3.3 ポリシーの作成

ポリシーは接続システムにデータを送信します。ポリシーはポリシーセットを通じて作成されます。

3.3.1 ポリシーセットへのアクセス

  1. 開いているプロジェクトの[Outline (アウトライン)]ビューからドライバオブジェクトを選択します。

    [アウトライン]ビュー
  2. Policy Set (ポリシーセット)]タブを選択します。

    [ポリシーセット]タブ

3.3.2 ポリシーセットの使用

ポリシーセットには、ツールバーおよびポリシーリストが含まれます。

ポリシーリストには、選択したポリシーセットに含まれるすべてのポリシーが表示されます。変換中にリスト内のポリシーが上から順に実行されます。ツールバーには、ボタンおよびドロップダウンメニューがあります。これを使用して、リストに表示するポリシーの管理(ポリシーの編集、追加、削除、名前変更、および処理順の変更など)ができます。

図 3-2 ポリシーセット

ポリシーセットのツールバー

ポリシーセットには、ポリシーのコピーが表示されます。ツールバーのボタンは、選択している項目に応じて有効または無効になります。さまざまなアイコンについての説明を次に示します。

表 3-1 ポリシーセットのツールバー

説明

説明

ポリシーの編集

ポリシービルダを起動します。

ポリシーセットに新しいポリシーを作成または追加します

Add Policy Wizard (ポリシー追加ウィザード)を起動します。

選択したポリシーを除去し、削除します

プロジェクトからポリシーを削除します。

選択したポリシーをポリシーセットから除外するが削除しない

選択したポリシーセットオブジェクトからポリシーを除外しますが、そのポリシー自体は削除しません。

ポリシーチェーンのポリシーを上に移動します

ポリシーの処理順序を上に移動します。

ポリシーチェーンのポリシーを下に移動します

ポリシーの処理順序を下に移動します。

キーボード操作

ポリシーセット内では、マウスを使用するのと同じようにキー操作でも移動できます。サポートされているキー操作を次に示します。

表 3-2 キーボード操作

ショートカットキー

説明

<上矢印>

選択したポリシーの処理順序を上に移動します。

<下矢印>

選択したポリシーの処理順序を下に移動します。

削除

プロジェクトからポリシーを削除します。

<マイナス記号>

選択したポリシーセットからポリシーを除外しますが、そのポリシー自体は削除されません。

<プラス記号>

Add Policy Wizard (ポリシー追加ウィザード)を起動します。

<Ctrl>+<Z>

最後の操作を元に戻します。

<Ctrl>+<Y>

最後の操作をやり直します。

3.3.3 Add Policy Wizard (ポリシー追加ウィザード)の使用

ポリシーの追加ウィザードは、ツールバーの[ポリシーセットに新しいポリシーを作成または追加します]アイコンをクリックすると起動します。Add Policy Wizard (ポリシー追加ウィザード)で実行できる作業は、次のとおりです。

Add Policy Wizard (ポリシー追加ウィザード)を起動するには

  1. Outline (アウトライン)]ビューでドライバを選択します。

  2. ポリシーセットでポリシーセット項目を選択し、ツールバーの[Create or add a new policy to the Policy Set (新しいポリシーの作成またはポリシーセットへの追加)]アイコンをクリックします。

    ポリシーセット内の追加アイコン

ポリシーの作成

  1. Add Policy Wizard (ポリシー追加ウィザード)で、[新しいポリシーの作成]を選択し、[次へ]をクリックします。

    新しいポリシーを作成
  2. ポリシー名を入力します。

    ポリシー名
  3. デフォルトコンテナをそのまま使用するか、ポリシーの作成先にするドライバオブジェクト、発行者オブジェクト、または購読者オブジェクトを参照し、選択します。

