4.5 ワークフローのデバッグ

ワークフローのテスト時には、フローに使用している変数の値を確認することが必要になる場合があります。確認する方法はいくつかあります。その1つは、ログアクティビティを使用して、確認する必要のある変数を含むメッセージを表示するという方法です。ログアクティビティの設定が完了した後に、コンソールに表示されるメッセージを確認できます。ログアクティビティでは、メッセージプロパティにスクリプト式を使用して、必要な値を取得できます。たとえば、フローデータオブジェクトに定義されている変数の値を含むメッセージをログに記録するには、次の式を使用できます:

flowdata.get(’my_variable’)

ログアクティビティの使用に関する詳細については、「セクション 8.3, ログアクティビティ」を参照してください。

別の方法は、ワークフローデータベースを調べて、ワークフローがアクティビティを次々と実行するにつれて、フローデータオブジェクトに関連付けられているデータがどのように変化しているかを確認することです。[afdocument]テーブルを表示すると、このデータを確認できます。

最後の方法は、デバッグ処理中に使用できます。ワークフローシステム(com.novell.soa.af.impl)、ユーザアプリケーションのプロビジョニング要求コンポーネント(com.novell.srpr.apwa)、サーバ側スクリプトの評価(com.novell.soa.script)に関連付けられているログレベルを変更するというものです。この方法を実行すると必要以上の情報が生成されますが、その情報が役立つ場合もあります。ログレベルを変更するには、ユーザアプリケーションの[管理]タブにあるログページに移動します。