8.11 一致-発行者(ミラーリング)

このルールは、指定したポイントからデータストア内のミラー化された構造を使用して、識別ボールト内のオブジェクトを照合します。このルールは、ドライバ内の一致ポリシーに実装します。このルールは、発行者チャネルにのみ実装できます。

この事前定義されたルールを使用するには、一致ポリシーセット内へのポリシーの作成、および事前定義されたルールのインポートの2つの手順を実行します。このルールに追加する一致ポリシーがすでにある場合は、事前定義されたルールのインポートへ進みます。

8.11.1 ポリシーの作成

  1. アウトライン]ビューまたは[ポリシーフロー]ビューから、発行者チャネルを選択します。

  2. [ポリシーセット]ビューで一致ポリシーセットを選択し、[ポリシーセットに新しいポリシーを作成または追加します]アイコン [新しいポリシーの作成または追加]アイコンをクリックして、新しいポリシーを作成します。

  3. 新しいポリシーの作成]をクリックし、[次へ]をクリックします。

  4. ポリシーに名前を付けます。

  5. デフォルトの場所を使用するか、または別の場所を参照して使用して、ドライバにポリシーを配置します。

    ポリシー作成ウィザード
  6. Open Editor after creating policy (ポリシーの作成後にエディタを開く)]を選択し、[次へ]をクリックします。

  7. ポリシーのタイプとして、[DirXMLスクリプト]を選択し、[終了]をクリックします。

  8. ファイルの衝突ウィンドウに、「Before editing this item you need to save. Do you wish to save the editor’s changes and continue? (この項目を編集する前に保存する必要があります。エディタの変更内容を保存して続行しますか?)」というメッセージが表示されたら、[はい]をクリックします。ポリシービルダが起動され、新しい一致ポリシーが保存されます。

  9. セクション 8.11.2, 事前定義されたルールのインポートに進みます。

8.11.2 事前定義されたルールのインポート

  1. ポリシービルダ内で、右クリックして[新規作成]>[事前定義されたルール]>[事前定義されたルールを前に挿入]または[事前定義されたルールを後に挿入]の順に選択します。

  2. [一致-発行者(ミラーリング)]を選択し、[OK]をクリックします。 >

    一致-発行者(ミラーリング)
  3. 条件]タブをダブルクリックし、条件を編集します。

  4. [ソース階層のベースを入力してください]を[]フィールドから削除します。

  5. 照合作業を開始するソース階層内のコンテナを参照して選択し、[OK]をクリックします。

  6. [OK]をクリックします。

  7. アクション]タブをダブルクリックし、アクションを編集します。

  8. [宛先階層のベースを入力してください]を[文字列を入力]フィールドから削除します。

  9. 引数の編集]アイコン[引数の編集]アイコンをクリックして、引数ビルダを起動します。

  10. [Noun (名詞)]リストで[テキスト]を選択します。

  11. テキスト]をダブルクリックして、引数に追加します。

  12. エディタで、参照ボタンをクリックして、ソース構造を一致させる宛先階層内のコンテナを参照し、[OK]をクリックします。

  13. [OK]をクリックします。

  14. ファイル] > [保存]の順にクリックして、ルールを保存します。

8.11.3 ルールの動作

このルールは、指定したポイントからデータストア内のミラー化された構造を使用して、アイデンティティボールト内のオブジェクトを照合します。「追加」イベントが発生し、ドライバがオブジェクトの存在を確認する場合に、データストアの特定のDNから確認を開始します。ドライバは、次に、データストアで構造がミラー化される識別ボールトの開始点になるようにローカル変数dest-baseを設定します。その後、ドライバは、ローカル変数dest-baseに&;およびオブジェクトのソースDNを追加して、検索するコンテキストを作成します。検索するパスは、スラッシュ形式で作成されます。