Identity Manager 3.0へのアップグレードを正常に行うには、次の手順を完了する必要があります。
アップグレードを行う前の最も重要な手順として、現在のドライバとそれらの環境設定情報をバックアップします。ドライバをバックアップするには、ドライバをエクスポートする必要があります。
ConsoleOneで、ドライバセットオブジェクトを右クリックして、[プロパティ]>[DirXML]>[ドライバ]の順に選択します。
エクスポートファイルを作成するドライバを選択し、[エクスポート]をクリックします。
ファイル名を指定します。デフォルトの拡張子の.xmlをそのままにして[保存]をクリックします。
[Export configuration (環境設定のエクスポート)]をクリックします。
iManagerでは、ドライバをエクスポートすることも、ドライバセット全体をエクスポートすることもできます。ドライバセットをエクスポートした場合は、環境設定ファイルが1つ作成されます。各ドライバをエクスポートした場合は、ドライバごとに環境設定ファイルが作成されます。
iManagerで、[DirXMLユーティリティ]>[ドライバのエクスポート]の順に選択します。
エクスポートするドライバまたはドライバセットを参照して選択し、[次へ]を選択します。
入力を促すメッセージの各フィールドは空白のままにして、ドライバのコピーを作成して、[次へ]をクリックします。
[ドライバセット]オブジェクトを選択した場合は、各ドライバのプロンプトページが表示されます。各ドライバのフィールドを空白のままにして、ドライバのコピーを作成します。
[名前を付けて保存]をクリックします。
[File Download (ファイルのダウンロード)]ウィンドウの[保存]をクリックします。
エクスポートファイルの場所を参照してファイル名を指定し、[保存]をクリックします。
重要:ファイルを保存するときは.xml拡張子を指定する必要があります。
ドライバのエクスポートファイルを作成したら、テスト環境でエクスポートファイルをテストします。ドライバのエクスポートファイルをインポートしてドライバをテストし、すべてのパラメータが正しく、全機能が整っていることを確認します。
Identity Manager 3.0にアップグレードするには、Identity Managerサービスを実行するサーバが、最小要件を満たしている必要があります。各プラットフォームの最小要件については、セクション 4.2, Identity Managerのコンポーネントとシステム要件を参照してください。
サポートするコンポーネントをアップグレードする必要がある場合、次の順序でアップグレードを行ってください。
サポートするコンポーネントをアップグレードした後、DirXMLまたはIdentity Managerエンジンをアップグレードします。
ドライバを適切にエクスポートしたことを確認します。
ドライバを停止します。
iManagerで、[Identity Manager]>[Identity Managerの概要]の順に選択します。
ドライバセットオブジェクトを参照して選択し、[検索]をクリックします。
ドライバアイコンの右上隅をクリックし、[ドライバの停止]を選択します。
ドライバを手動起動に設定します。
iManagerで、[Identity Manager]>[Identity Managerの概要]の順に選択します。
ドライバセットオブジェクトを参照して選択し、[検索]をクリックします。
ドライバアイコンの右上隅で、[プロパティの編集]をクリックして選択します。
[ドライバ環境設定]ページの[起動オプション]で、[手動]を選択します。
Identity Manager 3.0をインストールします。Identity Manager 3.0にアップグレードする手順は、Identity Manager 3.0をインストールする手順と同じです。Identity Managerのインストール方法については、セクション 4.0, Identity Managerのインストールを参照してください。
ドライバ起動オプションを設定します。
iManagerで、[Identity Manager]>[Identity Managerの概要]の順に選択します。
ドライバセットオブジェクトを参照して選択し、[検索]をクリックします。
ドライバアイコンの右上隅で、[プロパティの編集]をクリックして選択します。
[ドライバ環境設定]ページの[起動オプション]で、[自動スタート]を選択するか、希望するドライバの起動方法を選択します。
ドライバパラメータおよびポリシーを調べて、すべての項目が希望どおりに設定されていることを確認します。
ドライバを起動します。
iManagerで、[Identity Manager]>[Identity Managerの概要]の順に選択します。
ドライバセットオブジェクトを参照して選択し、[検索]をクリックします。
ドライバアイコンの右上隅をクリックし、[ドライバの起動]を選択します。
リモートローダを実行している場合は、リモートローダファイルも同様にアップグレードする必要があります。
リモートローダ環境設定ファイルのバックアップを作成します。ファイルのデフォルトの場所は次のとおりです。
リモートローダサービスまたはデーモンを停止します。
リモートローダのインストールプログラムを実行します。これにより、ファイルとバイナリが最新のバージョンに更新されます。『Novell Identity Manager 3.0管理ガイド』の「リモートローダのインストール」を参照してください。