8.2 コマンド変換-無効にする発行者の削除

このルールは、ユーザオブジェクトの「削除」イベントを、ユーザオブジェクトの無効化に変換します。このルールは、ドライバ内のコマンド変換ポリシーに実装します。ルールは、発行者チャネルに実装する必要があります。

この事前定義されたルールを使用する手順には、コマンド変換ポリシーセット内へのポリシーの作成、および事前定義されたルールのインポートの2つがあります。このルールに追加するコマンド変換ポリシーがすでにある場合は、事前定義されたルールのインポートへ進みます。

8.2.1 ポリシーの作成

  1. Outline (アウトライン)]ビューまたは[Policy Flow (ポリシーフロー)]ビューから発行者チャネルを選択します。

  2. [ポリシーセット]ビューでコマンド変換ポリシーセットを選択し、[ポリシーセットに新しいポリシーを作成または追加します]アイコン[新しいポリシーの作成または追加]アイコンをクリックして、新しいポリシーを作成します。

  3. 新しいポリシーの作成]をクリックし、[次へ]をクリックします。

  4. ポリシーに名前を付けます。

  5. デフォルトの場所を使用するか、または別の場所を参照して使用して、ドライバにポリシーを配置します。

    ポリシー作成ウィザード
  6. Open Editor after creating policy (ポリシーの作成後にエディタを開く)]を選択し、[次へ]をクリックします。

  7. ポリシーのタイプとして、[DirXMLスクリプト]を選択し、[終了]をクリックします。

  8. ファイルの衝突ウィンドウに、「Before editing this item you need to save. Do you wish to save the editor’s changes and continue? (この項目を編集する前に保存する必要があります。エディタの変更内容を保存して続行しますか?)」というメッセージが表示されたら、[はい]をクリックします。ポリシービルダが起動され、新しいコマンド変換ポリシーが保存されます。

  9. セクション 8.2.2, 事前定義されたルールのインポートに進みます。

8.2.2 事前定義されたルールのインポート

  1. ポリシービルダ内で、右クリックして[New (新規作成)] > [Predefined Rule (事前定義されたルール)] > [Insert Predefined Rule Before (事前定義されたルールを前に挿入)]または[Insert Predefined Rule After (事前定義されたルールを後に挿入)]の順に選択します。 >

  2. [コマンド変換-無効にする発行者の削除]を選択し、[OK]をクリックします。 >

    コマンド変換-無効にする発行者の削除
  3. ファイル] > [保存]の順にクリックして、ルールを保存します。

このルールには、環境に応じて変更すべき情報はありません。

8.2.3 ルールの動作

このルールは、接続データストアで「削除」イベントが発生したときに使用されます。ユーザオブジェクトは識別ボールトで削除される代わりに、無効になります。ユーザオブジェクトに対して削除イベントが発生するときはいつでも、「ログインの無効化」のターゲット属性値がTrueに設定され、ユーザオブジェクトから関連付けが削除されます。ユーザオブジェクトは、Novell® eDirectory™ツリーへはログインできなくなりますが、ユーザオブジェクトは削除されません。