8.6 条件アクティビティ

条件アクティビティでは、ワークフローに条件付きロジックを追加できます。このロジックは、ワークフローが実行するときに行われる処理を制御するために使用できます。条件アクティビティでは、ブール値を評価するECMA式としてロジックを定義します。

各条件アクティビティには2つの発信フローパスが必要です。1つはTrueと評価する条件を扱い、もう1つはFalseと評価する条件を扱います。オプションで、ECMA式評価が失敗した場合に起きるエラー条件を扱うために、3番目のフローパスを追加できます。

8.6.1 プロパティ

条件アクティビティには次のプロパティがあります。

表 8-9 条件アクティビティのプロパティ

プロパティ名

説明

名前

アクティビティの名前を指定します。

条件式

TrueまたはFalseを返すECMA式を指定します。返される値によって、アクティビティ実行終了後、どのフローパスに進むか決定されます。

ヒント:条件式で2つのオブジェクトが等しいかどうかをテストする必要がある場合、比較しているオブジェクトが同じタイプのJavaオブジェクトであることが確かな場合を除き、equals()メソッドではなく==演算子を使用する必要があります。たとえば、次の式を使用します:

(approval_A.getAction() == "DENIED")

次の式の代わりです:

(approval_A.getAction()).equals("DENIED")

ECMA式の作成の詳細については、「セクション 10.0, ECMA式の使用」を参照してください。ワークフローで使用できるシステム変数の詳細については、「セクション 4.3.3, ワークフローデータについての理解」を参照してください。

8.6.2 データ項目マッピング

このアクティビティではサポートされていません。

8.6.3 電子メール通知

このアクティビティではサポートされていません。