25.2 YaSTによるファイルシステムのインポート

適切な権限があれば、NFSディレクトリをNFSサーバから自分のファイルツリーにマウントできます。これには、YaSTの[NFSクライアント]モジュールを使用します。[追加]をクリックし、NFSサーバのホスト名、インポートするディレクトリ、およびディレクトリをローカルにマウントするマウントポイントを入力します。最初のダイアログで[完了]をクリックすると、変更が反映されます。

[NFS Settings]タブで、[ファイアウォールでポートを開く]をクリックし、ファイアウォールを開き、リモートコンピュータからのサービスアクセスを許可します。チェックボックスの下には、ファイアウォールのステータスが表示されます。NFSv4を使用する場合は、チェックボックス[NFSv4を有効にする]がオンで、[NFSv4 Domain Name]にNFSv4サーバが使用する値と同じ値が入力されていることを確認してください。デフォルトドメインは、localdomainです。

[完了]をクリックして、変更を保存します。詳細については、YaSTによるNFSクライアント設定を参照してください。

設定は/etc/fstabに書かれ、指定されたファイルシステムがマウントされます。後でYaST設定クライアントを起動した時に、このファイルから既存の設定が取得されます。

図 25-1 YaSTによるNFSクライアント設定