6.6 ドライバへのカスタムポリシーとルールの復元

カスタムポリシーまたはルールがある場合、新しいドライバ環境設定ファイルをオーバーレイした後にドライバに復元する必要があります。これらのポリシーに別の名前が付いている場合、ポリシーはドライバ内にそのまま保存されていますが、リンクが壊れているので、再設定する必要があります。

6.6.1 Designerを使用したドライバへのカスタムポリシーとルールの復元

次の2つの方法で、ポリシーをポリシーセットに追加できます。

ドライバを運用環境に移す前に、テスト環境で手順を実行します。

アウトラインビューを使用したカスタマイズしたポリシーの追加

  1. アウトラインビューで、アップグレードしたドライバを選択して、ポリシーセットビューを表示します。

  2. カスタマイズしたポリシーをドライバに復元する必要があるポリシーセット[ポリシーセット]アイコンアイコンを右クリックし、[新規]>[コピー元]の順に選択します。

  3. カスタマイズしたポリシーを参照して選択し、[OK]をクリックします。

  4. カスタマイズしたポリシーの名前を指定し、[OK]をクリックします。

  5. ファイルの競合を示すメッセージが表示されたら、[はい]をクリックしてプロジェクトを保存します。

  6. ポリシービルダでポリシーが開いたら、コピーしたポリシーの情報が正しいことを確認します。

  7. ドライバに復元する必要があるカスタマイズした各ポリシーに対して、Step 2Step 6を繰り返します。

  8. ドライバを起動してテストします。

    ドライバの起動の詳細については、Section 6.8, ドライバの起動を参照してください。ドライバのテストの詳細については、『Designer 4.0のポリシー』の「ポリシーシミュレータを使用したポリシーのテスト」を参照してください。

  9. ポリシーが動作することを確認したら、ドライバを運用環境に移します。

ポリシーフローの表示ビューを使用したカスタムポリシーの追加

  1. アウトラインビューで、アップグレードしたドライバを選択してから、[ポリシーフローの表示]アイコンポリシーフローの表示をクリックします。

  2. カスタマイズしたポリシーをドライバに復元する必要があるポリシーセットを右クリックして、[ポリシーの追加]>[既存の項目をコピー]の順に選択します。

  3. カスタマイズしたポリシーを参照して選択し、[OK]をクリックします。

  4. カスタマイズしたポリシーの名前を指定し、[OK]をクリックします。

  5. ファイルの競合を示すメッセージが表示されたら、[はい]をクリックしてプロジェクトを保存します。

  6. ポリシービルダでポリシーが開いたら、コピーしたポリシーの情報が正しいことを確認します。

  7. ドライバに復元する必要があるカスタマイズした各ポリシーに対して、Step 2Step 6を繰り返します。

  8. ドライバを起動してテストします。

    ドライバの起動の詳細については、Section 6.8, ドライバの起動を参照してください。ドライバのテストの詳細については、『Designer 4.0のポリシー』の「ポリシーシミュレータを使用したポリシーのテスト」を参照してください。

  9. ポリシーが動作することを確認したら、ドライバを運用環境に移します。

6.6.2 iManagerを使用したドライバへのカスタムポリシーおよびルールの復元

ドライバを運用環境に移す前に、テスト環境で手順を実行します。

  1. iManagerで、[Identity Manager]>[Identity Managerの概要]の順に選択します。

  2. ツリーでその場所を参照して選択し、ドライバセットオブジェクトを検索してから、[検索]アイコン[検索]アイコンをクリックします。

  3. アップグレードしたドライバを含むドライバセットオブジェクトをクリックします。

  4. ドライバアイコンをクリックしてから、カスタマイズしたポリシーを復元する必要があるポリシーセットを選択します。

  5. 挿入]をクリックします。

  6. 既存のポリシーを使用する]を選択し、カスタムポリシーを参照して選択します。

  7. OK]をクリックし、[閉じる]をクリックします。

  8. ドライバに復元する必要がある各カスタムポリシーに対して、Step 3Step 7を繰り返します。

  9. ドライバを起動してテストします。

    ドライバの起動については、Section 6.8, ドライバの起動を参照してください。iManagerにはポリシーシミュレータはありません。ポリシーをテストするには、ポリシーを実行するイベントを発生させます。たとえば、ユーザの作成、ユーザの変更、またはユーザの削除などです。

  10. ポリシーが動作することを確認したら、ドライバを運用環境に移します。