4.4 Xenアプライアンスのインストール

  1. Xen仮想アプライアンスのインストールファイルをダウンロードして/var/lib/xen/imagesにコピーします。

    Xen仮想アプライアンスの正しいファイル名には、xenが含まれます(例: Sentinel_Log_Manager_1.1.0.0_64_Xen.x86_64-0.777.0.xen.tar.gz)。

  2. 次のコマンドを指定して、ファイルをアンパックします。

    tar -xvzf <install_file> 
    

    <install_file>は、実際のインストールファイル名に置き換えます。

  3. 新しいインストールディレクトリに移動します。このディレクトリには、次のファイルがあります。

    • <file_name>.rawイメージファイル

    • <file_name>.xenconfigファイル

  4. テキストエディタを使用して<file_name>.xenconfigファイルを開きます。

  5. このファイルを次のように変更します。

    disk設定の.rawファイルのフルパスを指定します。

    ネットワーク環境設定のブリッジ設定を指定します(例: "bridge=br0" または "bridge=xenbr0")。

    nameおよびmemoryの設定値を指定します。

    例:

    # -*- mode: python; -*- 
    name="Sentinel_Log_Manager_1.1.0.0_64" 
    memory=4096 
    disk=[ "tap:aio:/var/lib/xen/images/Sentinel_Log_Manager_1.1.0.0_64_Xen-0.777.0/Sentinel_Log_Manager_1.1.0.0_64_Xen.x86_64-0.777.0.raw,xvda,w" ] 
    vif=[ "bridge=br0" ]
    
  6. <filename>.xenconfigファイルを修正したら、次のコマンドを指定してVMを作成します。

    xm create <file_name>.xenconfig

  7. (オプション)VMが作成されたかどうかを確認するには、次のコマンドを指定します。

    xm list

    リストにVMが表示されます。

    たとえば、.xenconfigファイルにname=”Sentinel_Log_Manager_1.1.0.0_64”と環境設定されている場合、VMはその名前で表示されます。

  8. インストールを実行するには、次のコマンドを指定します。

    xm console <vm name>

    <vm_name>は、.xenconfigファイルでの名前設定で指定された名前に置き換えます。これは、手順7で返された名前でもあります。例:

    xm console Sentinel_Log_Manager_1.1.0.0_64

  9. 使用する言語を選択して、[次へ]をクリックします。

  10. キーボードのレイアウトを選択して、[次へ]をクリックします。

  11. Novell SUSE Enterprise Serverソフトウェア使用許諾契約書の条項を確認して同意します。

  12. Novell Sentinel Log Managerエンドユーザ使用許諾契約書の条項を確認して同意します。

  13. [ホスト名]および[ドメイン名]画面で、ホスト名とドメイン名を指定します。[ホスト名を/etc/hostsに書き込む]オプションが選択されていることを確認します。

  14. 次へ]を選択します。ホスト名の環境設定が保存されます。

  15. 次のいずれかの操作を行います。

    • 現在のネットワーク接続設定を使用するには、[ネットワーク環境設定II]画面で[次の環境設定を使用する]を選択します。

    • ネットワーク接続設定を変更するには、[変更]を選択します。

  16. 日付と時刻を設定して、[次へ]をクリックし、[終了]をクリックします。

    メモ:インストール後にNTP環境設定を変更するには、アプライアンスのコマンドラインからYaSTを使用します。WebYastを使用して日付と時刻を変更することはできますが、NTPの環境設定を変更することはできません。

    インストール直後に時刻が同期されていない場合は、次のコマンドを実行してNTPを再起動します。

    rcntp restart
    
  17. Novell SUSE Enterprise Server のrootのパスワードを設定して、[次へ]をクリックします。

  18. Sentinel Log Managerのadminとdbauserのパスワードを設定して、[次へ]をクリックします。

    インストールが続行されて完了します。コンソールに表示されたアプライアンスのIPアドレスをメモします。

  19. セクション 4.6, アプライアンスのインストール後の設定に従って手順を進めます。