2.4 ルール内で引数を作成する

引数ビルダでは、動的なグラフィカルインタフェースによって、ルールビルダで使用する複雑な引数の式を作成できます。引数ビルダにアクセスするには、引数ビルダを参照してください。

引数はアクションによって動的に使用されるもので、実行時に展開されるトークンから派生します。

トークンは、名詞と動詞の2つに分類できます。名詞トークンは、現在の操作、ソースやターゲットのデータストア、または外部ソースなどから派生する値を展開します。動詞トークンは、そのトークンのサブオーディネイトにある他のトークンの結果を変更します。

図 2-5 引数ビルダのデフォルトインタフェース

式を定義するには、値、オブジェクト、変数などの名詞トークンを1つ以上選択し、これらを「部分文字列」、「エスケープ」、「大文字」および「小文字」などの動詞トークンと組み合わせ、引数を作成します。複数のトークンを組み合わせることで、複雑な引数を作成できます。

たとえば、引数値に対して引数セットを作成したいとします。

  1. 名詞トークンのリストから[属性]を選択して、[追加]をクリックします。

    属性トークン
  2. エディタで属性名を参照して選択します。

    引数ビルダエディタ

    この属性の一部だけを使用する場合は、属性トークンを「部分文字列」トークンと組み合わせます。この式では、長さが1の部分文字列が、[名字]属性全体と組み合わされた[名前]属性を表します。

    引数ビルダ

名詞または動詞を追加した後は、エディタを使用して値を入力してから、次の名詞または動詞を追加できます。変更を適用するために[式]ペインを更新する必要はなく、次の操作を実行すれば変更は反映されます。

名詞トークンおよび動詞トークンの詳細リファレンスについては、セクション 11.0, 名詞トークンおよびセクション 12.0, 動詞トークンを参照してください。引数ビルダの詳細については、セクション 3.2, 引数ビルダを参照してください。