この節では、データベースのアンインストールSQLスクリプトを実行する場合に役立ちます。
DB2のディレクトリコンピュータは、install-dir\jdbc\sql\db2_udbl\installです。
idm、indirect、directオペレーティングシステムユーザアカウントを削除します。
インストールスクリプトで管理者アカウントの名前およびパスワードを変更していない場合は変更します。
コマンドラインプロセッサ(CLP)を使用して、uninstall.sqlスクリプトを実行します。
次に例を示します。db2 -f uninstall.sql
IMPORTANT:このスクリプトは、バージョン7より後のCommand Centerインタフェースでは実行されません。スクリプトでは、行継続文字「\」が使用されていますが、後のバージョンのCommand Centerでは、この文字は認識されません。
idm_db2.jarファイルを削除します。
Informix SQLスクリプトのディレクトリコンテキストは、install-dir\jdbc\sql\informix_ids\installです。
idmオペレーティングシステムユーザアカウントを削除します。
SQLエディタなどのクライアントを起動します。
サーバに、informixユーザ、またはDBA (データベース管理者)特権を持つ別のユーザとしてログオンします。
デフォルトでは、informixのパスワードはinformixです。
informix以外のユーザとしてインストールスクリプトを実行する場合は、実行する前にスクリプト内のinformixへの参照をすべて変更します。
デフォルトパスワードを持つinformixアカウントを使用しない場合に、インストールスクリプト内でDBAアカウントの名前とパスワードをまだ変更していなければ変更します。
インストールしているデータベースのタイプに応じて、ansi (トランザクション、ANSI互換)、log (トランザクション、ANSI非準拠)、またはno_log (非トランザクション、ANSI非準拠)サブディレクトリからuninstall.sqlを開いて実行します。
Microsoft SQL Serverスクリプトのディレクトリコンテキストは、install-dir\jdbc\sql\mssql\installです。
Query Analyzerなどのクライアントを開始します。
データベースサーバにsaユーザとしてログオンします。
デフォルトで、saユーザにパスワードはありません。
最初のインストールスクリプトuninstall.sqlを開いて実行します。
Query Analyzerの実行のホットキーは<F5>です。
MySQL SQLスクリプトのディレクトリコンテキストは、install-dir\jdbc\sql\mysql\installです。
mysqlなどのMySQLクライアントから、rootユーザ、または管理特権を持つ他のユーザとしてログオンします。
たとえば、コマンドラインから、次のコマンドを実行します。mysql -u root -p
デフォルトで、rootユーザにパスワードはありません。
アンインストールスクリプトuninstall.sqlを実行します。
次に例を示します。mysql> \. c:\uninstall.sql
このステートメントの最後にセミコロンを使用しないでください。
Oracle SQLスクリプトのディレクトリコンテキストは、install-dir\jdbc\sql\oracle\installです。
SQL PlusなどのOracleクライアントから、SYSTEMユーザとしてログオンします。
デフォルトで、SYSTEMのパスワードはMANAGERです。
パスワードがMANAGERのSYSTEM以外のユーザとしてスクリプトを実行する場合は、実行する前にスクリプト内のSYSTEMへの参照をすべて変更します。
アンインストールスクリプトuninstall.sqlを実行します。
次に例を示します。SQL> @c:\uninstall.sql
PostgreSQLスクリプトのディレクトリコンテキストは、install-dir\jdbc\sql\postgres\installです。Postgresコマンドの実行のディレクトリコンテキストは、postgres-install-dir/pgsql/binです。
psqlなどのPostgresクライアントから、ユーザpostgresとしてidmデータベースにログオンします。
たとえば、UNIXCコマンドラインから、次のコマンドを実行します。./psql -d idm postgres
デフォルトで、Postgresユーザにパスワードはありません。
psql内から、スクリプトuninstall.sqlを実行します。
次に例を示します。idm=# \i uninstall.sql
データベースidmを削除します。
たとえば、UNIXコマンドラインから、次のコマンドを実行します。./dropdb idm
idmユーザのエントリを、pg_hba.confファイルから削除するか、コメントにします。
次に例を示します。
#host idm idm 255.255.255.255 255.255.255.0
Postgresサーバを再起動して、pg_hba.confファイルに対する変更を有効にします。
Sybase SQLスクリプトのディレクトリコンテキストは、install-dir\jdbc\sql\sybase_ase\installです。
isqlなどのSybaseクライアントから、saユーザとしてログオンします。
インストールスクリプトuninstall.sqlを実行します。
たとえば、コマンドラインから次のコマンドを実行します。isql -U sa -P -i uninstall.sql
デフォルトで、saアカウントにはパスワードはありません。