8.7 イベント変換-スコープフィルタリング-サブツリーの組み込み

このルールは、特定のサブツリー以外で発生するすべてのイベントを除外します。このルールは、ドライバ内のイベント変換ポリシーに実装します。ルールは、発行者と購読者のどちらのチャネルにも、また両方のチャネルにも設定できます。

この事前定義されたルールを使用するには、イベント変換ポリシーセット内へのポリシーの作成、および事前定義されたルールのインポートの2つの手順を実行します。このルールに追加するイベント変換ポリシーがすでにある場合は、事前定義されたルールのインポートへ進みます。

8.7.1 ポリシーの作成

  1. Outline (アウトライン)]ビューまたは[Policy Flow (ポリシーフロー)]ビューから発行者チャネルまたは購読者チャネルを選択します。

  2. [ポリシーセット]ビューでイベント変換ポリシーセットを選択し、[ポリシーセットに新しいポリシーを作成または追加します]アイコン [新しいポリシーの作成または追加]アイコンをクリックして新しいポリシーを作成します。

  3. 新しいポリシーの作成]をクリックし、[次へ]をクリックします。

  4. ポリシーに名前を付けます。

  5. デフォルトの場所を使用するか、または別の場所を参照して使用して、ドライバにポリシーを配置します。

    ポリシー作成ウィザード
  6. Open Editor after creating policy (ポリシーの作成後にエディタを開く)]を選択し、[次へ]をクリックします。

  7. ポリシーのタイプとして、[DirXMLスクリプト]を選択し、[終了]をクリックします。

  8. ファイルの衝突ウィンドウに、「Before editing this item you need to save. Do you wish to save the editor’s changes and continue? (この項目を編集する前に保存する必要があります。エディタの変更内容を保存して続行しますか?)」というメッセージが表示されたら、[はい]をクリックします。ポリシービルダが起動され、新しいイベント変換ポリシーが保存されます。

  9. セクション 8.7.2, 事前定義されたルールのインポートに進みます。

8.7.2 事前定義されたルールのインポート

  1. ポリシービルダ内で、右クリックして[New (新規作成)] > [Predefined Rule (事前定義されたルール)] > [Insert Predefined Rule Before (事前定義されたルールを前に挿入)]または[Insert Predefined Rule After (事前定義されたルールを後に挿入)]の順にクリックします。 >

  2. イベント変換-スコープフィルタリング-サブツリーの組み込み]を選択し、[OK]をクリックします。

    イベント変換-スコープフィルタリング-サブツリーの組み込み
  3. 条件]タブをダブルクリックし、条件を編集します。

  4. [組み込むサブツリーを入力してください]を[]フィールドから削除します。

  5. [参照]ボタンをクリックして識別ボールトを参照し、イベントを同期させるツリーの部分を選択し、[OK]をクリックします。

  6. [OK]をクリックします。

  7. ファイル] > [保存]の順にクリックして、ルールを保存します。

8.7.3 ルールの動作

このルールは、識別ボールトの一部を同期から除外する場合に使用されます。これによって、フィルタを使用しなくても、同期するオブジェクトと同期しないオブジェクトを区別できます。アイデンティティボールトの特定部分以外でイベントが発生した場合、そのイベントは拒否されます。