2.5 推奨される制限

このセクションに記載されている制限は、Novellまたはお客様側で実施されたパフォーマンステストに基づいた推奨値を表すものです。これらはハード制限ではありません。推奨値は概算です。極めて動的なシステムでは、バッファを組み込んで、システムに成長の余地を与えることをお勧めします。

2.5.1 コレクタマネージャの制限

特に指定がない限り、コレクタマネージャの制限では、SLES11上で動作し、それぞれが2.2 GHz4つのCPUコアと4 GBのRAMを想定しています。

表 2-4 コレクタマネージャのパフォーマンスに関する数値

属性

制限容量

コメント

コレクタマネージャの最大数

20

この制限は、各コレクタマネージャが低いEPS(100未満のEPS)で実行していることが前提です。1秒当たりのイベント数が増加すると、この制限は下がります。

単一のコレクタマネージャ上の(十分に活用されている)最大コネクタ数

CPUコアごとに1つ、オペレーティングシステムおよび他の処理用に少なくとも1つのCPUコアが予約されている

十分に活用されているコネクタとは、そのタイプのコネクタで可能な限り最高のEPSで実行しているコネクタのことです。

単一のコレクタマネージャ上の(完全活用されている)最大コレクタ数

CPUコアごとに1つ、オペレーティングシステムおよび他の処理用に少なくとも1つのCPUコアが予約されている

十分に活用されているコレクタとは、そのタイプのコレクタで可能な限り最高のEPSで実行しているコレクタのことです。

単一のコレクタマネージャ上のデバイスの最大数

2000

Sentinel Rapid Deploymentサーバにおける制限も2000なので、単一のコレクタマネージャ上に2000個のデバイスが存在する場合、そのコレクタマネージャ単独でSentinelシステム全体のデバイスの制限に達することになります。

Sentinel Rapid Deploymentサーバ上のデバイスの最大数

2000

Sentinel Rapid Deploymentサーバ上のデバイスの最大数gは2000です。

2.5.2 レポートの制限

表 2-5 レポートのパフォーマンスに関する数値

属性

制限容量

コメント

保存されているレポートの最大数

200

この制限は、レポートのサイズや、サーバ上で利用可能な、システムの他の部分によって使用されていないディスク領域のサイズ応じて増減します。

同時に実行するレポートの最大数

3

この制限は、サーバがデータ収集や他のタスクを実行中で、すでに活用の程度が高くないことが前提です。