19.0 デジタル画像コレクションの管理

Linuxでのデジタル写真の管理は簡単です。KDEのdigiKamを利用すれば、カメラから直接画像をダウンロードすることができます。また、画像を整理したり、他人に見せるために編集することもできます。このアプリケーションには、画像をさまざまな形式に変換できる複数のプラグインが含まれています。画像改善プラグインには、赤目補正、汚れ除去、ホットピクセル除去などの機能も含まれています。また、さまざまなフィルタ/効果用プラグインにより、デジタル画像から簡単に芸術作品を作成することができます。

メインメニューからdigiKamを起動するか、Alt+F2キーを押してdigikamと入力します。digiKamを起動すると、ウィンドウが表示されます。このウィンドウの左側には、アルバムの一覧が、右側には現在選択されているアルバムの画像が表示されます。参照先 図 19-1. ウィンドウの右端には、[Tag Filter](タグフィルタ)が用意されています。これを利用すれば、タグ情報を使ってメインビューに表示する画像をフィルタリングすることができます。digiKamでのタグの使用方法については、セクション 19.5, タグの管理を参照してください。

図 19-1 digiKamのメインウィンドウ