8.5 外部パスワード管理の環境設定

パスワードを忘れた場合のリンク]環境設定パラメータを使用して、[パスワードを忘れた場合]機能を含むWARの場所を指定します。ユーザアプリケーションの外部または内部のWARを指定できます。

8.5.1 外部パスワード管理WARの指定

  1. インストール手順またはconfigupdateユーティリティを使用します。

  2. ユーザアプリケーション環境設定パラメータで、[外部パスワードWARの使用]環境設定パラメータチェックボックスをオンにします。

  3. [パスワードを忘れた場合のリンク]環境設定パラメータには、外部パスワードWARの場所を指定します。

    ホストおよびポートを含めます。たとえば、http://localhost:8080/外部パスワードWARは、ユーザアプリケーションを保護するファイアウォールの外側にできます。

  4. [パスワードを忘れた場合の返信リンク]には、外部の[パスワード管理WAR]がWebサービス、たとえばhttps://idmhost:sslport/idmを経由してユーザアプリケーションを呼び戻すのに使用する外部パスワード管理WARパスを指定します。

    返信リンクでは、SSLを使用して、ユーザアプリケーションにセキュアなWebサービス通信を確保する必要があります。セクション 8.5.4, JBossサーバ間のSSL通信の設定も参照してください。

  5. 次のいずれかの操作を行います。

    • インストーラを使用している場合は、このステップで情報を読み、ステップ 6に進みます。

    • configupdateユーティリティを使用して、インストールのルートディレクトリ内の外部パスワードWARを使用している場合は、このステップを読み、手動でWARの名前を[パスワードを忘れた場合のリンク]で指定した最初のディレクトリに名前変更します。そのあと、ステップ 6に進みます。

    インストールの終了前に、インストーラによってIDMPwdMgt.war(インストーラにバンドルされています)は指定する最初のディレクトリの名前に名前変更されます。名前変更されたIDMPwdMgt.warは外部パスワードWARになります。たとえば、http://www.idmpwdmgthost.com/ExternalPwd/jsps/pwdmgt/ForgotPassword.jsfを指定する場合は、インストーラによってIDMPwdMgt.warExternalPwd.warに名前変更されます。インストーラによって、名前変更されたWARはインストールルートディレクトリに移動されます。

  6. ExternalPwd.warを、外部パスワードWAR機能を実行するリモートJBossサーバ展開ディレクトリに、手動でコピーします。

8.5.2 内部パスワードWARの指定

  1. ユーザアプリケーションの設定パラメータで、[外部パスワードWARの使用]を選択しないでください。

  2. パスワードを忘れた場合のリンク]のデフォルトの場所を受諾するか、別のパスワードWARのURLを指定します。

  3. パスワードを忘れた場合の返信リンク]のデフォルトの値を受諾します。

8.5.3 外部パスワードのWAR環境設定のテスト

外部パスワードWARがあり、これにアクセスして[パスワードを忘れた場合]機能をテストする場合は、次の場所からアクセスできます。

  • ブラウザ内で直接アクセスします。外部パスワードWARで[パスワードを忘れた場合]ページに移動します。たとえば、http://localhost:8080/ExternalPwd/jsps/pwdmgt/ForgotPassword.jsf

  • ユーザアプリケーションのログインページで、[パスワードを忘れた場合]リンクをクリックします。

8.5.4 JBossサーバ間のSSL通信の設定

インストール中にユーザアプリケーション環境設定ファイルで[外部パスワードWARの使用]をオンにした場合は、ユーザアプリケーションWARおよびIDMPwdMgt.warファイルを展開するJBossサーバ間のSSL通信を設定する必要があります。手順については、JBossマニュアルを参照してください。