4.4 日付/時刻パラメータ

日付と時刻を扱うトークンには、日付と時刻の表し方のフォーマット、言語、およびタイムゾーンを処理する引数があります。日付フォーマットの引数は、「!」を使用するか、または「!」文字を使用しないことで指定できます。フォーマットが「!」文字で始まっている場合、そのフォーマットは名前付きフォーマットです。有効な名前は、表 4-2で定義されています。

表 4-2 有効な日付/時刻パラメータ

名前

説明

!CTIME

1970年1月1日深夜12時からの秒数(eDirectoryの時刻構文と互換性があります)。

!JTIME

1970年1月1日深夜12時からのミリ秒数(Java*の時刻と互換性があります)。

!FILETIME

1601年1月1日からの100ナノ秒間隔数(Win32のFILETIMEと互換性があります)。

!FULL.TIME

言語固有の完全な時刻フォーマット。

!LONG.TIME

言語固有の長い時刻フォーマット。

!MEDIUM.TIME

言語固有の中間の長さの時刻フォーマット。

!SHORT.TIME

言語固有の短い時刻フォーマット。

!FULL.DATE

言語固有の完全な日付フォーマット。

!LONG.DATE

言語固有の長い日付フォーマット。

!MEDIUM.DATE

言語固有の中間の長さの日付フォーマット。

!SHORT.DATE

言語固有の短い日付フォーマット。

!FULL.DATETIME

言語固有の完全な日付/時刻フォーマット。

!LONG.DATETIME

言語固有の長い日付/時刻フォーマット。

!MEDIUM.DATETIME

言語固有の中間の長さの日付/時刻フォーマット。

!SHORT.DATETIME

言語固有の短い日付/時刻フォーマット。

フォーマットが「!」で始まっている場合は、Javaクラスjava.text.SimpleDateFormatで認識できるパターンに準拠したカスタム日付/時刻フォーマットと解釈されます。

言語の引数は、IETF RFC 3066に準拠した識別子で指定できます。システムが理解できる識別子のリストを取得するには、Javaクラスjava.util.Locale.getAvailableLocales()をコールし、結果に含まれる下線文字をすべてハイフンに置き換えます。言語の引数を省略するか、空白にすると、システムのデフォルトの言語が使用されます。

タイムゾーンの引数は、Javaクラスjava.util.TimeZone.getTimeZone()が認識可能な識別子で指定できます。システムが理解できる識別子のリストを取得するには、Javaクラスjava.util.TimeZone.getAvailableIDs()をコールします。タイムゾーンの引数を省略するか、空白にすると、システムのデフォルトのタイムゾーンが使用されます。