3.2 Novell SecureLoginのLDAPスキーマの拡張

SecureLoginをeDirectoryサーバ上に展開する場合、ndsschema.exeというツールを使用して、SecureLoginの属性セットでeDirectoryスキーマを拡張します。これらの属性は、暗号化された資格情報、ポリシーなどをユーザおよびコンテナのオブジェクトに保存するために使用されます。属性を次に示します。

これらの属性はeDirectoryに特有のもので、SecureLogin製品を機能させるために必要です。Identity Manager 3.0 Support Pack 1に付属しているプロビジョニングAPIでは、LDAPネームスペースを使用してその機能を実行することで、あらゆるSecureLogin資格情報ストアと連動できるようにします。

上記の属性へのLDAPマッピングを行うには、SecureLogin製品に付属している2つめのツールを使用します。このツールの名前はldapschema.exeで、eDirectory属性へLDAPネームスペースをマッピングするため、eDirectory環境で使用されます。

Novell SecureLogin 6.0インストールガイド』の「LDAPディレクトリの準備」を参照してください。

ldapschema.exeを実行したら、iManagerでLDAPグループ属性を確認することで、マッピングを確認します。

  1. iManagerで、[LDAP]>[LDAP Options (LDAPオプション)]の順にクリックします。

  2. SecureLoginをホストするeDirectoryサーバに関連付けられたLDAPグループを選択します。

  3. [LDAPグループのプロパティ]ページから、[属性マップ]オプションを選択して、eDirectory属性が正しくマップされていることを確認します。

    eDirectory属性

    LDAP属性

    Prot:SSO Auth

    protocom-SSO-Auth-Data

    Prot:SSO Entry

    protocom-SSO-Entries

    Prot:SSO Entry Checksum

    protocom-SSO-Entries-Checksum

    Prot:SSO Profile

    protocom-SSO-Profile

    Prot:SSO Security Prefs

    protocom-SSO-Security-Prefs

    Prot:SSO Security Prefs Checksum

    protocom-SSO-Security-Prefs-Checksum

  4. スキーマを拡張したら、セクション 3.3, Novell SecureLoginの展開環境設定パラメータの決定に進んでください。