アップグレードを行う前に、Identity Managerシステムの現在の環境設定のバックアップを作成しておくのは大切です。バックアップを作成するには、次の2種類の方法があります。
Designerのプロジェクトには、スキーマおよびすべてのドライバ構成情報が含まれています。Identity Managerソリューションのプロジェクトを作成すれば、ドライバごとに個別のエクスポートファイルを作成する代わりに、すべてのドライバを1ステップでエクスポートすることができます。
すでにDesignerプロジェクトがある場合には、以下の方法で、プロジェクト内の情報が識別ボールトの内容と同期されているかどうか確認してください。
Designerで、プロジェクトを開きます。
モデラで、[識別ボールト]アイコンを右クリックして、
の順に選択します。プロジェクトを評価し、相違点があれば一致させて、[
]をクリックします。詳細については、『Designer 4.0 for Identity Manager 4.0管理ガイド』の「展開時の比較機能の使用
」を参照してください。
ツールバーで、
を選択します。[
]をクリックして、すべてのリソースをエクスポートするように選択します。プロジェクトを保存する場所と、そのフォーマットを選択し、[
]をクリックします。プロジェクトは、現在のワークスペースを除き、任意の場所に保存できます。Designerにアップグレードする場合には、ワークスペースロケーションを新規作成する必要があります。詳細については、『Designer 4.0 for Identity Manager 4.0管理ガイド』の「プロジェクトのエクスポート
」を参照してください。
現在のIdentity ManagerソリューションのDesignerプロジェクトがない場合は、現在のソリューションのバックアップとして、プロジェクトを作成する必要があります。
Designer 4.0のインストール
Designer 4.0を使用してIdentity Manager 3.6.xプロジェクトを作成できます。詳細については、『Identity Manager 4.0 Frameworkインストールガイド』の「Designerのインストール
」を参照してください。
Designerを起動して、ワークスペースの場所を指定します。
オンラインのアップデートをチェックするかどうかを指定して、[
]をクリックします。[ようこそ]ページで、[
]をクリックします。ツールバーで、
を選択します。プロジェクトの名前を指定します。それから、プロジェクトのデフォルトの場所を使用するか、または別の場所を選択します。
[
]をクリックします。識別ボールトの接続情報を指定します。
ホスト名: 識別ボールトサーバのIPアドレスまたはDNS名を指定します。
ユーザ名: 識別ボールトに認証する際に使用するユーザのDNを指定します。
パスワード: 認証ユーザのパスワードを指定します。
[
]をクリックします。[識別ボールトのスキーマ]と[デフォルトの通知コレクション]は選択したままにします。
[デフォルトの通知コレクション]を拡張し、必要のない言語を選択解除します。
デフォルトの通知コレクションは、多くの言語に翻訳されています。すべての言語をインポートすることもできますし、使用する言語だけを選択することもできます。
[
]をクリックして、インポートするドライバセットを参照し、選択します。この識別ボールトのドライバセットごとにStep 12を繰り返し、[ ]をクリックします。
プロジェクトがインポートされたら、[
]をクリックします。識別ボールトが1つだけの場合には、これで完了です。複数の識別ボールトがある場合には、Step 16に進みます。
ツールバーの
をクリックします。ドライバのエクスポートを作成することは、現在の環境設定のバックアップを作成することです。ただし、Designerは現在のところ、役割ベースのエンタイトルメントドライバとポリシーのバックアップは作成しませんん。iManagerを使用して、役割ベースのエンタイトルメントドライバをエクスポートしてあるかどうかを確認してください。
Designerのプロジェクトで最新バージョンのドライバが使用されていることを確認します。
手順については、『Designer 4.0 for Identity Manager 4.0管理ガイド』の「識別ボールトからのライブラリ、ドライバセット、またはドライバのインポート
」を参照してください。
モデラーで、アップグレードするドライバのドライバ行を右クリックします。
[
]を選択します。環境設定ファイルを保存する場所を参照して、[
]をクリックします。[結果]ページで[
]をクリックします。