6.1 Rapid Deploymentのインストールのテスト

ここでは、Sentinel Rapid Deploymentシステムのテスト手順と予想される結果について説明します。同じイベントは表示されない場合がありますが、次のような結果が表示されるはずです。

基本レベルで、これらのテストでは次のことを確認できます。

これらのテストが失敗した場合は、インストールログおよびその他のログファイルを確認し、必要に応じて、Novellテクニカルサポートにご連絡ください。

インストールをテストするには:

  1. Sentinel Rapid DeployemntのWebインタフェースにログインします。

    詳細については、『Sentinel Rapid Deployment User Guide』のAccessing the Novell Sentinel Web Interfaceを参照してください。

  2. [検索]ページを選択し、任意の内部イベントを検索します。1つ以上のイベントが返されます。

    たとえば、重大度の範囲3~5に含まれる内部イベントを検索するには、[Include System Events]を選択し、[Search]フィールドに「sev:[3 TO 5]」と入力します。

    検索に関する詳細については、『Sentinel Rapid Deployment User Guide』のRunning an Event Searchを参照してください。

    SP2では、デフォルトでは検索機能が有効になっていません。ただし、この機能を有効にするには、『Sentinel Rapid Deployment User Guide』のEnabling the Search Option in Web User Interfaceを参照してください。

  3. [レポート]ページを選択し、パラメータを指定してレポートを実行します。

    たとえば、[Run]ボタンをクリックし、必要なパラメータを指定して[Run]クリックします。

    詳細については、『Sentinel Rapid Deployment User Guide』のRunning Reportsを参照してください。

  4. [アプリケーション]ページで、[Sentinel Control Centerの起動]をクリックします。

  5. インストール中に指定したSentinel管理者ユーザを使用してシステムにログインします(デフォルトではadmin)。

    Sentinelコントロールセンターが開き、パブリックフィルタのInternal_EventsHigh_Severityによってフィルタされたイベントを含む[アクティブビュー]タブが表示されます。

  6. イベントソースの管理]メニューに移動し、[ライブビュー]を選択します。

  7. グラフィカルビューで、5 epsイベントソースを右クリックし、[開始]を選択します。

  8. [イベントソースの管理]の[ライブビュー]ウィンドウを閉じます。

  9. アクティブビュー]タブをクリックします。

    「PUBLIC: High_Severity, Severity」というタイトルのアクティブウィンドウが表示されます。コレクタが開始してこのウィンドウにデータが表示されるまでにしばらく時間がかかる場合があります。

  10. ツールバーにある[Event Query]ボタンをクリックします。[履歴イベントクエリ]ウィンドウが表示されます。

  11. [履歴イベントクエリ]ウィンドウで、[フィルタ]の下矢印をクリックしてフィルタを選択します。[Public: All]フィルタを選択します。

  12. コレクタがアクティブだった時刻を含む期間を選択します。[From]および[To]ドロップダウンリストを使用して日付範囲を選択します。

  13. バッチサイズを選択します。

  14. 拡大鏡アイコンをクリックしてクエリを実行します。

  15. [履歴イベントクエリ]ウィンドウで、<Ctrl>キーまたは<Shift>キーを押しながら複数のイベントを選択します。

  16. ウィンドウ内で右クリックし[Create Incident]を選択して[New Incident]ウィンドウを表示します。

  17. インシデントに「TestIncident1」と名前を付け、[作成]をクリックします。成功の通知が表示されたら、[保存]をクリックします。

  18. インシデントビューマネージャで作成したインシデントを表示するには、[インシデント]タブをクリックします。

  19. インシデントをダブルクリックしてイベントを表示します。

  20. [インシデント]ウィンドウを閉じます。

  21. 分析]タブをクリックします。

  22. 分析]メニューまたはナビゲータから[Offline Queries]をクリックします。

  23. [Offline Query]ウィンドウで、[Add]をクリックします。

  24. 名前を指定し、フィルタを選択し、期間を選択して[OK]をクリックします。

  25. [Active Browser]ウィンドウにイベントのリストと関連する詳細を表示するには、[Browse]をクリックします。

    コレクタ、ターゲットIP、重大度、ターゲットサービスポート、およびリソースなどの詳細を表示することができます。

  26. Correlation]タブを選択します。相関ルールマネージャが表示されます。

  27. [追加]をクリックします。相関ルールウィザードが表示されます。

  28. シンプル]をクリックします。[Simple Rule]ウィンドウが表示されます。

  29. ドロップダウンメニューを使用して、「重大度=4」という条件を設定し、[次へ]をクリックします。[Update Criteria]ウィンドウが表示されます。

  30. Do not perform actions every time this rule fires]を選択し、ドロップダウンメニューを使用して時間範囲を1分に設定し、[次へ]をクリックします。[General Description]ウィンドウが表示されます。

  31. ルールに「TestRule1」と名前を付け、説明を入力し、[次へ]をクリックします。

  32. いいえ。別のルールは作成しません。]を選択し、[次へ]をクリックします。

  33. 作成したルールに関連付けるアクションを作成します。

    1. 次のいずれかを実行します。

      • [Tools]>[Action Manager]>[Add]を選択します。

      • [Deploy Rule]ウィンドウで[Add Action]をクリックします。詳細については、ステップ 34からステップ 35を参照してください。

      [Configure Action]ウィンドウが表示されます。

    2. [Configure Action]ウィンドウで、次の内容を指定します。

      • CorrelatedEventアクションなどのアクション名を指定します。

      • Action]ドロップダウンリストから[Configure Correlated Event]を選択します。

      • Event Options]を設定します。

      • Severity]を5に設定します。

      • EventName]に「CorrelatedEvent」などを指定します。

      • 必要に応じてメッセージを指定します。

      アクションの作成に関する詳細については、『Sentinel Rapid Deployment User Guide』のCreating Actionsを参照してください。

    3. Save]をクリックします。

  34. [相関ルールマネージャ]ウィンドウを開きます。

  35. ルールを選択し、[Deploy Rules]リンクをクリックします。[Deploy Rule]ウィンドウが表示されます。

  36. [Deploy Rule]ウィンドウで、ルールを展開するエンジンを選択します。

  37. ステップ 33で作成したアクションを選んでルールに関連付け、[OK]をクリックします。

  38. 相関エンジンマネージャ]を選択します。

    相関エンジンの下に、ルールが展開され有効になっていることが表示されます。

  39. 認証の失敗などの重大度4のイベントをトリガし、展開された相関ルールを発動します。

    たとえば、SentinelControl Centerのログインウィンドウを開き、誤ったユーザの資格情報を入力してイベントを生成します。

  40. Active Views]タブをクリックし、相関イベントが生成されるかどうかを確認します。

  41. Sentinelコントロールセンターを閉じます。

  42. [アプリケーション]ページで、[Sentinelデータマネージャの起動]をクリックします。

  43. インストール中に指定したデータベース管理者ユーザを使用してSentinelデータマネージャにログインします(デフォルトではdbauser)。

  44. 各タブをクリックして、アクセスできることを確認します。

  45. Sentinelデータマネージャを閉じます。

以上の手順をすべてエラーなしで実行したら、Sentinelシステムのインストールの基本的な確認が完了しました。