crm_failcount - 各リソースの失敗を記録するカウンタを管理します。
crm_failcount [-?|-V] -D -u|-U node -r resource
crm_failcount [-?|-V] -G -u|-U node -r resource
crm_failcount [-?|-V] -v string -u|-U node -r resource
Heartbeatはリソースが現在のノードで失敗した場合に、別なノードへのリソースのフェールオーバーを計算して強制的に行うための高度な手段です。リソースにはresource-stickiness属性があり、特定のノードでの実行にどの程度こだわっているのかを決定します。また別なノードへのリソースのフェールオーバーを決定するしきい値を決定するmigration-threshold属性もあります。
failcount属性がリソースに追加され、リソース監視が失敗した場合に増分されます。failcountの値にmigration-thresholdを乗算したものが、このリソースのフェールオーバースコアになります。この値がこのリソースに設定されている初期設定値を超えると、リソースが別なノードに移動され、failure countがリセットされるまで元のノードでは実行されなくなります。
crm_failcountコマンドは、特定のノードのリソースごとの失敗数のクエリを行います。このツールはfailcountのリセットにも使用でき、リソースが頻繁に失敗していたノードで再度実行できるようにします。
ヘルプメッセージを印刷します。
デバッグ情報を有効にします。
NOTE: 追加のインスタンスを提供すると、詳細になります。
-Gを使用して属性クエリを行う場合、値だけをstdoutに印刷します。このオプションは-Gと一緒に使用します。
初期設定を設定するのではなく、取得します。
削除する属性を指定します。
上級ユーザ専用です。id属性を識別します。
使用する値を指定します。このオプションは-Gと一緒に使用すると無視されます。
変更するノードのunameを指定します。
操作するリソースの名前を指定します。
crm_failcount -D -U node1 -r my_rsc
crm_failcount -G -U node1 -r my_rsc
/var/lib/heartbeat/crm/cib.xml—ディスク上のCIB(ステータスセクションを除く)。このファイルを直接編集しないでください。
crm_attribute (8)、cibadmin (8)、およびLinuxの高可用性に関するFAQのWebサイトを参照してください。
crm_failcountはAndrew Beekhofによって作成されました。