Sentinel Rapid Deploymentをインストールする前に、次の前提条件を満たしていることを確認してください。これらの前提条件(認定プラットフォームのリストを含む)の詳細については、セクション 2.0, システム要件を参照してください。
重要:フルインストーラを使用するSentinel Rapid Deploymentのインストールは、常にクリーンなシステムで実行する必要があります。いずれかのマシンに以前インストールしたSentinel ClassicやSentinelログマネージャなど、Sentinelの他のバージョンをご使用の場合は、最初にそれらをアンインストールする必要があります。Sentinelの以前のバージョンをアンインストールする方法については、該当するインストールガイドを参照してください。
Senitnel Classicをアンインストールするには、『Sentinel Installation Guide』のUninstalling Sentinel
を参照してください。
Sentinel Log Managerのアンインストールについては、『Sentinel Log Manager 1.1 Installation Guide』のUninstalling Sentinel Log Manager
の章を参照してください。
それぞれのサーバマシンが、最小システム要件を満たしていることを確認します。システム要件の詳細については、セクション 2.0, システム要件を参照してください。
オペレーティングシステムの環境設定では、hostname -fコマンドが有効なホスト名を返すように設定してください。
Sentinelシステムから電子メール通知を送信できるようにする場合は、SMTPサーバをインストールして設定します。
それぞれのクライアントマシンが、最小システム要件を満たしていることを確認します。これらの前提条件の詳細については、セクション 2.0, システム要件を参照してください。
インストーラを実行するディレクトリは、ASCII文字のみを含む名前で作成してください(特殊文字は使用できません)。
Linuxを実行しているマシンにリモートコレクタマネージャまたはクライアントアプリケーションをインストールする場合は、管理者ユーザについて、フォルダレベルの制限が/tmpフォルダに対して設定されていないことを確認します。
コレクタマネージャをインストールするには通常のユーザ権限では十分ではないため、Windows上ではコレクタマネージャ用のドメインユーザにパワーユーザの権限を与えるようにしてください。
コレクタマネージャを64ビットマシンにインストールする場合は、32ビットライブラリが使用可能であることを確認します。32ビットライブラリは、専有のコレクタ言語で記述されているコレクタ(2008年6月以前に作成されたほとんどのコレクタを含む)を実行する場合や、LEAコネクタなどの特定のコネクタを実行する場合に必要です。JavaScriptベースのコレクタとSentinelの残りの部分は64ビットに対応しています。これらのライブラリがデフォルトで用意されていない可能性があるLinuxプラットフォームでは、これらが使用できることを確認することは特に重要です。
アドバイザをインストールする場合、Sentinelのエクスプロイト検出およびアドバイザデータ購読を購入する必要があります。データ購読を購入した後、Novell eLoginを使用してアドバイザのデータをダウンロードし、更新します。詳細については、『Sentinel Rapid Deployment User Guide』のAdvisor Usage and Maintenance
を参照してください。
Sentinel Rapid Deploymentサーバは、次の方法でインストールできます。
Sentinel Rapid Deploymentのインストーラスクリプトは、インストール中に次のオプションを提示します。
-all: このオプションを使用するには、rootユーザでなければなりません。このオプションは、ユーザ(デフォルト: novell)、ユーザグループ(デフォルト: novell)を作成した後に、Sentinel Rapid Deploymentサーバをインストールします。また、システム起動時にSentinel Rapid Deploymentのサービスを自動的に実行します。
-install: このオプションは、Sentinel Rapid Deploymentサーバのみインストールします。
-createuser: このオプションを使用するには、rootユーザでなければなりません。このオプションは、ユーザ(デフォルト: novell)、およびユーザグループ(デフォルト: novell)のみ作成します。
-createservice: このオプションを使用するには、rootユーザでなければなりません。このオプションは、Sentinel Rapid Deploymentのサービスがシステムの起動時に自動的に実行されるようにするだけです。
-help: このオプションは、インストールスクリプトのオプションの使用方法に関するヘルプを表示します。
rootユーザとしてログインします。
インストールを実行しているユーザは、インストーラファイルがダウンロードされる一時ディレクトリへの書き込みアクセス権を持っている必要があります。
Novell download siteからsentinel6_rd_linux_x86-64.tar.gzインストーラを一時ディレクトリにダウンロードします。
インストーラの抽出:
tar zxvf sentinel6_rd_linux_x86-64.tar.gz
インストーラを抽出したディレクトリに移動します。
