11.3 自分の作業不能条件の指定

可用性の設定]アクションを利用すれば、特定の期間に自分が処理できない要求タイプ、およびその要求の委任先を指定できます。 自分が特定のリソース要求を処理できない期間、そのリソース要求の処理を委任されたユーザは、そのリソース要求を処理できます。

自分の作業不能条件をリソース要求ごとに指定したくない場合、[可用性の設定]アクションを使って、委任に関する全体的な設定情報を指定できます。

ヒント:可用性の設定 ]アクションを使用するには、委任割り当てが1つ以上定義されている必要があります。チームマネージャ(またはプロビジョニングアプリケーション管理者)に委任割り当てを作成してもらう必要があります。

11.3.1 自分の作業不能条件ステータスの設定

  1. 可用性の設定]([マイ設定]アクションカテゴリ内)をクリックします。

    [可用性の設定]ページが開きます。作業可能条件をまだ設定していない場合は、リストには何も表示されません。

    自分に関する委任割り当てが定義されていない場合、[可用性の設定]ページにステータスを編集できない旨のメッセージが表示されます。

    作業不能条件を設定済みの場合、次のように表示されます。

    [可用性の設定]表示リスト
  2. 可用性の割り当てに関連する特定のリソースの詳細を表示するには、リソース名をクリックします。

    リソース名リンク

    ページには、委任の割り当てに関する情報を含むポップアップウィンドウが表示されます。

    委任割り当て詳細

    この情報は、可用性設定リストに同じリソース名が複数回表示される場合に特に役立ちます。

  3. ステータスを指定するため、[変更ステータス]ドロップダウンリストで次のいずれかを選択します。

    ステータス

    説明

    すべてのリクエストで有効

    これはデフォルトのステータスです。 このステータスは、すべてのリソース要求を処理できることを示します。 このステータスが有効である場合、自分に対して委任先が設定されていたとしても、自分に割り当てられたリソース要求は委任されません。

    すべてのリクエストで有効(すべての要求を処理可能)] ステータスは、他の設定情報よりも優先されます。 [すべてのリクエストで有効(すべての要求を処理可能)]ステータスから別のステータスに変更し、その後[すべてのリクエストで有効(すべての要求を処理可能)]ステータスに戻した場合、[選択的可用性(選択的に処理可能)]の選択時に設定していた情報はすべて削除されます。

    すべてのリクエストで無効

    このステータスは、システム上に現在存在するリソース要求をまったく処理できないことを示します。

    すべてのリクエストで無効(すべての要求を処理不能)]ステータスを選択した場合、既存の委任割り当てに対して自分が作業不能であることを意味し、現在のステータスが[指定したリクエストで無効(指定した要求を処理不能)] に変わります。 委任割り当ては、期限切れになるまで有効です。 この設定は、この時点以降に新たに定義された委任割り当てに対する作業不能条件には、影響しません。

    指定したリクエストで無効

    このステータスは、特定のリソース要求を処理できないことを示します。 自分が特定のリソース要求を処理できない期間、そのリソース要求の処理を委任されたユーザは、そのリソース要求を処理できます。

    指定したリクエストで無効(指定した要求を処理不能)] を選択した場合、[可用性の設定]ページが開きます。 この動作は、[新規]ボタンをクリックした場合と同じです。

11.3.2 作業不能条件の作成と編集

  1. 作業不能条件を新規に作成するには、[新規]をクリックするか、または、[指定したリクエストで無効(指定した要求を処理不能)]([変更ステータス]ドロップダウンリスト内)を選択します。

  2. 既存の作業不能条件を編集するには、修正したい作業不能条件の横にある[編集]ボタンをクリックします。

    [編集]ボタン

    ページ上の各種のコントロールを使って、作業不能条件を指定すること、および、この作業不能条件の適用先となる要求を選択することができます。

    一覧表示されるリソース要求は、委任割り当てが設定されているもののみです。

    [可用性の設定]ページ
  3. 作業不能期間を指定します。

    1. 使用不可開始日(作業不能期間開始日時)]ボックスに作業不能期間開始日時を直接入力するか、カレンダボタンをクリックして日時を選択します。

      カレンダコントロール
    2. 次のいずれかをクリックし、作業不能期間終了日時を指定します。

      ボタン

      説明

      期間

      作業不能期間を週、日、または時間で指定できます。

      終了日

      委任割り当て適用期間の終了日時を指定できます。 終了日時を直接入力するか、または、カレンダボタンをクリックして日時を選択します。

      無期限

      作業不能期間が無期限であることを意味します。

      終了日時を指定する際、作業不能期間が委任割り当てで許可されている期間以内になるようにする必要があります。 たとえば、委任割り当てが2007年10月31日に期限切れになる場合、作業不能期間の終了日時を2007年11月15日に指定することはできません。期限切れを2007年11月15日に定めた場合、送信時に自動的に2007年10月31日に期限切れになるように調整されます。

  4. 次のフィールドに値を入力し、他のユーザに電子メールによる通知を送信するかどうかを指定します。

    フィールド

    説明

    他のユーザにこれらの変更について通知します

    この可用性の割り当てを1人以上のユーザに通知するメッセージを電子メールで送信するかどうかを指定します。

    受信者

    電子メールよる通知を受け取るユーザを指定します。

    選択的: 選択した任意のユーザに電子メールによる通知を送信できます。

  5. リクエストのタイプ]ボックスのリストで、リソース要求を1つまたは複数個選択し、[追加]をクリックします。

    このページでは、作業不能時に承認しないリソース要求を選択します。 選択したリソース要求タイプを他ユーザに委任する際、そのリソース要求は承認されません。

    [リクエストのタイプ]選択ボックス

    追加したリソース要求は、[指定された期間内の減少(指定期間において拒否される要求)]リストに表示されます。

    [指定された期間内の減少(指定期間において拒否される要求)]リスト
  6. この可用性設定がすべての要求タイプに当てはまることを示すには、個別に要求タイプを選択する代わりに、[すべての要求タイプ]チェックボックスをオンにします。

    [すべての要求タイプ]チェックボックス

    すべての要求タイプ]チェックボックスは、委任割り当て用の要求タイプが[すべて]に設定されている場合にのみ、使用できます。

  7. [選択したリクエスト]ボックスからリソース要求を削除するには、[削除]をクリックします。

  8. 送信]をクリックし、修正内容を確定します。

11.3.3 自分の作業不能条件の削除

既存の作業不能条件を削除するには、次の手順を実行します。

  1. 設定の隣にある[削除]をクリックします。

    [削除]ボタン