6.4 作成-発行者-テンプレートの使用

このルールでは、ユーザオブジェクトの作成時に、Novell eDirectoryのテンプレートオブジェクトを使用できるようになります。このルールは、ドライバ内の発行者作成ポリシーに実装します。

この事前定義されたルールを使用するには、作成ポリシーセット内へのポリシーの作成、および事前定義されたルールのインポートの2つの手順を実行します。このルールに追加する作成ポリシーがすでにある場合は、事前定義されたルールのインポートへ進みます。

6.4.1 ポリシーの作成

  1. 管理するドライバの[Identity Managerドライバの概要]を開きます。

  2. 発行者チャネルまたは購読者チャネルの作成ポリシーオブジェクトをクリックします。

  3. [挿入]をクリックします。

  4. ポリシーの名前を指定し、このポリシーをポリシービルダで実装することを確認したら、[OK]をクリックします。

    ルールビルダが起動します。

  5. セクション 6.4.2, 事前定義されたルールのインポートに進みます。

6.4.2 事前定義されたルールのインポート

  1. ルールビルダで、[挿入]をクリックします。

  2. [作成-発行者-テンプレートの使用]を選択します。

    作成-発行者-テンプレートの使用
  3. ルールを編集するには、ルールビルダで[作成-発行者-テンプレートを使用]をクリックします。

  4. [テンプレートオブジェクトのDNを入力してください]を[DNを入力]フィールドから削除します。

  5. 引数の編集]アイコンをクリックして、引数ビルダを起動します。

  6. 名詞リストから[テキスト]を選択し、[追加]をクリックします。

  7. エディタで、[参照]ボタンをクリックし、テンプレートオブジェクトを参照して選択し、[OK]をクリックします。

  8. [OK]をクリックします。

6.4.3 ルールの動作

このルールは、テンプレートオブジェクトに基づいて識別ボールト内にユーザを作成する場合に使用されます。ユーザに共通の属性がある場合、テンプレートを使用することで時間を節約できます。テンプレートオブジェクトに情報を入力します。ユーザオブジェクトの作成時に、Identity Managerはテンプレートの属性値を使用してユーザオブジェクトを作成します。

ユーザオブジェクトを作成するとき、このルールは操作テンプレートDNの設定アクションを実行します。このアクションはIdentity Managerに対し、オブジェクトの作成時に参照先テンプレートを使用するよう指定します。