cd sentinel6_rd_linux_x86-64
install.shスクリプトを-allオプションを指定して実行します。
./install.sh -all
インストールスクリプトは、使用可能なメモリとディスク領域を最初にチェックします。使用可能なメモリが1ギガバイトよりも少ない場合、スクリプトは自動的にインストールを終了します。利用可能なメモリが1ギガバイト以上4GB未満の場合、推奨よりもメモリの容量が少ないというメッセージがスクリプトによって表示されます。さらに、スクリプトによってインストールを続行するかどうかも尋ねられます。インストールを続行する場合は「y」と入力し、続行しない場合は「n」と入力します。
ユーザ名を指定するか、<Enter>キーを押してデフォルトのユーザ名を選択します。デフォルトのユーザ名は、Novellです。
指定したユーザ名がすでに存在する場合、ユーザが存在することを伝えるメッセージが表示され、ユーザのグループが一覧表示されます。ステップ 8に従って手順を進めます。
指定したユーザ名が存在しない場合、インストーラはそのユーザ名を作成します。ステップ 7に従って手順を進めます。
グループ名を指定するか、<Enter>キーを押してデフォルトのグループ名を選択します。デフォルトのグループ名は、Novellです。
指定したグループ名がすでに存在する場合、インストーラはインストールを続行します。指定したグループ名が存在しない場合、インストーラはグループを作成し、指定したユーザ名が指定したグループの下に作成されたことを伝えるメッセージが表示されます。
指定したユーザおよびグループがSentinel Rapidのインストールおよび実行中のプロセスの所有者になります。
インストールパスを指定するか、<Enter>キーを押してデフォルトのパスを選択します。デフォルトのパスは/opt/novellです。
指定するインストールパスにはスペースを含めないでください。スペースが含まれていると、インストールスクリプトによってスペースを含まないインストールパスを入力するように求められます。
次の言語のうちいずれかを、対応する番号を入力して選択します。
シリアル番号 |
言語 |
---|---|
1 |
チェコ語 |
2 |
英語 |
3 |
フランス語 |
4 |
ドイツ語 |
5 |
イタリア語 |
6 |
日本語 |
7 |
オランダ語 |
8 |
ポーランド語 |
9 |
ポルトガル語 |
10 |
簡体字中国語 |
11 |
スペイン語 |
12 |
繁体字中国語 |
エンドユーザの使用許諾契約が、選択した言語で表示されます。
エンドユーザの使用許諾契約を読み、各条項に同意してインストールを続行する場合は「1」と入力します。インストールを終了する場合は、「2」を入力します。
インストーラがファイルの解凍を開始し、ライセンスを入力するように求められます。
90日間の評価ライセンスキーを使用するには「1」を、有効なライセンスキーを使用するには「2」を入力します。
「2」と入力した場合、Sentinel RDの有効なライセンスキーを入力するように求められます。指定したライセンスキーが無効な場合、有効なライセンスキーを指定するように再度求められます。2回目の試行で指定したライセンスキーが無効の場合は、90日間の評価ライセンスキーが自動的にインストールされます。後から有効なライセンスを入力できます。
その後、スクリプトが評価ライセンスまたは有効なライセンスをロードします。
dbauserユーザのパスワードを入力し、確認のために再度入力します。
dbauserの資格情報を使用して、PostgreSQLデータベースにテーブルとパーティションが作成されます。
adminユーザのパスワードを入力し、確認のために再度入力します。
PostgreSQLデータベースでは、円記号(\)やアポストロフィ(')文字を許可しないので、adminユーザおよびdbauserユーザ用のパスワードを入力するように求められても、それらの文字をパスワードには使用しないでください。
インストールスクリプトは、PostgreSQLデータベースをインストールし、テーブルおよびパーティションを作成し、Sentinel Rapid Deploymentサーバをインストールします。
インストールが完了すると、以下を実行できます。
https://<SERVER_IP>:8443/sentinelに移動して、Sentinel Rapid DeploymentのWebインタフェースを起動します。<SERVER_IP>とは、Sentinel Rapid DeploymentがインストールされているマシンのIPアドレスです。
ステップ 6で作成したユーザで<install_directory>/bin/control_center.shを実行し、Sentinelコントロールセンターを起動します。
組織のポリシーによって、rootとしてフルインストールプロセスを実行することが禁止されている場合は、インストールを2段階で実行することができます。インストール手順の最初の段階は、root特権で実行する必要があり、次の段階はSentinel管理者ユーザ(最初の段階で作成されるユーザ)として実行されます。
Sentinel Rapid Deploymentをインストールするサーバにログインします。
インストールを実行しているユーザは、インストーラファイルがダウンロードされる一時ディレクトリへの書き込みアクセス権を持っている必要があります。
Novell download siteからsentinel6_rd_linux_x86-64.tar.gzインストーラを一時ディレクトリにダウンロードします。
インストーラの抽出:
tar zxvf sentinel6_rd_linux_x86-64.tar.gz
