2.8 prerequisitefiles.zipファイルの内容のインストール

ダウンロードした.isoイメージでprerequisitefiles.zipファイルを探し、そのファイルを圧縮解除します。この中には、表 2-2に示されている、手動でインストールする必要があるファイルが含まれています。

表 2-2 手動でのインストールが必要なファイル

ファイル名

説明

説明

nrf-extensions.sch

eDirectory™スキーマファイル

セクション 2.8.1, 役割ベースプロビジョニングモジュールバージョン3.6用のeDirectoryスキーマの拡張

nrfdriver.jar

役割サービスドライバのJAR

セクション 2.8.2, 役割サービスドライバ用のJARファイルのコピー

RoleService-IDM3_5_1-V1.xml

役割サービスドライバの設定ファイル

セクション 2.8.3, 役割サービスドライバの設定ファイルのコピー

UserApplicationn_3_6_0-IDM3_5_1-V1.xml

役割ベースプロビジョニングモジュールをサポートするユーザアプリケーションドライバの設定ファイル

セクション 2.8.4, ユーザアプリケーションドライバの設定ファイルのコピー

dirxml.lsc

ロギングアプリケーションのログスキーマファイル

セクション 2.8.5, dirxml.lscファイルのコピー

2.8.1 役割ベースプロビジョニングモジュールバージョン3.6用のeDirectoryスキーマの拡張

次の各セクションの説明に従って、役割ベースプロビジョニングモジュール用にeDirectoryスキーマを拡張します。

Windowsでスキーマを拡張する

Windowsサーバのスキーマを拡張するには、NDSCons.exeを使用します。eDirectoryに付属しているスキーマファイル(*.sch)は、デフォルトでC:\Novell\NDS ディレクトリにインストールされます。

  1. [スタート]>[設定]>[コントロールパネル]>[Novell eDirectoryサービス]の順にクリックします。

  2. install.dlmをクリックし、[開始]をクリックします。

  3. [Install Additional Schema Files (追加のスキーマファイルのインストール)]をクリックし、[次へ]をクリックします。

  4. 管理権を持つユーザとしてログインし、[OK]をクリックします。

  5. スキーマファイルのパスおよび名前(たとえば、c:\Novell\NDS\nrf-extensions.schなど)を指定します。

  6. 完了]をクリックします。

UNIX/Linuxでスキーマを拡張する

UNIX/Linuxプラットフォームで役割ベースプロビジョニングモジュール用にeDirectoryスキーマを拡張するには、次の手順を実行します。

  1. 役割ベースプロビジョニングモジュールスキーマファイルであるnrf-extensions.schを追加します。追加するには、コマンドラインから次のようにndsschコマンドを入力します。

    ndssch [-h hostname[: port]] [-t tree_name] admin-FDN schemafilename.sch

NetWareでスキーマを拡張する

NetWareサーバのスキーマを拡張するには、NWConfig.nlmを使用します。eDirectoryに付属しているスキーマファイル(*.sch)は、sys:\system\schemaディレクトリにインストールされます。

  1. サーバコンソールで、「nwconfig」と入力します。

  2. [ディレクトリオプション]>[スキーマの拡張]の順に選択します。

  3. 管理権を持つユーザとしてログインします。

  4. <F3>を押して異なるパスを指定し、sys:\system\schema (または*.schファイルのパス)およびnrf-extensions.schスキーマファイルを入力します。

  5. <Enter>を押します。

2.8.2 役割サービスドライバ用のJARファイルのコピー

メタディレクトリサーバに手動で役割サービスドライバをインストールします。インストールするには、実行可能な役割サービスJARファイルnrfdriver.jarを、圧縮解除したprerequisitefiles.zipアーカイブから、システムの正しいディレクトリにコピーします。

表 2-3 役割サービスドライバのJARファイルの場所

オペレーティングシステム

ディレクトリ

UNIX (eDirectory 8.7.x)

/usr/lib/dirxml/classes

UNIX (eDirector 8.8.x)

/opt/novell/eDirectory/lib/dirxml/classes

Windows

<drive>:\novell\nds\lib

NetWare

SYS:SYSTEM\LIB

2.8.3 役割サービスドライバの設定ファイルのコピー

役割サービスドライバの設定ファイルRoleService_IDM3_5_1-V1.xmlを、システムの正しいディレクトリに手動でインストールします。

表 2-4 役割サービスドライバの設定ファイルの場所

オペレーティングシステム

ディレクトリ

Linux (eDirectory 8.7.x)

/usr/lib/dirxml/classes

Linux (eDirectory 8.8)

/var/opt/novell/iManager/nps/DirXML.Drivers

Windows

C:\Program Files\Novell\tomcat\webapps\nps\Dirxml.Drivers

NetWare

SYS:\tomcat\4\webapps\nps\Dirxml.Drivers

2.8.4 ユーザアプリケーションドライバの設定ファイルのコピー

ユーザアプリケーションドライバの設定ファイルUserApplication_3_6_0-IDM3_5_1-V1.xmlを、システムの正しいディレクトリに手動でインストールします。

表 2-5 ユーザアプリケーションドライバの設定ファイルの場所

オペレーティングシステム

ディレクトリ

Linux (eDir 8.7.x)

/usr/lib/dirxml/classes

Linux (eDir 8.8)

/var/opt/novell/iManager/nps/DirXML.Drivers

Windows

C:\Program Files\Novell\tomcat\webapps\nps\Dirxml.Drivers

NetWare

SYS:\tomcat\4\webapps\nps\Dirxml.Drivers

2.8.5 dirxml.lscファイルのコピー

Identity Manager Yユーザアプリケーション: 管理ガイド』の「ログの設定」セクションでの説明に従って、dirxml.lscファイルをAuditサーバにコピーします。