    ポリシーが複数のドライバで再利用されない場合は、通常、そのポリシーをドライバ、またはそれを使用しているチャネルの下に作成します。

    作成先は、ポリシーを整理する方法に応じて決定します。デフォルトでは、ポリシーは、Add Policy Wizard (ポリシー追加ウィザード)が起動されたときに[Outline (アウトライン)]タブで選択されていたコンテナオブジェクトに配置されます。

    たとえば、[Outline (アウトライン)]タブで発行者オブジェクトに移動し、その後でポリシーをポリシーセットに追加する場合、ポリシーはデフォルトで発行者コンテナに配置されます。

    別のコンテナにポリシーを作成する場合は、この設定を変更できます。たとえば、ポリシーライブラリを設定し、共通ポリシーをすべてこのドライバの下に配置して、他のドライバからポリシーを簡単に参照できるようにできます。これでポリシーを共用できます。ポリシーの変更が必要な場合は、1回だけ変更すれば済みます。

  4. 実装するポリシーのタイプを選択します。ポリシーのタイプは、デフォルトで[DirXMLスクリプト]になります。 DirXML®スクリプトを使用しない場合は、[ XSLT]を選択できます。

    DirXMLスクリプト
  5. 完了]をクリックします。

スキーママッピングポリシーセットを作成るる場合は、[スキーママッピング]で追加オプションが利用できます。 拡張されたポリシーセットに新しいポリシーが表示されます。

[ポリシーフロー]ビュー内でポリシーセットを右クリックすることによってポリシーを追加することもできます。

  1. ポリシーセット(たとえば、入力変換セット)を右クリックします。

  2. Add Policy (ポリシーの追加)]を選択します。

  3. ポリシーの実装方法を選択します。

    • DirXMLスクリプト

    • XSLT

    • 既存の項目にリンク

    • 既存の項目をコピー

    • スキーママッピング (スキーママッピングポリシーセットが選択されている場合にのみ表示されます。)

    DirXMLスクリプト、スキーママップ、XSLT、またはコピー元によるポリシーの実装
  4. ポリシーに名前を付けます。

    ポリシーに名前を付けます
  5. Open Editor after creating policy (ポリシーの作成後にエディタを開く)]をクリックします。

  6. [OK]をクリックします。

ポリシーのコピー

  1. Add Policy Wizard (ポリシー追加ウィザード)で、[Copy a policy (ポリシーのコピー)]を選択し、[次へ]をクリックします。

    ポリシーをコピーする
  2. ポリシーに名前を付けます。

  3. デフォルトコンテナをそのまま使用するか、ポリシーの作成先にするドライバオブジェクト、発行者オブジェクト、または購読者オブジェクトを参照し、選択します。

  4. コピーするポリシーを参照して選択し、[OK]をクリックします。

    コピーするポリシーを参照
  5. 終了]をクリックして、選択したポリシーをコピーします。

ポリシーへのリンク

  1. Add Policy Wizard (ポリシー追加ウィザード)で、[Link a policy (ポリシーへのリンク)]を選択し、[次へ]をクリックします。

    ポリシーのリンク
  2. 参照]をクリックし、モデルブラウザを起動します。

    リンクするポリシーの参照
  3. ポリシーセットにリンクするポリシーオブジェクトをブラウズして選択し、[OK]をクリックします。

    ポリシーオブジェクトの選択

    ポリシーをポリシーセットにリンクしても、新しいポリシーオブジェクトは作成されません。代わりに、既存のポリシーへの参照が追加されます。現在の識別ボールト内の既存のポリシーであればどれでも参照できます。ポリシーは、現在のドライバオブジェクト内に含まれている必要はありませんが、ポリシーのタイプは、リンク先のポリシーセットで有効でなければなりません。たとえば、スキーママッピングポリシーを入力ポリシーセットにリンクすることはできません。

    すべてのポリシーを表示しているときに、ポリシーをポリシーセットにリンクすることはできません。

  4. 終了]をクリックして、選択したポリシーにリンクします。