rootユーザとしてログインします。
インストーラを抽出したディレクトリに移動します。
cd sentinel6_rd_linux_x86-64
install.shスクリプトを-createuserオプションを指定して実行します。
./install.sh -createuser
ユーザ名を指定するか、<Enter>キーを押してデフォルトのユーザ名を選択します。デフォルトのユーザ名は、Novellです。
指定したユーザ名がすでに存在する場合、ユーザが存在することを伝えるメッセージが表示され、ユーザのグループが一覧表示されます。ステップ 9に従って手順を進めます。
指定したユーザ名が存在しない場合、インストーラはそのユーザ名を作成します。ステップ 8に従って手順を進めます。
グループ名を指定するか、<Enter>キーを押してデフォルトのグループ名を選択します。デフォルトのグループ名は、Novellです。
指定したグループ名がすでに存在する場合、インストーラはインストールを続行します。指定したグループ名が存在しない場合、インストーラはグループを作成し、指定したユーザ名が指定したグループの下に作成されたことを伝えるメッセージが表示されます。
指定したユーザおよびグループがSentinel Rapidのインストールおよび実行中のプロセスの所有者になります。
インストールパスを指定するか、<Enter>キーを押してデフォルトのパスを選択します。デフォルトのパスは/opt/novellです。
指定するインストールパスにはスペースを含めないでください。スペースが含まれていると、インストールスクリプトによってスペースを含まないインストールパスを入力するように求められます。
ルート以外のユーザでログインします。例:
su - novell
インストールスクリプトを-installオプションを指定して実行します。
./install.sh -install
インストールスクリプトは、使用可能なメモリとディスク領域を最初にチェックします。使用可能なメモリが1ギガバイトよりも少ない場合、スクリプトは自動的にインストールを終了します。利用可能なメモリが1ギガバイト以上4GB未満の場合、推奨よりもメモリの容量が少ないというメッセージがスクリプトによって表示されます。さらに、スクリプトによってインストールを続行するかどうかも尋ねられます。インストールを続行する場合は「y」と入力し、続行しない場合は「n」と入力します。
インストールパスを指定するか、<Enter>キーを押してデフォルトのパスを選択します。デフォルトのパスは/opt/novellです。
指定するインストールパスにはスペースを含めないでください。スペースが含まれていると、インストールスクリプトによってスペースを含まないインストールパスを入力するように求められます。
次の言語のうちいずれかを、対応する番号を入力して選択します。
シリアル番号 |
言語 |
---|---|
1 |
チェコ語 |
2 |
英語 |
3 |
フランス語 |
4 |
ドイツ語 |
5 |
イタリア語 |
6 |
日本語 |
7 |
オランダ語 |
8 |
ポーランド語 |
9 |
ポルトガル語 |
10 |
簡体字中国語 |
11 |
スペイン語 |
12 |
繁体字中国語 |
エンドユーザの使用許諾契約が、選択した言語で表示されます。
エンドユーザの使用許諾契約を読み、各条項に同意してインストールを続行する場合は「1」と入力します。インストールを終了する場合は、「2」を入力します。
インストーラがファイルの解凍を開始し、ライセンスを入力するように求められます。
90日間の評価ライセンスキーを使用するには「1」を、有効なライセンスキーを使用するには「2」を入力します。
「2」と入力した場合、Sentinel RDの有効なライセンスキーを入力するように求められます。指定したライセンスキーが無効な場合、有効なライセンスキーを指定するように再度求められます。2回目の試行で指定したライセンスキーが無効の場合は、90日間の評価ライセンスキーが自動的にインストールされます。後から有効なライセンスを入力できます。
その後、スクリプトが評価ライセンスまたは有効なライセンスをロードします。
dbauserユーザのパスワードを入力し、確認のために再度入力します。
dbauserの資格情報を使用して、PostgreSQLデータベースにテーブルとパーティションが作成されます。
adminユーザのパスワードを入力し、確認のために再度入力します。
PostgreSQLデータベースでは、円記号(\)やアポストロフィ(')文字を許可しないので、adminユーザおよびdbauserユーザ用のパスワードを入力するように求められても、それらの文字をパスワードには使用しないでください。
(オプション)インストールが完了したら、システムの起動時にSentinel Rapid Deploymentサービスを自動的に実行したい場合は、rootユーザでinstall.shスクリプトを-createserviceオプションを指定して実行します。
./install.sh -createservice
インストールが完了すると、以下を実行できます。
https://<SERVER_IP>:8443/sentinelに移動して、Sentinel Rapid DeploymentのWebインタフェースを起動します。<SERVER_IP>とは、Sentinel Rapid DeploymentがインストールされているマシンのIPアドレスです。
前述のステップ 7で作成したユーザで<install_directory>/bin/control_center.shを実行し、Sentinelコントロールセンターを起動します。