6.12 一致-購読者(ミラーリング) - LDAP形式

このルールでは、LDAP形式のDNを使用している接続システム内で、識別ボールト内のオブジェクトに一致するものが、名前と場所に基づいて検索されます。このルールは、ドライバ内の購読者一致ポリシーに実装します。

この事前定義されたルールを使用するには、一致ポリシーセット内へのポリシーの作成、および事前定義されたルールのインポートの2つの手順を実行します。このルールに追加する一致ポリシーがすでにある場合は、事前定義されたルールのインポートへ進みます。

6.12.1 ポリシーの作成

  1. 管理するドライバの[Identity Managerドライバの概要]を開きます。

  2. 購読者チャネルの一致ポリシーオブジェクトをクリックします。

  3. [挿入]をクリックします。

  4. ポリシーの名前を指定し、このポリシーをポリシービルダで実装することを確認したら、[OK]をクリックします。

    ルールビルダが起動します。

  5. セクション 6.12.2, 事前定義されたルールのインポートに進みます。

6.12.2 事前定義されたルールのインポート

  1. ルールビルダで、[挿入]をクリックします。

  2. 一致-購読者(ミラーリング)-LDAP形式]を選択します。

    一致-購読者(ミラーリング) - LDAP形式
  3. ルールを編集するには、ルールビルダで[一致-購読者(ミラーリング)-LDAP形式]をクリックします。

  4. [値]フィールドから、[ソース階層のベースを入力してください]を削除します。

  5. 照合を開始するソース階層内のコンテナを参照し、[OK]をクリックします。

  6. [OK]をクリックします。

  7. [文字列を入力]フィールドから、[ターゲット階層のベースを入力してください]を削除します。

  8. [引数の編集]アイコンをクリックして、引数ビルダを起動します。

  9. 名詞リストから[テキスト]を選択し、[追加]をクリックします。

  10. エディタで[参照]ボタンをクリックして、ソース構造を一致させるターゲット階層内のコンテナを参照し、選択したら[OK]をクリックします。

  11. [OK]をクリックします。

6.12.3 ルールの動作

特定のソースサブツリー内にある識別ボールト内のオブジェクトで追加イベントが発生した場合、このルールでは、指定されたターゲットサブツリーに関連する接続システム内の同じオブジェクト名と場所を表すDNが作成されます。ターゲットオブジェクトが存在し、そのオブジェクトが目的のオブジェクトクラスである場合、一致したとみなされます。ソース(識別ボールト)のDNおよびターゲット(接続システム)のサブツリーを指定する必要があります。また、接続システムではLDAP形式のDNを使用しなければなりません。