9.4 登録されたポートレットを管理する

[ポートレット管理]ページでは、ポートレットアプリケーションのポートレット登録に関連した次のタスクを実行できます。

9.4.1 展開されたポートレットアプリケーションでポートレット登録にアクセスする

[ポートレットアプリケーション]リストには、選択したポートレットアプリケーション内の各ポートレット定義のポートレット登録が表示されます。

展開されたポートレットアプリケーション内のポートレット登録にアクセスするには:

  1. [ポートレットアプリケーション]リストで、アクセスするポートレット定義と登録が含まれるポートレットアプリケーションを展開します。

    ツリーのポートレットアプリケーションの下にポートレット定義がすべて表示されます。

    説明:説明:図
  2. アクセスするポートレット登録のポートレット定義を展開します。

    ツリーのポートレット定義の下に該当するポートレット登録がすべて表示されます。

    説明:説明:図

9.4.2 ポートレット登録の情報を表示するには:

リストされたポートレット登録に関する次の情報を表示できます(読み込み専用です)。

  • 表示名
  • 登録のタイプ
  • ポートレットのタイトル
  • 実行タイプ(同期または非同期)
  • クラス名
  • 説明

ポートレット登録の情報を表示するには:

  • [ポートレットアプリケーション]リストで、情報を表示するポートレット登録を選択します。

    一般]パネルが右側に表示され、選択したポートレット登録の情報が表示されます。

    説明:説明:図

9.4.3 ポートレット登録にカテゴリを割り当てる

ポートレット登録をカテゴリ別に整理すると、ポートレットアプリケーションで特定のポートレットを容易に検索できます。

ポートレット登録にカテゴリを割り当てるには:

  1. [ポートレットアプリケーション]リストで、カテゴリを設定するポートレット登録を選択します。

    一般]パネルが右側に表示されます。

  2. カテゴリ]パネルに移動します。

    このパネルには、選択したポートレット登録で使用できるカテゴリのリスト、および割り当てられたカテゴリのリストが表示されます。

    説明:説明:図
  3. 割り当て済みカテゴリ]リストを適宜更新します。

    可能な操作

    操作手順

    ポートレット登録に1つまたは複数のカテゴリを割り当てる

    割り当てる各カテゴリを選択し、[>]をクリックします。

    ポートレット登録にすべてのカテゴリを割り当てる

    [>>]をクリックします。

    1つまたは複数のカテゴリの割り当てを削除する

    削除する各カテゴリを選択し、[<]をクリックします。

    すべてのカテゴリの割り当てを削除する

    [<<]をクリックします。

  4. カテゴリの保存]をクリックします。

9.4.4 ポートレット登録の設定を変更する

ポートレット設定では、ポータル(Identity Managerユーザアプリケーション)が個別のポートレットと対話的にやり取りする方法が定義されます。各ポートレットは次の設定で構成されます。

  • タイトル
  • タイムアウトの最大時間
  • 認証の必要性
  • タイトルバーの表示/非表示
  • ユーザに対して非表示にする
  • ポートレットアプリケーションで定義されたオプション

標準Java Portlet 1.0の設定が、ポートレットアプリケーションWARのポートレット展開記述子(portlet.xml)内に定義されています。これらの設定値は[ポートレット管理]ページを使用して登録別に変更できます。この場合、新しい値は選択したポートレット登録にのみ適用されます。

ポートレット登録の設定を変更するには:

  1. [ポートレットアプリケーション]リストで、設定を変更するポートレット登録を選択します。

    一般]パネルが右側に表示されます。

  2. 設定]パネルに移動します。

    このパネルには、選択したポートレット登録の現在の設定が表示されます。

    説明:説明:図
  3. 必要に応じて設定を変更します。

    このパネルでの作業中、次のアクションも実行できます。

    可能な操作

    操作手順

    未保存の変更を破棄する

    キャンセル]をクリックします。

    このポートレット登録の設定をすべてデフォルト値に戻す(対応するポートレット定義がベースになります)。

    すべてリセット]をクリックします。

    個々の設定をデフォルト値に戻す

    各設定の横にある[リセット]リンクをクリックします。

  4. 設定を保存]をクリックします。

9.4.5 ポートレット登録の初期設定を変更する

ポートレットの初期設定は、ポートレットの設計時に開発者がポートレット展開記述子で定義します。初期設定は、ポートレットの開発者の実装に基づきポートレットごとに異なります。

[ポートレット管理]ページを使用して、これらの初期設定値を登録ごとに変更できます。この場合、新しい値は選択したポートレット登録にのみ適用されます。

ポートレット登録の初期設定を変更するには:

