12.4 KDEでの印刷ジョブの開始

通常、KDEではKPrinterを使って印刷ジョブを開始します。このアプリケーションは、KDEアプリケーションから印刷するときに、毎回自動的に起動されます。KPrinterダイアログで、プリンタの選択および印刷ジョブの[プロパティ](ページの向き、シートあたりのページ数、両面印刷など)の編集を行います。

ヒント: アプリケーションを開かずにプリンタにファイルを送信する

KPrinterを手動で起動する場合は、Alt+F2キーを押して、kprinterと入力します。この方法は、アプリケーションを起動しないでファイルを印刷する場合に役立ちます。KPrinterダイアログに[ファイル]タブが表示されます。このタブから、印刷するファイルを指定できます。デスクトップからファイルをドラッグしてリストにドロップするか、またはファイルダイアログを使用してファイルを検索します。

印刷部数や各種オプションを指定するには、左下の[拡大]をクリックします。ウィンドウに、[コピーする枚数][詳細オプション]、および[Additional Tags]の3つのタブが表示されます。詳細については、図 12-2を参照してください。

図 12-2 KPrinterで印刷ジョブを開始する

[コピーする枚数]タブでは、ページ選択(選択したドキュメントすべてのページ、現在のページ、または指定範囲)と印刷部数を指定します。また、選択したドキュメントの偶数または奇数のページだけを印刷することもできます。[エキスパート設定]を選択して、印刷ジョブの追加情報を指定します。必要に応じて[Billing information (課金情報)]を入力するか、またはページの上部と下部のカスタムページラベルを設定します。[Job Priority (ジョブ優先度)]を、ここで設定することもできます。最後のタブの[Additional Tags]は、ほとんど必要ありません。印刷ジョブを送信したら、KJobViewerを使用してジョブの進行状況を監視できます。