検証機能では、ローカルファイルシステム上のプロビジョニングオブジェクトを、展開する前に検証できます。検証では、Designerのプロジェクトチェッカが実行され、プロジェクトチェッカビューに結果が表示されます。
ディレクトリ抽象化レイヤオブジェクトの場合、Designerは次の検証を行います。
XMLが適切に作成されており、エンティティ、属性、リスト、関係などに必要なエレメントを定義するスキー\'83\'7dに準拠していることを検証します。
すべてのエンティティを確認し、他のエンティティやグローバルリストへの参照が有効であることを確認します。
たとえば、エンティティとその属性を検証する場合、[エンティティの編集]、[DNLookup]、および[詳細エンティティ]の参照を経由する他のエンティティへの参照がすべて存在するかどうかを検証プログラムが確認します。
各エンティティに属性が少なくとも1つ定義されていることを確認します。
各ローカルリストおよびグローバルリストに項目が少なくとも1つ含まれていることを確認します。
プロビジョニング要求定義の場合、Designerは次の検証を行います。
すべてのプロビジョニング要求定義に要求フォームと承認フォームが少なくとも1つずつ設定されていることを確認します。
条件動作に、trueのアウトバウンドフローパスとfalseのアウトバンドフローパスの両方が設定されていることを確認します。
DirXML-Entitlement-DNのエンタイトルメント動作のデータ項目マッピングが有効であることを確認します。
ユーザ動作の[最終タイムアウトアクション]プロパティに、その動作に対応するフローパスリンクがあることを確認します。たとえば、[最終タイムアウトアクション]が[却下済み]の場合は、却下済みリンクが必要です。
ブランチ動作およびマージ動作では、ワークフローでブランチ動作とマージ動作に同じ番号が設定されていることを確認します。さらに、ブランチ動作から分岐するすべてのパスが1つのマージ動作にマージされていること、すべてのマージ動作にブランチ動作が1つずつ設定されていること、およびすべてのマージ動作にbranch-activity-id属性が設定されていることも確認します。
スタティックリストキーに、10進数データタイプの正しいデータが含まれていることを確認します。
プロビジョニングチームオブジェクトの場合、Designerは次の検証を行います。
チームのマネージャとメンバーが定義されていることを検証します。
チームのチーム要求が指定されていることを検証します。
要求スコープがカテゴリの場合は、チーム要求が実際にカテゴリを参照することを検証します。
ユーザアプリケーションドライバのロケールの場合、Designerは、ロケールに説明と表示名が含まれていることを確認します。初期設定を設定することにより、各ロケールの表示名の検証を無効にできます。詳細については、セクション 2.3, プロビジョニングビューの初期設定の設定を参照してください。
オブジェクトを検証するには、次のいずれかの操作を実行します。
プロビジョニングビューでは、ノードを右クリックし、
をクリックします。ディレクトリ抽象化レイヤエディタでは、エディタのツールバーの
をクリックするか、またはDesignerのメニューから の順に選択します。プロビジョニング要求定義エディタでは、Designerのメニューから
の順に選択します。プロビジョニングチームエディタでは、Designerのメニューから
の順に選択します。メモ:検証では、識別ボールトにオブジェクトが存在するかどうかの確認は行われません。