クラスタ内の複数のノードで特定のリソースを同時に実行することができます。このためには、リソースをクローンとして設定する必要があります。クローンとして設定するリソースの1例として、STONITHや、OCFS2などのクラスタファイルシステムが挙げられます。リソースのリソースエージェントがサポートしていれば、任意のリソースをクローン化することができます。クローンリソースは、ホスティングされているノードによって異なる設定をすることもできます。
リソースクローンには次の3つのタイプがあります。
最も簡単なクローンタイプです。実行場所にかかわらず、同じ動作をします。このため、マシンごとにアクティブな匿名クローンのインスタンスは1つだけ存在できます。
このリソースは独自のエントリです。1つのノードで実行しているクローンのインスタンスは、別なノードの別なインスタンスとは異なり、同じノードの2つのインスタンスが同一になることもありません。
このリソースのアクティブインスタンスは、アクティブとパッシブという2つの状態に分けられます。プライマリとセカンダリ、またはマスタとスレーブと呼ばれることもあります。ステートフルなクローンが、匿名またはグローバルに固有の場合もあります。
Section 4.1, Linux HA Management Clientで説明したように、Linux HA Management Clientを起動してクラスタにログインします。
左側のペインで
を選択し、 の順にクリックします。クローンに固有のIDを入力します。
の下で、 を設定します。
クローンに設定するオプションを起動し、
をクリックします。次のステップでは、プリミティブリソースの追加またはリソースグループの追加で説明している方法のように作成します。
または をクローンのサブリソースとして追加することができます。クローン設定ダイアログ内のすべてのパラメータが希望どおりに設定されたら、
をクリックして、クローンの設定を完了します。