  1. [ポートレットアプリケーション]リストで、初期設定を変更するポートレット登録を選択します。

    一般]パネルが右側に表示されます。

  2. 初期設定]パネルに移動します。

    このパネルには、選択したポートレット登録の現在の初期設定が表示されます。

    説明:説明:図
  3. 必要に応じて初期設定を変更します。

    このパネルでの作業中、次のアクションも実行できます。

    可能な操作

    操作手順

    初期設定の詳細情報を表示する

    説明]をクリックします。

    未保存の変更を破棄する

    キャンセル]をクリックします。

    このポートレット登録の初期設定をすべてデフォルト値に戻す(対応するポートレット定義がベースになります)。

    すべてリセット]をクリックします。

    個々の初期設定をデフォルト値に戻す

    各初期設定の横にある[リセット]リンクをクリックします。

  4. ポートレット定義で指定された、各ロケールの初期設定のローカライズバージョンを変更する場合は、次の手順に従います。

    1. その初期設定の横にある[詳細]リンクをクリックします(リンクが表示されている場合)。

      各ロケールの初期設定値がパネルに表示されます。

    2. 必要に応じて値を変更します。

    3. OK]をクリックして変更を適用し、初期設定のメインリストに戻ります。

  5. 設定の保存]をクリックします。

9.4.6 ポートレット登録のセキュリティ許可を割り当てる

ユーザ、グループ、およびコンテナに、ポートレット登録に対する次のセキュリティ許可を割り当てられます。

許可

説明

リスト

ユーザは、選択したリストからポートレット登録を表示できます

実行

ユーザは、ポータルページでポートレット登録を実行できます

セキュリティ許可を変更した場合、新しい値は選択したポートレット登録にのみ適用されます。

ポートレット登録のセキュリティ許可を割り当てるには:

  1. [ポートレットアプリケーション]リストで、セキュリティ許可を変更するポートレット登録を選択します。

    一般]パネルが右側に表示されます。

  2. セキュリティ]パネルに移動します。

    このパネルには、選択したポートレット登録の現在のセキュリティ許可が表示されます。

    説明:説明:図
  3. 割り当てる許可のタイプに応じて、[リスト]タブまたは[実行]タブに移動します。

  4. 次の検索設定値を指定します。

    設定

    操作

    検索対象

    次のいずれかをドロップダウンメニューから選択します。

    • ユーザ
    • グループ
    • コンテナ

    開始文字

    可能な操作

    • 指定したタイプ(ユーザ、グループ、またはコンテナ)で使用できるオブジェクトをすべて検索する場合は、この設定を空白にします。
    • これらのオブジェクトのサブセットを検索する場合は、目的のCN値の開始文字を入力します。大文字小文字は区別されません。また、ワイルドカードはサポートされていません。

      たとえば、Sで開始するグループを検索することにより、検索結果は次のように絞り込まれます。

    
    cn=Sales,ou=groups,o=MyOrg
    
    
    cn=Service,ou=groups,o=MyOrg
    
    
    cn=Shipping,ou=groups,o=MyOrg
    

    Seで開始するグループを検索すると、次のような結果が返ります。

    
    cn=Service,ou=groups,o=MyOrg
    
  5. [開始]をクリックします。

    検索結果は、[結果]リストに表示されます。

  6. ポートレット登録に割り当てるユーザ、グループ、またはコンテナを選択して、[追加(>)]ボタンをクリックします。

    ヒント:複数項目を選択する場合には、<Ctrl>キーを押しながら選択します。

  7. ポートレット登録のロックの有効または無効を次のように設定します。

    可能な操作

    操作手順

    ポートレット登録をロックして、ユーザアプリケーション管理者だけがそのポートレット登録を一覧表示したり実行したりできるようにする

    リスト許可を管理者のみに設定]および[実行許可を管理者のみに設定]をオンにします。

    割り当てられたすべてのユーザ、グループ、およびコンテナがポートレット登録を表示および実行できるようにする

    リスト許可を管理者のみに設定]および[実行許可を管理者のみに設定]をオフにします。

    メモ:この設定をオフにした状態でポートレット登録に対して明示的に割り当てられたユーザ、グループ、またはコンテナがない場合、ユーザ全員がこのポートレット登録に対しリスト許可と実行許可を持つことになります

  8. [保存]をクリックします。

9.4.7 ポートレットの登録を取り消す

必要に応じて、[ポートレット管理]ページを使用してポートレットの登録を取り消すことができます。

メモ:自動登録で定義されたポートレットは、登録を取り消してもアプリケーションサーバの再起動時に自動的に再登録されます。

ポートレットの登録を取り消すには:

  1. [ポートレットアプリケーション]リストで、登録を取り消すポートレット登録を選択します。

    一般]パネルが右側に表示され、選択したポートレット登録の情報が表示されます。

    説明:説明:図
  2. ポートレットの登録解除]をクリックします。

  3. 登録取り消しの操作を確認するメッセージが表示されたら、[OK]をクリックします。