新しいサーバでインストールスクリプトを初めて実行する場合、インストールタイプとしてクイックインストールまたはカスタムインストールを選択する必要があります。このセクションでは、これらのオプションについて説明します。
NOTE: 1つ以上の製品のインストールに成功した後でもう一度インストールを行うと、タイプの選択を要求するプロンプトは表示されません。その代わりに、NNLSのコンポーネントをアンインストールするか、インストールされていないコンポーネントをインストールするかを選択するプロンプトが表示されます。
詳細については、NNLSのコンポーネントのアンインストールと初期インストール後のinstall.shの実行を参照してください。
クイックインストールでは、次のような最小限の情報の入力のみが要求されます。
クイックインストールでは、次のことが実行されます。
Figure 1に、クイックインストールを示します。
Figure 1
クイックインストールの概要
カスタムインストールでは、インストールするNNLSを完全にカスタマイズできます。次のような具体的な情報を入力することが要求されます。
NOTE: NNLSのほとんどの製品コンポーネントには、NNLSと共にインストールされるApacheサーバやeDirectoryなどの他のサポートコンポーネントとの間に相互依存関係があります。
インストールスクリプトにより、すべての必要な相互依存関係が選択した設定に必ず含まれるようにします。
Figure 2に、カスタムインストールを示します。
Figure 2
カスタムインストールの概要
クイックインストールを選択して4つの必須の質問に答えると、インストールの概要が表示され、変更を行うかどうか質問されます。
この時点で、任意のコンポーネントの設定を変更できます。このようにするとカスタムインストールのプロセスが簡略化され、管理者にとって便利な場合もあります。
ただし、NNLSのインストールはそれぞれ異なるため、クイックインストールとカスタムインストールのどちらを選択すべきかについて明確なガイドラインを定めることはできません。一般的には、クイックインストールのデフォルトからの変更が少ないインストールを行う場合(すべてのサービスで管理者/コンテキスト/パスワードが同じ、標準的なポートを使用するなど)は、クイックインストールを行った後で変更が必要なパラメータに変更を加えることにより、効率的に作業を行うことができます。