iFolderの使用

NOTE:  このセクションの手順を実行するには、Novell iFolderに記載された手順をすべて完了している必要があります。


iFolderクライアントを使用したユーザアカウントへのアクセス

iFolderデータストア内のユーザデータを暗号化するというNovell iFolder® の重要な機能を有効にするには、このセクションの手順を実行する必要があります。

データ暗号化は、ユーザがiFolderクライアントまたはNovell NetDrive経由で自分のアカウントに初めてアクセスしたときに、自動的に設定されます。

逆に、NetStorageまたはVirtual Office経由で初めてファイルにアクセスした場合は、パスフレーズを設定するように求めるプロンプトが表示されず、データストア内のデータは暗号化されません。

  1. Windowsワークステーションのブラウザで、次のURLを入力してiFolderサーバにアクセスします。

    http://IP_or_DNS/iFolder

    IP_or_DNSは、NNLSサーバのIPアドレスまたはDNS名です。

  2. 左側の画面で、[ダウンロード]リンクをクリックします。

  3. [ダウンロード]ダイアログボックスで、[開く]をクリックします。

  4. [次へ]>[次へ]の順にクリックします。

  5. 使用許諾書を読み、ライセンスウィンドウを閉じます。

  6. 使用許諾契約に同意するには、[はい]をクリックします。

  7. (オプション)プログラムファイルのダウンロード先として別の場所を指定します。

  8. [次へ >]>[完了]の順にクリックします。

  9. (オプション) iFolderのReadmeファイルを読み、Readmeのウィンドウを閉じます。

  10. [完了]をクリックして、コンピュータを再起動します。

  11. コンピュータが再起動したら、iFolderの使用方法に関する情報を読みます。

  12. [続行]をクリックします。

  13. そのワークステーションを使用するiFolderユーザのユーザ名とパスワードを使用して、iFolderにログインします。

  14. ワークステーションでiFolderのデフォルトの場所をそのまま使用するか、[参照]ボタンを使用して別の場所を指定します。

  15. [OK]をクリックします。

  16. [ファイルを暗号化する]オプションをオンのままにして、[OK]をクリックします。

  17. 表示されるフィールドにパスフレーズ、確認用のパスフレーズ、およびヒント(オプション)をそれぞれ入力し、[OK]をクリックします。

  18. [OK]をクリックして、パスフレーズの回復を有効にします。

次のセクション「ファイル同期の観察」に進んでください。


ファイル同期の観察

iFolderの仕組みは、ファイル同期プロセスの進行状況を観察するとよく理解できます。

  1. デスクトップのiFolderショートカットを開きます。

  2. システムトレイのiFolderアイコンをダブルクリックして、[状態の表示]をクリックします。

  3. デスクトップにテスト用ファイルを1つか2つ作成します。

  4. 作成したファイルをiFolder Homeフォルダにドラッグします。

  5. [状態の表示]ウィンドウで、ファイルがiFolderサーバにコピーされるプロセスを確認します。

  6. ファイルを削除するか、デスクトップにドラッグして戻し、その操作がサーバとどのように同期されるかを観察します。

iFolder Homeフォルダに1つか2つのファイルを残し、次のセクション「NetDrive」に進んでください。


NetDrive

Novell NetDriveを使用すると、ネットワークドライブをiFolderディレクトリにマップできます。

  1. WindowsワークステーションにNovell Nterprise Linux Services Companion CDを挿入します。

  2. CDのルートのNetDriveフォルダにあるNetDrive.exeインストールプログラムを実行します。

    より詳しい情報が必要な場合は、『Novell NetDrive 4.1 User Guide』を参照してください。

  3. NetDriveがインストールされたら、NetDriveショートカットをデスクトップにドラッグし、そのショートカットをダブルクリックしてNetDriveを起動します。

  4. [New Site (新しいサイト)]をクリックします。

  5. 最初のフィールドに、Windowsエクスプローラでドライブのマッピングに使用する名前を入力します。

    たとえば、「MyiFolder」のように入力してください。

  6. 2番目のフィールドに、NNLSサーバのIPアドレスまたはDNS名を入力します。

  7. [完了]をクリックします。

  8. [Server Type (サーバタイプ)]ドロップダウンリストで、[iFolder]を選択します。

  9. [Drive (ドライブ)]ドロップダウンリストから、使用されていないドライブ文字を選択します。

  10. [Connect at Login/Startup (ログイン/起動時に接続する)]オプションを選択します。

  11. [Anonymous/Public Logon (匿名/パブリックログオン)]オプションをオフにします。

  12. 該当するフィールドにiFolderユーザ名、パスワード、およびパスフレーズをそれぞれ入力します。

  13. [接続]をクリックします。

    開いたウィンドウに、前のセクション「ファイル同期の観察」で使用したサンプルファイルが表示されます。

  14. デスクトップ上にNetDriveウィンドウ、iFolderデスクトップショートカットのHomeフォルダ、および[状態の表示]ウィンドウがすべて見えるように配置します。

  15. NetDriveウィンドウで、1つのファイルの名前を変更します。

    [状態の表示]ウィンドウに変更対象ファイルの名前が表示され、動作状態がデスクトップショートカットのHomeフォルダに同期されるのを確認します。

通常、NetDriveとiFolderクライアントは一緒には使用しないため、このセクションのシナリオは実際のiFolder操作を反映するものではありません。

ただし、この演習では、サーバ上のファイルに加えられた変更がiFolderクライアント経由でローカルファイルに同期されます。