15.2 [Search List]ポートレットの設定

リスト検索ポートレットを環境設定するには、表 15-3の手順に従ってください。

表 15-3 リスト検索ポートレットの環境設定手順

手順

タスク

説明

1

定義:

  • ユーザに検索を許可するエンティティおよび属性です。

  • 結果リストの表示方法.

Identity Managerユーザアプリケーションのインストール時に同時にインストールされる事前定義されたディレクトリ検索アクションをそのまま使用できます。アクションは、変更することも、新たに独自に作成することもできます。

詳細については、[Search List]の環境設定を参照してください。

2

検索のためのエンティティおよび属性のセットが、ディレクトリ抽象化層で定義されていることを確認します。

詳細については、セクション 1.2.2, ディレクトリ抽象化層を参照してください。

3

ポートレットにユーザがアクセスする方法を指定します。

既存または新しいページから、ユーザがこのポートレットを起動できるようにしますか?

ページの詳細については、セクション 6.0, ページの管理を参照してください。

4

ポートレットの初期設定を指定します。

[Search List]ポートレットの環境設定で定義する内容は、次のとおりです。

  • 結果リストの各形式で\'95\'5c示する属性.

  • 検索により生成される、結果リスト表示形式です。

  • 結果リスト形式のデフォルトの\'83\'5cート順.

詳細については、セクション 15.2.2, [Search List]の環境設定を参照してください。

5

設定をテストします。

結果リストに、対象の属性が\'95\'5c示されていることを検証します。

6

eDirectory™の権利を設定し、パフォーマンス向上にインデックスが有効であれば、インデックスを構築します。

eDirectoryの権利:

検索を実行する:

  • 検索を実行するユーザには、検索対象となるユーザまたはオブジェクトへのブラウズ権が必要です。

検索を保存する(管理者以外のユーザの場合):

  • 検索を実行する部門または組織のトラスティ

  • ユーザには、書き込み権、自己権、およびスーパバイザ権が必要です。

パフォーマンスの向上:検索のパフォーマンスを向上させるには、eDirectoryの値インデックスを、検索で基になる属性に追加します。

さまざまな結果リスト形式の定義の詳細については、セクション 15.2.2, [Search List]の環境設定を参照してください。

15.2.1 ディレクトリ抽象化層の設定

検索条件ドロップダウンリストから選択するエンティティおよび属性、およびアイデンティティボールト検索から返されるデータは、ディレクトリ抽象化層で定義されている必要があります。表 15-4に、リスト検索で使用するエンティティおよび属性について設定の必要があるプロパティを示します。

表 15-4 リスト検索のエンティティと属性

定義タイプ

設定

ディレクトリ抽象化層の値

entity

表示

Selected(true)

attribute

有効

Selected(true).

検索

Selected(true).

利用可能な検索条件のリストに表示する属性は、search=trueでなければなりません。「false」の場合、この属性の検索を定義できないか、この属性を結果リスト形式に含めることができません。

hide

Unselected(false).

結果リストに入れる属性は、hide=falseでなければなりません。

ディレクトリ抽象化層のその他の設定. ディレクトリ抽象化層のデータタイプ、形式タイプ、フィルタ、および検索範囲も、リスト検索ポートレットに影響を与えます。データタイプおよび形式タイプは外観に影響を与え、フィルタおよび検索範囲は、データが返される方法に影響を与えます。

詳細については、『Identity Managerユーザアプリケーション:設計ガイド』を参照してください。

15.2.2 [Search List]の環境設定

次の2種類の初期設定を定義できます。

検索の環境設定

検索の環境設定は、1つの環境設定ページに含まれています。

図

検索の初期設定は、表 15-5に定義されています。

表 15-5 リスト検索ポートレットの初期設定

初期設定

操作

Default Mode

ユーザが最初にアクセスしたときのポートレットの表示方法を指定します。次の値があります。

基本検索:1つの検索条件を入力できます。例:


First Name starts with A

高度な検索:1つまたは複数の検索ブロックに、複数の検索条件を定義できます。検索条件または検索ブロックで、論理演算子andorを使用できます。たとえば、次のような検索を作成できます。


(First Name starts with A or First Name starts with B) and (Region = Northeast or Region = Southeast)

OR


(First Name starts with A and Last Name starts with B) or (First Name starts with B and Last Name starts with A)

