Evolutionでは古い電子メールと連絡先をインポートできるので、以前の情報を失う心配がありません。
Evolutionでは、次のようなタイプのファイルをインポートできます。
vCard (.vcf、.gcrd): GNOME、KDE、その他多くの連絡先管理アプリケーションで使用されるアドレス帳フォーマットです。アドレス帳アプリケーションからvCardフォーマットにエクスポートできる必要があります。
iCalendarまたはiCal (.ics): カレンダファイルを保存するためのフォーマットです。iCalendarは、Palm OS handhelds、Evolution、Microsoft Outlookで使用されます。
Microsoft Outlook Express 4 (.mbx): Microsoft Outlook Express 4で使用される電子メールファイルフォーマットです。他のバージョンのMicrosoft OutlookおよびOutlook Expressについては、ステップ 1で説明する対処法を参照してください。
LDAPデータ交換フォーマット(.LDIF): 連絡先カード用の標準データフォーマットです。
Berkley MBox (.mboxまたは拡張子なし): Mozilla、Netscape、Evolution、Eudora*、その他多くの電子メールクライアントで使用される電子メールフォーマットです。
古い電子メールをインポートするには、次の手順に従います。
[ファイル]>[インポート]の順にクリックします。
[進む]をクリックします。
[ファイル単体をインポートする]を選択して[進む]をクリックします。
インポートするファイルを選択して[進む]をクリックします。
[インポート]をクリックします。
Evolutionでは、認識できる複数のアプリケーションに対してインポートプロセスを自動化できます。
[ファイル]>[インポート]の順にクリックします。
[進む]をクリックします。
[以前のバージョンからデータとその設定をインポートする]を選択して[進む]をクリックします。
古いメールプログラムが検索され、可能な場合はデータがインポートされます。
Microsoft Outlookとバージョン4以降のOutlook Expressでは、Evolutionでは読み込みやインポートができない独自フォーマットが使用されています。有効な移行方法の1つに、Outportアプリケーションを使用する方法があります。詳細については、outport.sourceforge.netを参照してください。Mozillaなど他のWindows用メールクライアントにデータをインポートすることもできます。
Windowsで、.pstファイルをMozilla Mail (またはNetscapeやEudoraなど、標準のmboxフォーマットを使用する他のメールプログラム)にインポートします。
MozillaとNetscapeのユーザは、それぞれのメールツールで[ファイル]>[Compact (圧縮)]>[All Folders (すべてのフォルダ)]の順にクリックする必要があります。それ以外のプログラムの場合、ゴミ箱フォルダのメッセージはEvolutionによってインポートおよび復元されます。
Evolutionがインストールされているシステムまたはパーティションにファイルをコピーします。
Evolutionのインポートツールを使用してファイルをインポートします。
POPメールの場合、メッセージをダウンロードするときにフィルタが適用されます。IMAPメールの場合、Inboxを開くと新着メッセージに対してフィルタが適用されます。Exchangeサーバの場合、受信箱フォルダを選択して[動作]>[Apply Filters (フィルタを適用する)]の順にクリックするか<Ctrl>+<Y>キーを押さないと、フィルタは適用されません。フォルダ内にあるすべてのメッセージについてフィルタを強制的に適用するには、<Ctrl>+<A>キーを押してフォルダ全体を選択してから、<Ctrl>+<Y>キーを押してフィルタを適用します。