9.3 統合アクティビティとの間のデータの移動

  1. フォームフィールドを作成して、統合アクティビティがアクセスするWebサービスに入力情報を提供できるようにします(「セクション 6.0, プロビジョニング要求定義のフォームの作成」を参照)。たとえば、株価を提供するWebサービスを操作する場合、ユーザが銘柄記号を指定するためのフィールドが必要です。

  2. ユーザ入力をフォームからワークフローに移動するには、ワークフローで統合アクティビティより前にあるアクティビティにフローデータ変数を作成します。

    フローデータ変数の作成については、「セクション 4.3.3, ワークフローデータについての理解」を参照してください。

    たとえば、「symbol」という名前のフォームフィールドを作成してWebサービスの入力に使用する銘柄記号を設定する場合は、[symbol]フィールドを含むフォームに関連付けられているアクティビティの後動作データ項目マッピングに移動し、[symbol]フィールドをフローデータ変数(たとえばflowdata.symbol)にマップすることになります。

  3. [ワークフロー]タブで、統合アクティビティのアイコンを右クリックしてから、[データ項目マッピングを表示する]を選択します。

    [データ項目マッピング]タブが表示されます。

  4. [データ項目マッピング]ビューで、[前動作]をクリックします。

    [Webサービス入力フィールド]グリッドに、ステップ 9ステップ 10で指定されたポートタイプと操作に関連付けられているすべての入力フィールドと一致するフィールドが表示されます。

    統合アクティビティはこのポートタイプと操作に関連付けられているすべての入力フィールドを自動的に選択します。入力フィールドの削除や入力フィールドのプロパティの変更は、次の手順に従います。

    1. [マッピング]をクリックします。

      [サンプルドキュメント]ダイアログボックスが表示されます。

    2. サンプルドキュメントのノードを展開して、削除する入力フィールドの選択を解除します。

    3. 入力フィールドがバインドされていない要素である場合は、右クリックして[発生]を選択します。

    4. [繰り返し回数の入力]ダイアログに最大数を入力して、[OK]をクリックします。

    5. [OK]をクリックして、[データ項目マッピング]ビューに戻ります。

  5. [Webサービス入力フィールド]で、[ソース式]フィールドをクリックしてから、ECMA式ビルダボタンをクリックします。

    ECMA式ビルダが表示されます。

  6. ECMA式ビルダの[ECMAScript変数]ペインでフローデータノードを展開し、Webサービスへのユーザ入力のフローデータ変数をダブルクリックします。

  7. [OK]をクリックして、[データ項目マッピング]ビューに戻ります。

  8. [後動作]をクリックします。

    [Webサービス出力フィールド]グリッドに、ステップ 9ステップ 10で指定されたポートタイプと操作に関連付けられているすべての出力フィールドと一致するフィールドが表示されます。

  9. 統合アクティビティはこのポートタイプと操作に関連付けられているすべての出力フィールド自動的に選択します。一部の出力フィールドを削除する場合は、次の手順に従います。

    1. [マッピング]をクリックします。

      [サンプルドキュメント]ダイアログボックスが表示されます。

    2. サンプルドキュメントのノードを展開して、削除する属性の選択を解除します。

    3. [OK]をクリックして、[データ項目マッピング]ビューに戻ります。

  10. [すべてマップ]をクリックして、各[Webサービス出力フィールド]のフローデータ変数を自動作成します。

    または、各[Webサービス出力フィールド]で、[ソース式]フィールドをクリックしてから、ECMA式ビルダボタンをクリックします。

  11. ECMA式ビルダの[ECMAScript変数]ペインでフローデータノードを展開し、Webサービスからデータを受信するフローデータ変数をダブルクリックします。

  12. [OK]をクリックして、ECMA式ビルダを閉じます。

    これで、統合ビューでWebサービスとのやりとりをテストしたり改良したりできます。