マイ保存済み検索:現在ログインしているユーザによって保存された検索のリストを表示します。検索は、ユーザのsrvprvQueryList属性に保存されます。

メモ:ランタイム時に、検索の実行または編集を行うか、ポートレットの下部にある\'83\'7bタンをクリックすると、これらのモードのいずれかにアクセスします。

Pagination

一度に\'95\'5c示できる最大行数を指定します。

Results Limit

検索によって返される最大一致件数を指定します。0に設定している場合は、ディレクトリ抽象化層の設定に従います。

Search and List complex preference

次の条件で絞り込む場合にクリックします。

  • 検索するエンティティ

  • 結果セットタイプ

  • ページに含める属性および\'95\'5c示する順序

結果リストの形式の環境設定

複合初期設定ページで、検索に含めるエンティティ、および結果リスト形式を定義できます。デフォルトの環境設定ページは、このようなものです。

図

複合初期設定を、表 15-6に示します。

表 15-6 リスト検索ポートレット:複合初期設定

初期設定

操作

エンティティ定義

検索に有効なオブジェクト(view=true)にはそれぞれ、対応する[エンティティ定義]ブロックがあります。これらの環境設定は、次の目的に使用します。

  • 検索に含めるオブジェクトを定義します。

  • 結果リストの形式の定義を変更します(\'95\'5c示する属性の追加および削除、およびデフォルトの\'83\'5cート順など)。

  • 検索に含めないオブジェクトを削除するには、[エンティティ定義]行の[削除]をクリックします。すると、[Entity Definition]ブロック全体が削除されます。

オブジェクトを後で再び\'95\'5c示するには、[Add Entity Definition](ページ下部)をクリックし、ウィザードの選択パネルの指示に従います。

ヒント:あるオブジェクトがこのリストに表示されず、ディレクト抽象化層のリストには表示されている場合、そのエンティティオブジェクトの「view」修飾を確認します。falseに設定されている場合、識別ポートレットはそのエンティティを使用できません。

Show email as Icon

Trueを設定し、結果リストに電子メール属性が指定されている場合、それがアイコンで表示されます。Falseを設定すると、電子メール属性が完全な電子メールアドレスで表示されます。電子メール属性は(テキストの場合もアイコンの場合も)、クリック可能なmailto:リンクです。

Results List Types (default)

現在のエンティティについて、結果リストのデフォルト形式を指定します。デフォルトは、現在のユーザが別の形式を選択しない場合にのみ使用されます。

Results List display format block

\'95\'5c示形式([Identity]、[Location]、[Organizational]の各ページなど)を指定し、タイプに含める属性のセットを含みます。

[Results List Type]を削除する

  • 結果リストタイプの横にある[削除]をクリックします。

これにより、ページタイプおよびすべての関連属性が検索から削除されます。

結果セットページを追加する

  • [展開]ボタンをクリックし、結果セット形式を選択リストから選択します。

属性

特定の\'95\'5c示形式で\'95\'5c示する属性のセットを指定します。

属性の追加または削除を実行する

  • [Modify Attributes (属性の変更)]ボタンをクリックします。

  • 属性を追加をするには、Available属性のリストから)対象の属性を選択します。

  • 矢印をクリックして、属性を[選択済み]リストに移動します。属性を結果リストから削除するには、逆の手順を実行します。

  • 属性リストを並べ替えるには、[Selected]リストの右にある上下の矢印をクリックします。

  • 送信]をクリックします。

属性およびデータタイプ:属性のデータタイプは、表示方法に影響を与えます。たとえば、ローカルリストまたはグローバルリストのサブタイプとして属性が定義されている場合、指定できる値は、基本検索または高度な検索の条件画面のドロップダウンリストボックスに表示されます。タイプがDNである場合、基本検索または高度な検索の条件画面でユーザが値を選択できるように、[finder and history (検索および履歴)]ボタンが表示され、DNは、結果リストの形式でユーザにわかりやすいように表示されます。データのタイプおよびサブタイプは、有効な比較のみが作成されるよう、\'95\'5c示する比較演算子も制限します。

詳細については、セクション 1.2.2, ディレクトリ抽象化層を参照してください。

Results List display format block Sort

この属性に基づく結果リストのソート順を指定します。デフォルトの\'83\'5cート順は、[Result Set Type]が現在のユーザセッションの\'95\'5c示形式でない場合にのみ有効です。

複数値属性と単一値属性:結果リストに表示されるレコード数は、ソート属性が単一値か複数値かによって異なります。複数値属性をソートすると、通常、一致件数の合計は同じでもレコード数が多くなります。これは、複数値属性の値がそれぞれ、単独で1行に\'95\'5c示されるためです。

初期設定パネルの設定の完了

有効なエントリを送信したことを確認するには、[送信]をクリックします。エントリが有効でない場合、初期設定ページの上部にエラーメッセージが表示されます。エラーが解決できたら、[リストビューに戻る][設定の保存]の順にクリックします。