12.5 OCFS2ボリュームのマウント

  1. ターミナルウィンドウを開いて、rootまたは同等のユーザとしてログインします。

  2. クラスタがオンラインであることをcrm_monで確認します。

  3. 次のいずれかの方法を使って、ボリュームをマウントします。

    WARNING: 手動でマウントされたOCFS2デバイス

    ocfs2ファイルシステムをテスト目的で手動でマウントした場合、OpenAISでそのシステムを使用する前に、ファイルシステムをアンマウントする必要があります。

    • ocfs2consoleで、[Available Devices]リストからデバイスを選択してMountをクリックします。次に、ディレクトリのマウントポイントと、必要に応じてマウントオプションを指定し、OKをクリックします。

    • コマンドラインから、mountコマンドを使ってボリュームをマウントします。

    • クラスタマネージャを使用してファイルシステムをマウントします。このタスクには、ocfリソースのFilesystemを使用できます。詳細については、クラスタマネージャによるファイルシステムのマウントを参照してください。

    マウントが正常に完了すると、ocfs2consoleのデバイスリストに、そのマウントポイントとデバイスが表示されます。

    オプション

    説明

    datavolume
    

    Oracleプロセスが、o_directフラグでファイルを開きます。

    nointr
    

    割り込みなし。I/Oが信号により割り込まれないようにします。

ファイルシステムリソースを構成するには、次の手順に従います。

クラスタマネージャによるファイルシステムのマウント

  1. crmシェルを起動して、新しいスクラッチ構成を作成します。

    crm
    cib new filesystem
            
  2. Pacemakerを構成して、ファイルシステムをクラスタ内の各ノードにマウントします。

    configure
    primitive fs ocf:heartbeat:Filesystem \
       params device="/dev/sdb1" directory="/mnt/shared" fstype="ocfs2" \
       op monitor interval=120s
    clone fs-clone fs meta interleave="true" ordered="true"
            
  3. Pacemakerがo2cbリソースが既に実行されているノード上でo2cbクローンリソースのみを起動することを確認してください。

    colocation fs-with-o2cb INFINITY: fs-clone o2cb-clone
    order start-fs-after-o2cb mandatory: o2cb-clone fs-clone
    end
            
  4. 構成をクラスタにアップロードして、シェルを終了します。

    cib commit filesystem
    quit