6.7 イベント変換-スコープフィルタリング-サブツリーの組み込み

このルールでは、特定のサブツリーの外で発生するすべてのイベントが除外されます。このルールは、ドライバ内の購読者イベント変換ポリシーまたは発行者イベント変換ポリシーに実装します。

この事前定義されたルールを使用するには、イベント変換ポリシーセット内へのポリシーの作成、および事前定義されたルールのインポートの2つの手順を実行します。このルールに追加するイベント変換ポリシーがすでにある場合は、事前定義されたルールのインポートへ進みます。

6.7.1 ポリシーの作成

  1. 管理するドライバの[Identity Managerドライバの概要]を開きます。

  2. 発行者チャネルまたは購読者チャネルのイベント変換ポリシーオブジェクトをクリックします。

  3. [挿入]をクリックします。

  4. ポリシーの名前を指定し、このポリシーをポリシービルダで実装することを確認したら、[OK]をクリックします。

    ルールビルダが起動します。

  5. セクション 6.7.2, 事前定義されたルールのインポートに進みます。

6.7.2 事前定義されたルールのインポート

  1. ルールビルダで、[挿入]をクリックします。

  2. イベント変換-スコープフィルタリング-サブツリーの組み込み]を選択します。

    イベント変換-スコープフィルタリング-サブツリーの組み込み
  3. ルールを編集するには、ルールビルダで[イベント変換-スコープフィルタリング-サブツリーの組み込み]をクリックします。

  4. [値]フィールドの[組み込むサブツリーを入力してください]を削除します。

  5. [参照]ボタンをクリックして識別ボールトを参照し、イベントを同期させるツリーの部分を選択し、[OK]をクリックします。

  6. [OK]をクリックします。

6.7.3 ルールの動作

このルールは、識別ボールトと接続システムとの間で、特定のサブツリーのみを同期させる場合に使用されます。イベントが識別ボールトの指定された以外の場所で発生した場合、そのイベントは拒否されます。同期対象のサブツリーは、IfソースDN条件をコピーして貼り付けることで追加できます。