10.3 [Identity]ポートレット

識別ポートレットは、Identity Managerユーザアプリケーションの[Identityセルフサービス]タブで使用されます。識別ポートレットについては、表 10-3を参照してください。

表 10-3 識別ポートレット

ポートレット名

説明

関連付けレポート

ログオンしているユーザのDirXML-Associations属性を表示します。 この属性は、ユーザと外部アプリケーションをマップします。このポートレットには、環境設定はありません。

作成

アイデンティティボールトにオブジェクトを作成するための、ウィザードベースのインタフェースを提供します。

詳細については、セクション 11.0, [Create]ポートレットの環境設定を参照してください。

詳細

エンティティの属性データを\'95\'5c示したり、操作したりすることができます。

詳細については、セクション 12.0, [Detail]ポートレットの環境設定を参照してください。

組織図

アイデンティティボールトとのオブジェクト間の階層リレーションシップを表示したり、参照したりすることができます。

詳細については、セクション 13.0, [Org Chart]ポートレットの環境設定を参照してください。

リソース要求

匿名ユーザやゲストユーザへのリソース要求にアクセスできます。このポートレット用の共有ページを新たに作成し、そのページをゲストユーザや匿名ユーザが利用できるようにする必要があります。詳細については、セクション 14.0, リソース要求ポートレットを参照してください。

検索リスト

アイデンティティボールトにあるオブジェクトを検索できます。

詳細については、セクション 15.0, [Search List]ポートレットの環境設定を参照してください。

実行時に、識別ポートレットはユーザの操作に応じて、ContainerLookupポートレットまたはParamLookupポートレットを呼び出すこともあります。ContainerLookupポートレットは、ユーザがコンテナオブジェクトに対してルックアップを実行した場合に識別ポートレットにより起動されます。一方、ParamLookupポートレットは、ユーザが属性に対してルックアップを実行した場合に起動されます。ユーザは、[ルックアップ]ボタンをクリックしてこれらのポートレットを起動します。これらのポートレットの実行時の外観は似ています。

図 10-1 サンプルのParamLookupポートレット

これらのポートレットはオブジェクトセレクタと呼ばれることもあります。ポートレットのコンテンツは、ディレクトリ抽象化層のDNLookup定義に定義されています。これらのポートレットに初期設定はありません。ページに追加することもできません。ただし、識別ポートレットにゲストアクセスを許可した場合にのみ、それらを変更できる場合があります。ゲストアクセスを許可した場合に必要な変更については、各識別ポートレットの参照セクションで説明しています。