3.3 カスタムインストール

カスタムインストールという方法を選択する場合は、ライセンスキーを使用して製品をインストールできるほか、認証オプションを選択することでもできます。Sentinel Log Managerでは、データベース認証に加えて、LDAP認証を使用するように設定することもできます。Sentinel Log ManagerでLDAP認証を使用するように環境設定をすると、ユーザはLDAPディレクトリ資格情報を使用してサーバにログインできるようになります。

インストール時に、Sentinel Log ManagerでLDAP認証を使用するように環境設定をしなかった場合でも、必要に応じて後で認証の環境設定を行うことができます。インストール後のLDAP認証の設定については、『Sentinel Log Manager 1.1 Administration Guide(Sentinel Log Manager 1.1管理ガイド)』の「LDAP Authenticationg」を参照してください。

  1. Novellダウンロードサイトからインストールファイルをダウンロードしてコピーします。

  2. Sentinel Log Managerをインストールするサーバにrootとしてログインします。

  3. 次のコマンドを指定して、tarファイルからインストールファイルを抽出します。

    tar xfz <install_filename>
    

    <install_filename>は、実際のインストールファイル名に置き換えます。

  4. 次のコマンドを指定して、install-slmスクリプトを実行し、Sentinel Log Managerをインストールします。

    ./install-slm 
    
  5. 指定の言語でインストールを進めるには、言語の横に示された番号を選択します。

    エンドユーザの使用許諾契約が、選択した言語で表示されます。

  6. エンドユーザの使用許諾契約を読み、「yes」または「y」と入力して契約に同意し、インストールを続行します。

    すべてのRPMパッケージのインストールが開始されます。このインストールが完了するまで数秒かかることがあります。

    インストール時に、novellグループおよびnovellユーザが存在しなければ、それらが作成されます。

  7. オプションの指定を求められた場合は、指定してカスタムインストールを続行します。

  8. ライセンスキーオプションを指定するよう求められたら、「2」を入力して購入した製品のライセンスキーを指定します。

  9. ライセンスキーを指定して、<Enter>を押します。

    ライセンスキーの詳細については、『Sentinel Log Manager 1.1 Administration Guide(Sentinel Log Manager 1.1管理ガイド)』の「Managing License Keys」を参照してください。

  10. 管理者ユーザのパスワードを指定します。

  11. 確認のため、管理者ユーザのパスワードをもう一度入力します。

  12. データベース管理者(dbauser)のパスワードを指定します。

  13. 確認のため、データベース管理者(dbauser)のパスワードをもう一度入力します。

  14. 次のサービスに対して、指定された範囲内の任意の有効なポート番号を設定できます。

    • Webサーバ

    • Javaメッセージサービス

    • クライアントプロキシサービス

    • データベースサービス

    • エージェント内部ゲートウェイ

    デフォルトポートを使用する場合は、オプション「6」を入力してカスタムインストールを続行します。

  15. 外部LDAPディレクトリを通じてユーザを認証するオプションを指定します。

  16. LDAPサーバのIPアドレスまたはホスト名を指定します。

    デフォルト値はlocalhostです。ただし、LDAPサーバはSentinel Log Managerサーバと同じマシンにはインストールしないでください。

  17. 次のいずれかのLDAP接続のタイプを選択します。

    • SSL/TSL LDAP接続: ブラウザとサーバと間で認証のためのセキュアな接続を確立します。「1」と入力してこのオプションを指定します。

    • 暗号化されていないLDAP接続: 暗号化されていない接続を確立します。「2」と入力してこのオプションを指定します。

  18. LDAPサーバのポート番号を指定します。デフォルトのSSLポートは636、デフォルトの非SSLポートは389です。

  19. (条件付き)SSL/TSL LDAP接続を選択した場合は、LDAPサーバ証明書が既知のCAで署名されるかどうかを指定します。

  20. (条件付き)「 n」を指定した場合は、LDAPサーバ証明書のファイル名を指定します。

  21. LDAPディレクトリで匿名検索を実行するかどうかを指定します。

    • LDAPディレクトリで匿名検索を実行します。 Sentinel Log Managerサーバは、指定されたユーザ名に基づいてLDAPディレクトリで匿名検索を実行して、対応するLDAPユーザの識別名(DN)を取得します。「1」と入力してこの方法を指定します。

    • LDAPディレクトリで匿名検索を実行しないでください。 「2」と入力してこのオプションを指定します。

  22. (条件付き)匿名検索を選択した場合は、検索属性を指定してステップ 25に進みます。

  23. (条件付き)ステップ 21で匿名検索を選択しなかった場合は、Microsoft Active Directoryを使用するかどうかを指定します。

    Active Directoryでは、userPrincipalName属性(userName@domainNameという形式)をオプションで使用して、ユーザDNを入力することなく、LDAPユーザオブジェクトを検索する前にユーザを認証することができます。

  24. (条件付き)上で説明したActive Directoryを使用する方法を選んだ場合は、ドメイン名を指定します。

  25. ベースDNを指定します。

  26. オプションの指定に間違いがなければ、「y」を押します。それ以外の場合は、「n」を押して環境設定を変更します。

  27. Sentinel Log Managerサーバにログインするには、インストールの出力で指定されたURLを使用します。このURLは、https://10.0.0.1:8443/novelllogmanagerのような形式です。

    サーバへのログインの詳細については、セクション 5.0, Webインタフェースにログインします。を参照してください。