連絡先とカード

連絡先とは、各ユーザの情報を追跡して電子メールを送信できるようアドレス帳に追加した各ユーザの情報です。Evolutionでは、個々の連絡先をカードと呼びます。


連絡先エディタ

カードを追加または変更するには、連絡先エディタを使用します。既存のカードを変更するには、そのカードをダブルクリックして連絡先エディタウィンドウを開きます。新しいカードを作成するには、ツールバーの[新規]ボタンをクリックします。すると、入力ボックスが空白になっている連絡先エディタウィンドウが開きます。


Evolution連絡先エディタ

連絡先エディタウィンドウには、3つのタブがあります。

連絡先: 基本的な連絡先情報が含まれています。

Personal (個人): カレンダのURLや予定の有無など、個人についてのより詳細な情報が含まれています。

メールの住所: 個人のメールアドレスが含まれています。

また、[動作]メニューには、カードを添付した状態で新しいメッセージを開く[この連絡先の転送]と、連絡先の電子メールアドレス宛の新しいメッセージを開く[この連絡先へメッセージの送信]があります。

連絡先エディタのツールバーでは、連絡先の保存、終了、印刷、削除を行うことができます。

カードは、電子メールメッセージまたはカレンダのアポイントから追加できます。これを行うには、電子メールを表示している状態で、電子メールのアドレスまたはメッセージを右クリックして、表示されるメニューの[Create Card for this Address (このアドレスのためのカードを作成します)]または[Create Card for this Sender (この差出人のためのカードを作成します)]をクリックします。

連絡先エディタの項目のほとんどはユーザが入力した情報を表示するだけですが、一部には追加機能があります。

氏名: ここでは連絡先の名前を指定します。名前を[氏名]フィールドに入力することもできますが、[氏名]ボタンをクリックすると、姓と名、「殿」や「閣下」などの敬称、「二世」などの接尾語を入力するための小さいダイアログボックスが表示されます。また、[氏名]フィールドは[ファイルのグループ]ボックスと連動しているので、連絡先の整理に役立ち、複数の単語から成る姓を扱うことができます。この機能を調べるため、[氏名]フィールドに名前を入力してみましょう。たとえば、「Miguel de Icaza」と入力したとします。すると、[ファイルのグループ]フィールドには「Icaza, Miguel de」と表示されます。「John Q. Doe」と入力した場合も、「Doe, John Q.」というように正しい順番になります。ただし、Miguelの姓である「de Icaza」は2つの単語から構成されているので、正しくソートするには[別名]フィールドに「de Icaza, Miguel」と入力する必要があります。

ファイルの場所: この連絡先の場所として、アドレス帳のいずれかを選択します。使用できるすべてのアドレス帳に書き込めるとは限りません(特に、ネットワーク上にあるもの)。

カテゴリ: このカードのカテゴリを選択するには、[カテゴリ]ボタンをクリックします。連絡先にカテゴリを割り当てた場合、そのカテゴリを使用して連絡先を検索できます。連絡先のカテゴリの詳細については、連絡先の整理を参照してください。

予定の有無とカレンダのURL: 連絡先のWebアドレスを入力するには、[個人の情報]タブをクリックします。連絡先がExchange以外のサーバを使用して予定の有無またはカレンダデータをオンラインで公開している場合、ここでそのサーバのアドレスを指定できます。指定すると、カレンダで予定を作成するときに、この連絡先のスケジュールをチェックできるようになります。