NOTE: このセクションの手順を実行するには、Novell iFolderに記載された手順をすべて完了している必要があります。
iFolderデータストア内のユーザデータを暗号化するというNovell iFolder® の重要な機能を有効にするには、このセクションの手順を実行する必要があります。
データ暗号化は、ユーザがiFolderクライアントまたはNovell NetDrive経由で自分のアカウントに初めてアクセスしたときに、自動的に設定されます。
逆に、NetStorageまたはVirtual Office経由で初めてファイルにアクセスした場合は、パスフレーズを設定するように求めるプロンプトが表示されず、データストア内のデータは暗号化されません。
Windowsワークステーションのブラウザで、次のURLを入力してiFolderサーバにアクセスします。
http://IP_or_DNS/iFolder
IP_or_DNSは、NNLSサーバのIPアドレスまたはDNS名です。
左側の画面で、[ダウンロード]リンクをクリックします。
[ダウンロード]ダイアログボックスで、[開く]をクリックします。
[次へ]>[次へ]の順にクリックします。
使用許諾書を読み、ライセンスウィンドウを閉じます。
使用許諾契約に同意するには、[はい]をクリックします。
(オプション)プログラムファイルのダウンロード先として別の場所を指定します。
[次へ >]>[完了]の順にクリックします。
(オプション) iFolderのReadmeファイルを読み、Readmeのウィンドウを閉じます。
[完了]をクリックして、コンピュータを再起動します。
コンピュータが再起動したら、iFolderの使用方法に関する情報を読みます。
[続行]をクリックします。
そのワークステーションを使用するiFolderユーザのユーザ名とパスワードを使用して、iFolderにログインします。
ワークステーションでiFolderのデフォルトの場所をそのまま使用するか、[参照]ボタンを使用して別の場所を指定します。
[OK]をクリックします。
[ファイルを暗号化する]オプションをオンのままにして、[OK]をクリックします。
表示されるフィールドにパスフレーズ、確認用のパスフレーズ、およびヒント(オプション)をそれぞれ入力し、[OK]をクリックします。
[OK]をクリックして、パスフレーズの回復を有効にします。
次のセクション「ファイル同期の観察」に進んでください。
iFolderの仕組みは、ファイル同期プロセスの進行状況を観察するとよく理解できます。
デスクトップのiFolderショートカットを開きます。
システムトレイのiFolderアイコンをダブルクリックして、[状態の表示]をクリックします。
デスクトップにテスト用ファイルを1つか2つ作成します。
作成したファイルをiFolder Homeフォルダにドラッグします。
[状態の表示]ウィンドウで、ファイルがiFolderサーバにコピーされるプロセスを確認します。
ファイルを削除するか、デスクトップにドラッグして戻し、その操作がサーバとどのように同期されるかを観察します。
iFolder Homeフォルダに1つか2つのファイルを残し、次のセクション「NetDrive」に進んでください。
Novell NetDriveを使用すると、ネットワークドライブをiFolderディレクトリにマップできます。
WindowsワークステーションにNovell Nterprise Linux Services Companion CDを挿入します。
CDのルートのNetDriveフォルダにあるNetDrive.exeインストールプログラムを実行します。
より詳しい情報が必要な場合は、『Novell NetDrive 4.1 User Guide』を参照してください。
NetDriveがインストールされたら、NetDriveショートカットをデスクトップにドラッグし、そのショートカットをダブルクリックしてNetDriveを起動します。
[New Site (新しいサイト)]をクリックします。
最初のフィールドに、Windowsエクスプローラでドライブのマッピングに使用する名前を入力します。
たとえば、「MyiFolder」のように入力してください。
2番目のフィールドに、NNLSサーバのIPアドレスまたはDNS名を入力します。
[完了]をクリックします。
[Server Type (サーバタイプ)]ドロップダウンリストで、[iFolder]を選択します。
[Drive (ドライブ)]ドロップダウンリストから、使用されていないドライブ文字を選択します。
[Connect at Login/Startup (ログイン/起動時に接続する)]オプションを選択します。
[Anonymous/Public Logon (匿名/パブリックログオン)]オプションをオフにします。
該当するフィールドにiFolderユーザ名、パスワード、およびパスフレーズをそれぞれ入力します。
[接続]をクリックします。
開いたウィンドウに、前のセクション「ファイル同期の観察」で使用したサンプルファイルが表示されます。
デスクトップ上にNetDriveウィンドウ、iFolderデスクトップショートカットのHomeフォルダ、および[状態の表示]ウィンドウがすべて見えるように配置します。
NetDriveウィンドウで、1つのファイルの名前を変更します。
[状態の表示]ウィンドウに変更対象ファイルの名前が表示され、動作状態がデスクトップショートカットのHomeフォルダに同期されるのを確認します。
通常、NetDriveとiFolderクライアントは一緒には使用しないため、このセクションのシナリオは実際のiFolder操作を反映するものではありません。
ただし、この演習では、サーバ上のファイルに加えられた変更がiFolderクライアント経由でローカルファイルに同期されます。