでは、他のユーザのお知らせを受信できません。他のユーザのお知らせは、リモートモードでも受信できません。リモートモードでは、代理機能も使用できません。GroupWiseシステムやIMAP4アカウントなどへの接続を必要とする機能は、リモート(オフライン)モードでは使用できません。
オンラインモードを使用する場合、ネットワーク上のポストオフィスに接続されます。メールボックスはネットワークメールボックス(オンラインメールボックスとも言います)に保存されたメッセージと情報を表示します。オンラインモードは、継続的にネットワークメールボックスに接続されます。オンラインモードでは、ポストオフィスエージェントが停止したり、ネットワーク接続が切断されたりした場合、メールボックスへの接続が一時的に切断されます。
ネットワークトラフィックがあまり多くない場合、または複数の異なるワークステーションを使用しており、各ワークステーションのローカルメールボックスにダウンロードしたくない場合は、このモードを使用してください。
キャッシュモードはメッセージや他の情報を含め、ネットワークメールボックスのコピーをローカルドライブに保存します。これにより、ネットワークまたはポストオフィスエージェントが使用可能であるかどうかに関係なく、GroupWiseを使用することができます。常にネットワークに接続されているわけではないので、このモードはネットワークトラフィックを軽減して、最高のパフォーマンスを実現します。新しいメールを受信したり、送信する場合には自動的に接続します。更新はすべてバックグラウンドで行われるので、作業が中断されることがありません。
ローカルドライブにメールボックスを保存する十分なディスク領域がある場合は、このモードを使用することをお勧めします。
1台の共用コンピュータ上に複数のユーザがキャッシングメールボックスをセットアップすることができます。
キャッシングモードとリモートモードを同じコンピュータで実行すると、同じローカルメールボックス(キャッシングメールボックスまたはリモートメールボックスともいいます)を使用するため、必要なディスクスペースを最小限にできます。
ディスク容量が限られている場合は、ローカルメールボックスにダウンロードする項目を制限できます。件名行のみを取得するか、またはサイズを制限することができます。
詳細については、キャッシングモードを使用するを参照してください。
リモートモードは、外出中のGroupWiseユーザにとってはよく使用するモードです。キャッシングモードのように、ネットワークメールボックスのコピーまたは指定したメールボックスの一部がローカルドライブに保存されます。指定した接続(モデム、ネットワーク、TCP/IP)で、メールを定期的に送受信できます。ネットワークメールボックスを完全にコピーしたものでなくてもよい場合、新しいメールのみであるとか、メールの件名行のみなど、呼び込む対象を制限できます。
詳細については、リモートモードを使用するを参照してください。
GroupWiseは、デフォルトではオンラインモードで起動します。キャッシングメールボックスを設定しておくと、必要に応じてモードを簡単に変更できます。
フォルダリストのヘッダでMode Selector (モードセレクタ)をクリックします。
目的のモードを選択します。
GroupWiseを再起動してモードを変更します。