3.0 デスクトップのカスタマイズ

自分の個人的な好みや必要に応じて、KDEデスクトップの見かけや動作を変更できます。

3.1 個別のデスクトップ要素の変更

次に、個別のデスクトップ要素の変更方法の例を示します。

デスクトップへのプログラムアイコンの追加

アプリケーションへのリンクを作成してデスクトップに配置するには、次の手順に従います。

  1. メインメニューボタンをクリックします。

  2. 目的のプログラムを参照します。

  3. メニューエントリを左クリックしてからデスクトップにドラッグし、マウスボタンを放します。

  4. 表示されるコンテキストメニューから［Link Here］を選択し、希望の位置にアイコンを配置します。

デスクトップからアイコンを削除するには、プログラムアイコンを右クリックして、［ごみ箱へ移動］を選択します。

KDEパネルのカスタマイズ

アイコンの追加、削除、移動、またはパネルの全体的な外観を変更して、KDEパネルをカスタマイズできます。

  1. パネルにアイコンを追加、または削除するには、パネルの空のパッチを右クリックします。コンテキストメニューが表示されます。

  2. アプリケーションを追加するには［アプリケーションをパネルに追加］をクリックし、サブメニューのカテゴリの1つから目的のアプリケーションを選択します。

  3. アプレット(ミニプログラム)を追加するには、［アプレットをパネルに追加］をクリックし、表示されたダイアログボックスから目的のアプレットを選択します。［パネルに追加］をクリックして、アプレットをパネルに挿入します。

  4. アイコンをパネルから削除するには、［パネルから削除］ > ［アプリケーション］または［パネルから削除］ > ［アプレット］の順に選択し、削除するアイコンを選択します。

  5. 全体的な外観、またはパネルの動作を変更するには、コンテキストメニューから［Configure Panel］を選択します。設定ダイアログが表示され、さらに設定を調整できます。

デスクトップの背景の変更

バックグラウンドのの色を変更したり、バックグラウンドのとして使用する写真を選択したりできます。KDEでは仮想デスクトップを使用できるため(セクション 4.0, 仮想デスクトップの使用参照)、変更を仮想デスクトップの1つ、またはすべてに適用できます。

  1. デスクトップで何もない場所を右クリックして、［Configure Desktop］を選択します。設定ダイアログが表示されます。

  2. ［Settings for Desktop］で、変更を適用する仮想デスクトップを選択します。

  3. バックグラウンドに別々の写真を使用する場合は、［Picture］をクリックして、リストから写真を選択します。カスタムの写真を使用するには、リストの下にあるフォルダボタンをクリックし、ファイルシステムから画像ファイルを選択します。

  4. スライドショーモードで複数の画像を表示するには、［Slide Show］をクリックします。

  5. バックグラウンドに写真を使用しない場合は、［No Picture］をクリックします。

  6. ［Options］グループから、［Colors］下の左側のボタンをクリックして、バックグラウンドの色を選択します。マルチカラーのバックグラウンドを使用するには、［Colors］を［Single Colors］以外のオプションに設定し、右下のボタンをクリックして、2番目の色を選択します。

  7. ［Apply］、［OK］の順にクリックして、設定ダイアログを閉じます。

3.2 KDEコントロールセンターの使用

KDEでは個別のデスクトップ要素の変更以外に、高度なデスクトップのカスタマイズができます。KDEコントロールセンターのさまざまな設定を使用して、デスクトップの全体的な外観と動作を調整できます。たとえば、フォント、キーボード、マウスの設定、地域および言語の設定、インターネットやネットワークの使用に関するパラメータを変更できます。

メインメニューから［個人設定］を選択してコントロールセンターを起動するか、Alt+F2キーを押してkcontrolを入力します。

サイドバーによって、各設定のサブセットで別のカテゴリを設定できます。カテゴリアイコンをクリックしてさまざまな可能性を探索してください。

すべてのカテゴリの概要については、ツリービューに切り替えます。［表示］ > ［モード］ > ［ツリービュー］を選択して、ビューを変更します。

項目をクリックすると、対応する設定が右に表示されます。必要に応じて、設定を変更します。［適用］をクリックすると、変更が有効になります。［デフォルト］をクリックして、ページにある項目すべてをデフォルト値にリセットします。コントロールセンターで実行するタスクの中には、システム管理者(root)の承認が必要なものがあります。