3.2 イベントソースの設定

Identity Audit 1.0では、以前のNovell Audit製品とそのプラットフォームエージェントが対応していたアプリケーションから、ログイベントを収集できます。このセクションの手順を完了する前に、Novell製品が対応されていることを確認してください。詳細については、セクション 2.4, 対応プラットフォームエージェントを参照してください。

3.2.1 プラットフォームエージェントのインストール

プラットフォームエージェントは、少なくともIdentity Auditに対して推奨されている最小バージョンを使用する必要があります。詳細については、セクション 2.4, 対応プラットフォームエージェントを参照してください。すべてのイベントソースコンピュータで、適切なプラットフォームエージェント(32ビットまたは64ビット)をインストールするか更新する必要があります。プラットフォームエージェントは、NovellダウンロードWebサイトからダウンロードできるNovell Auditに含まれています。

32ビットのプラットフォームエージェントをインストールまたはアップグレードするには:

  1. Audit 2.0.2 FP6以降に対応する.isoファイルを、イベントソースコンピュータの/tmpディレクトリにダウンロードします。

  2. Audit用のディレクトリを作成します (例: mkdir -p audit202fp6)。

  3. rootとしてログインします。

  4. Auditの.isoファイルをマウントします。

    mount -o loop ./NAudit202.iso ./audit202fp6

  5. audit202fp6ディレクトリに移動します。

  6. イベントソース上のオペレーティングシステムで適切なディレクトリに移動します。例を次に示します。

    cd Linux

  7. pinstall.linを実行します。

    ./pinstall.lin

  8. 使用許諾契約を読み、条件に同意する場合は「y」を入力します。

  9. 「P」と入力してプラットフォームエージェントをインストールします。

  10. logevent.conf ファイルに対する以前の設定を保持するには、「Y」を入力します。

    プラットフォームエージェントがインストールされます。

  11. プラットフォームエージェントのバージョンが正しいことを確認するには、次のコマンドを入力します。

    rpm -qa | grep AUDT

    novell-AUDTplatformagentのバージョンは、少なくともセクション 2.4, 対応プラットフォームエージェントに記載されている対応バージョンである必要があります。

64ビットのプラットフォームエージェントをインストールまたはアップグレードするには、NAudit 2.0.2 FP6をダウンロードして、パッチに付属する説明に従ってください。

3.2.2 プラットフォームエージェントの設定

プラットフォームエージェントをインストールしたら、Identity Auditサーバにデータを送信するように設定する必要があります。また必要に応じて、イベントソースからイベント署名を送信するように設定します。

警告:署名を生成するようにプラットフォームエージェントを設定すると、イベントソースコンピュータのパフォーマンスが低下する場合があります。

プラットフォームエージェントを設定するには:

  1. イベントソースコンピュータにログインします。

  2. 編集できるようにlogeventファイルを開きます。このファイルがある場所は、オペレーティングシステムによって異なります。

    • Linux: /etc/logevent.conf

    • Windows: C:\WINDOWS\logevent.cfg

    • NetWare: SYS:\etc\logevent.cfg

    • Solaris: /etc/logevent.conf

  3. LogHostをIdentity AuditサーバのIPアドレスに設定します。

  4. LogEnginePortを1289に設定します (このエントリがまだ存在しない場合は追加します)。

  5. イベントソースがイベント署名を送信できるようにするには、「LogSigned=always」と入力します。

  6. ファイルを保存します。

  7. プラットフォームエージェントを再起動します。この方法は、オペレーティングシステムとアプリケーションによって異なります。コンピュータを再起動するか、NovellマニュアルのWebサイトにあるアプリケーション固有のマニュアルを参照して詳細を確認してください。

3.2.3 監査レベルの設定

各アプリケーションがレコードを生成するイベントの設定は、Identity Auditが監視するアプリケーションによって異なります。次のURLでは、各アプリケーションについてさらに詳細な情報を参照できます。