3.1 管理ツールのガイドライン

図 3-2で説明されているように、Identity Managerソリューションの主な管理ツールは、DesignerとiManagerの2つです。DesignerはIdentity Managerソリューションの計画および作成中に使用し、iManagerはIdentity Managerソリューションの日常的な管理タスクに使用します。

図 3-2 Identity Manager管理ツール

このマニュアルで説明されているのは、DesignerおよびiManagerのみです。ユーザアプリケーションは、ここでは説明されていないWebベースの管理ページを使用します。ユーザアプリケーションの詳細については、『ユーザアプリケーション管理ガイド』の「ユーザアプリケーションの管理」を参照してください。

3.1.1 Designerのガイドライン

Designerはシッククライアントで、ワークステーションにインストールされます。Designerは、Identity Managerソリューションの設計、テスト、文書化、および展開に使用します。計画フェーズ全体でDesignerを使用すると、1箇所で集中的に情報をキャプチャできます。また、ソリューションの全コンポーネントを確認する際には、管理者が気付いていない可能性のある問題を認識するのにも役立ちます。

複数のスタッフが同じプロジェクトに従事していない限り、Designerの使用上、特に注意すべき事項はありません。Designerを使用すると、プロジェクトのバージョンを制御できます。詳細については、『Designer 3.0.1 for Identity Manager 3.6管理ガイド』の「バージョンコントロール」を参照してください。

3.1.2 iManagerのガイドライン

iManagerはIdentity Managerの管理ツールです。Identity Managerをインストールする場合、eDirectory™ツリーにiManagerサーバがすでにインストールされている必要があります。

常に10名を超える管理者が同時にiManagerで作業する場合は、iManagerをホストする専用サーバを用意することをお勧めします。図 3-2は、このIdentity Managerソリューション設定を示しています。管理者が1人だけの場合、メタディレクトリサーバで問題なくiManagerを実行できます。